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#64🎬️『エール!』で”私の選択”の背景も探った|その個性はギフトか、重荷か|La famille Belier

2022年に『コーダ あいのうた』としてリメイクされたこの作品。
4人家族で唯一聞こえるポーラは、一家の「通訳」でもある。歌の才能を見いだされた彼女は何を選び、歩みを進めるのか。
という物語。

正直、母のキャラクターがちょっと濃すぎて、前半は観ていて少し辛かった。
でもその濃さが、ポーラの葛藤や選択、家族の関係性を際立たせていたと思う。

劇中、音がなくなった世界を追体験するようなシーンがある。
私は恐怖に近い不安にかられ、心拍数も上がり、
周囲から空気を読み取ろうとしてみるが、わかるような分からないような。
不安は全然消えなかった。


たくさんの問いが私に投げかけられた。
私自身ならどうするだろうか。どう答えるだろうか。

どちらも大切で選べない時、何を基準に選べばいいのか。

自分の行動は「やりたいから」なのか「当たり前だから」なのか、「義務だから」なのか。

父は「聞こえないのはただの個性」という。
なら、「聞こえること」も、「歌の才能」も個性。
自分の個性を自信につなげるのか、重荷だととるのか。

自分ではどうしても掴めない感覚の、第三者の評価を信じて大切な人の背中を押せるのか。

自分を信じて一歩を踏み出せるのか。


全て環境や出会い、時期によって何度も揺れ動く。
いっぱい考えたけれど、わからない。
決まった答えはないのだろう。

最後のポーラの歌は、伝えたい気持ちが、伝えたい人にダイレクトに、確かに伝わっていた。


それぞれの『自立』と『信頼』そして『愛』の物語だった。


⬇️日本語手話とクルド語と、その通訳と



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