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【管理職編④】「相談されない上司には理由がある」

反面教師から学んだ、信頼される管理職の20の流儀(第4回)

「相談されない上司には理由がある」


はじめに


「最近、誰も相談してこないな」


そう感じたことはありませんか。

かつての私も、そうでした。

正確に言えば、相談できなかった部下側の立場でその気持ちを痛いほど知っているのです。

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第1章:様子を伺う毎日だった若手時代


私が若手だったころ、直属の上司は常に忙しく、機嫌の浮き沈みも激しい人でした。

デスクに近づくたびに「今、話しかけてもいいのか」と様子を伺う。

勇気を出して相談しても、「そんなこと自分で考えろ」と一蹴される。

それを繰り返すうちに、「もう自分でなんとかしよう」と、上司には頼らなくなりました。

でも本音では、頼りたかった。

ただ、「相談したら迷惑かもしれない」「叱られるかもしれない」と思って言えなかった。

そんな小さな我慢が積み重なっていくうちに、上司との間に見えない壁ができていました。

今思えば、このような上司こそ私の貴重な「反面教師」でした。

そして同時に、上司としての自分の姿を映す鏡でもあったのです。



第2章:反面教師とは相談を「時間のロス」と考える上司


その上司にとって、相談は生産性を下げる邪魔者でした。

「そんなこと聞く暇があったら、まず動け」

「結論を出してから報告に来い」

確かに正論ではあります。

でも、結果として私たちは口を閉ざし、表面的な報告しかしなくなった。

一見スムーズに回っているようで、実は現場の判断がバラバラ。

問題が起きても、誰もすぐには報告しない。

まさに「静かな崩壊」でした。

その光景を見て、私は心に誓いました。

「自分が上司になったら、メンバーの仕事を止めない」と。



第3章:反面教師から学んだ「止めない」マネジメント


私が最初に意識したのは「止めない」こと。

メールも書類も承認も、私の手元にある間は仕事が止まります。

また、相談にも本人の意思や行動を遮らないように心がけました。

私はなるべく即答せず、こう聞き返すようにしました。

「で、あなたはどう思う?」

「どうしたいと感じてる?」

最初は戸惑うメンバーもいましたが、次第に変化が起きました。

みんなが「自分の考えを持って話す」ようになったのです。

相談が「依存」ではなく「共有」になる。

そして、考える力と自信が育つ。

反面教師から学んだのは、

「相談される上司」は、答える人ではなく、考えるきっかけを与える人だということでした。



第4章:相談されない上司に共通する「無意識の壁」


ところが、管理職になって数年。

気づけば私も、かつての上司と同じように「相談が減った」と感じる時期がありました。

理由を考えてみると、思い当たる節がありました。

忙しいときに話しかけられ、つい顔を上げずに「あとで」と返していた。

会議中に意見が出ても、「いや、それは違う」と即座に否定していた。

無意識のうちに、「話しかけづらい雰囲気」をつくっていたのです。

忙しさを言い訳に、信頼を削っていた。

そのことに気づいてからは、意識してこう心がけました。

• 手を止めて顔を上げる
• 話を最後まで聴く
• 感情で反応しない
• どんな話でも「ありがとう」と返す

それだけで、明らかに相談の数が変わりました。

相談の数は、信頼の数。

「話しかけても大丈夫」という空気をつくることが、上司の最大の仕事だと実感しました。



第5章:信頼は「話を止めない・仕事の流れを止めない・相談しようとする行動を止めない」ところから始まる


メンバーが話をしようとする、その瞬間。

上司の「うん」「なるほど」「続けて」が、どれほど安心感を与えるか。

一方で、上司の「忙しい」「後にして」「それ違う」が、どれほど流れを止めてしまうか。

信頼は、会議室ではなく、その瞬間の反応で生まれます。

だから私は、こう決めています。

話を止めない。

仕事の流れを止めない。

そして、相談しようとする行動を止めない。


メンバーが何かを言おうとしているとき、それは考えている証拠です。

たとえ方向が少し違っていても、話の腰を折らずに最後まで聞く。

その「流れを止めない姿勢」こそが、メンバーの主体性を守る。

そして、相談を受けたときに「まず動いてみよう」と背中を押す。

それが、仕事の流れを止めない上司のあり方です。



まとめ:止めない勇気が、チームを動かす


反面教師の上司は、よくメンバーの話を途中で切り、声をかけづらい雰囲気で相談しようとする行動すら止めていました。

でも私は違います。

上司の役割は「止めること」ではなく、「流れを整えること」。

話の流れを止めない。

仕事の流れを止めない。

そして、相談しようとする行動を止めない。

その連続が、チームに「安心して挑戦できる空気」をつくります。

話を止めない上司は、信頼を生む。

仕事の流れを止めない上司は、成果を生む。

相談しようとする行動を止めない上司は、人を育てる。



この3つを意識・実践できる人こそ、本当の意味で信頼される管理職だと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次号以降もよろしくお願いいたします。



改めて、投稿しているシリーズを紹介させていただきます。

💡「反面教師から学んだ」マネジメントシリーズ

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山口松之助|人と組織を元気にする営業コンサル・組織人事コンサル|人事×営業×AI+愛=成長戦略 今後の励みになります!よろしければ応援よろしくお願いします!今後も頑張ります!

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