2020年10月 東北縦断1800km②
前回
10/17 青森県八戸市~青森県大間町

AM5:00起き。陸奥湊駅近くの人気店「みなと食堂」へ。土曜日ということもあり、行列を恐れて開店と同時に突撃したが全く待ちなし。店主曰く、「朝からこの空き具合は奇跡のよう」とのこと


ヒラメ漬け丼とせんべい汁のセットをいただいた。このヒラメ漬け丼は優勝。タレが絶妙にかかっており、なんの足し味もせず完食。是非訪問されたい。

これまた再訪を誓った


陸奥湊駅付近は魚屋が立ち並んでいた。日もそれほど登らないうちから活気に満ち溢れており、朝市では溌剌とした青森弁が飛び交っていた

市営小売市場へ立ち寄り。売り場のおばちゃん方が家から持ってきたタッパーでご飯を食べながら接客していたのが印象的だった

市場内にも食堂。ここでも食事をしてみたいが、前述のみなと食堂が近くにあるので何とも悩ましいところ

八戸港の館花岸壁にて海を眺め、北へ出発。

ひたすら下北半島の東側をレーシング。北上するにつれ人々の営みが徐々に薄くなっていく実感がリアルだった。尻屋崎の駐車場には遠い地域のナンバーのライダーが何人も居た

「遠くまで来たもんだ」と、この水平線と吹き付ける風が感じさせてくれた

寒立馬との邂逅。周年放牧されており、逞しい躯体が立派だった。人にも慣れている様子

西へ進み、霊場恐山へ。天台宗の慈覚大師が開山したと言われる

六大地蔵


此処の異質さは是非己の目で感じるべき。死後の世界のようと例えられる理由が分かる

隣の宇曽利山湖は強い酸性のあまりウグイのみしか棲息していないらしい

賽の河原を見下ろす


恐山境内には湯屋が有り、入山料を払えば好きに入ることができる。言うまでもなく入湯

強酸性の湯にさっと沈んだ

大畑からR279を西に進み、風間浦村の「下風呂温泉 新湯」へ。大湯と新湯があるが、友人の薦めで新湯へ

浴室で話した地元の男から、建物の老朽化に伴う維持費の関係等で大湯と共に閉店すること、大湯の方が硫黄が濃くて目に入るとしみること、自分は昔からこの湯で育ってきたことなどを聞いた。自分と話している時は訛りをおさえてくれていたが、地元客同士のネイティブ青森弁は9割聞き取れなかった

感想ノートに温泉ファンが多くのメッセージをしたためていた。現在は大湯と新湯を統合した「海峡の湯」という施設が新しく出来ているので、再訪を目論んでいる。

遂に辿り着いた本州最北端。この地に立っている事実を足先からひしひしと実感した

突き抜けるような青空。旅先の天候ばかりは運任せだが、行かなければ見られないよな

マグロのモニュメント

大間崎レストハウス。営業はしていなかったが、付近は観光バスで訪れた客でごった返していた

海岸から見えるのは弁天島灯台。

この日は大間崎テントサイトにてキャンプ。そしてなんと尻屋崎で会った愛知県春日井市のライダーと再会。驚きを分かち合った

美しい落日の大間崎

日が落ちると灯のつくポールが何本もあって、サイトは夜も明るかった


この日の夕餉は大畑のスーパーで食材を適当に見繕って作った超ざつなきりたんぽ鍋。抜かりなく比内地鶏スープ仕立てで味も大当たり。きりたんぽも実質飯なので主食として十分だった

夕餉後は石鳥谷で購入した旅酒を飲みながら星空を眺めた。

対岸の北海道の明かりがはっきりと確認できる


気温は13℃。それほど気温は下がらなかったが念のため防寒仕様。21時前に就寝体制が整い、3日目終了
10/18 青森県大間町~青森県大鰐町

大間崎の朝焼け。ここで自分と同年代くらいの男に話しかけられたが、なんと郡山から車中泊で東北一周しているとのこと。本当に旅の偶然の出会いは不思議千万。この日は酸ヶ湯に行くとのことだったので、駐車場のアドバイスをした


本州最北の温泉「おおま温泉海峡保養センター」にて朝風呂。熱めの湯でバキーッと目が覚める

大間崎に戻り、テントサイト横の「あけみちゃん号」にて朝餉。ちょうど食事を終えて退店しようとした郡山の男に遭遇。またどこかで、と挨拶。


大間といえばね。圧の強いマグロ丼2500円。地のものを喰う幸せ

関西訛りのあけみちゃんが気風の良い接客で対応してくれた。他の客にも「良い旅を」と見送られ、東北縦断の後半は穏やかなスタートとなった。写真は店舗を撮ろうとしたら見返りポーズを取り始めたあけみちゃん

この日は下北半島の西側を南下。「道の駅 よこはま」にて。横浜町です

むつはまなすラインをかっ飛ばす。野辺地の風車群がとても美しかった。走行中で写真が撮れなかったので何となく半端なカットだが、あの風景は自分の脳裏に十分に焼きついている

津軽半島と下北半島の間に位置する平内町の夏泊崎へ。歩いて渡れる大島

岬は釣り人で賑わっていた。「民宿 佐々木食堂」にて昼餉。

食堂の3歳くらいの娘さんにおしぼりを渡されたと思ったら使用済みのゴミだった

「ほたてしおらーめん」が抜群に美味かった。ホタテ無限に喰える気がした

店の入口でホタテが焼かれていた。注文が入ると店主が網にホタテを並べ始める

青森市「道の駅 浅虫温泉ゆ~さ浅虫」の「はだか湯」に沈んだのち、青森市中心部を抜けてR7を南下。「道の駅 なみおか」にて、陸奥湾産ホタテを2.5kgも購入して自宅に送った。前述のほたてしおらーめんの影響である事は言うまでも無い



この日の宿、青森県大鰐町「ヤマニ仙遊館」。登録有形文化財の趣が素晴らしい。この日太宰治が滞在したと言われる部屋のうちの一つ、8畳+6畳の二間続きの「菊の間」にて眠った

太宰の他にも数々の著名人が訪れた歴史と格式の名湯

廊下もこの風情。

隣接の蔵をリノベーションしてレストラン化している。


和なのか洋なのか分からない夕餉。ポークソテーが美味かった

夜更けの仙遊館外観

反対側の平川沿いより。大鰐温泉郷で最古の旅館

正面玄関から2階に伸びる階段


温泉のこの雰囲気。かき混ぜ棒で湯を慣らして入る懐かしさ。少しでも長くこの宿は続いてほしい

資料に目を通しながらしっぽりと飲む

広縁の明かりを常夜灯代わりに眠る。
続く
