2024から2025【年末年始】
一時退院期間の、
2024年末から2025年始。
その間は、
段差の多い田舎づくりの自宅にて、
転ばないようにせねば…と、
めちゃくちゃ気をつけながら過ごした。
動作すべてをスローモーションにしたほどだ。
大学生の息子は、
帰省時にいつもバイトに行く習慣があるため、
弁当は作って持たせた。
「体動きにくいのに申し訳ないっす…。」
と、労ってくれたりもした息子だった。
確かに、
何もかも重たく感じる身なため、
やりにくさはあったものの、
料理は出来ないという訳ではなかったし、
単純に、そうしたかったのだ。
母の意地のようなものなんだろうか。
年末は、おせちの具も作った。
と言っても2品だけ。
竜眼巻と栗きんとんだけは
私にとって外せない2強なのだ。
ただ、栗きんとん…、
腕に力が入りにくい状態では、
栗の甘露煮の蓋が開けられない!
さつまいもが切れない!
茹でたさつまいもも練ることが困難…!
と、一気に難易度が増したため、
それらの工程は母にお願いし、
私はほぼ味付けの分量を決めたくらいだ。
あと、味見役。
しかしまぁ、
とにかく食べづらかったのが、
年越しそばであった。
麺を箸であげるという動作が、
この体では難しく、
食べることも遅くなり、
麺も伸びてしまったからだ。
そんなこんなでも年は明け、
元旦には息子の運転で、
初詣に連れて行ってもらうことになった。
私の体調の都合により、
なるべく平坦で、階段が無さそうな
神社やお寺を調べる。
そうして見つけたのは、
街なかにある、御朱印が素敵なお寺。
Googleマップなどで確認してみても、
そこには急な坂道や長い階段が見当たらない。
ここにお詣りしよう!ということに決まった。
ただそこも、着いてみると、
賽銭箱が、石段を上ったところにあった。
まぁそうか…。
でも、
…これくらいの高さなら上れるか。
そう思い、段に足を踏み出した瞬間、
息子と父が私の両脇をガッ!と掴み、
抱えながら、一緒に上ってくれた。
どうも、2人から見た私の足取りは、
やはりたどたどしかったようだった。
その絵面が、
囚われた宇宙人とその捕獲者のような
状態になってしまっていたが、
「怪我したら大変やし!」と
心配してくれたことは、ありがたかった。
私という人間は、
ふと油断をしてしまう時があるな
と思えた瞬間でもあった。
その油断で、これまでも、
立てなくなったことがあったのも思い出す。
実際、このお寺に着くまでも、
駐車場から数百メートル歩いただけで、
息切れがしたり、足元も頼りなかった。
自分が思うほど、
私は今、大丈夫じゃないのかもしれない。
本当に気をつけないとなと思った。
初詣のあとは、夕食をとろうと
ショッピングモールに寄った。
ぶらぶらと家族並んで歩き始めても、
いつの間にか私だけが、
だいぶ後ろになってしまうことに気づいた。
体が重くて、追いつけない。
そして、周りの人達皆、
歩くのが早いなと感じたりもした。
あれ?と気づいた家族が、
先の方で待っている。
それでいて、
急いで駆け寄ることが出来ず、
もどかしかった。
また、
よく歩いたその夜は、
膝やくるぶしが
ズキズキと痛み出したりもした。
色々とそういう発見もあったが、
無事にゆったりと過ごせた年末年始は、
とても楽しかった。
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