note販売は「肉体労働」
note販売はしんどい。月50万円売り上げたこともあるけど、完全に肉体労働なのでその月で止めた。
— なぁさん|しょぼい起業家 (@nst_nakata) January 9, 2025
また、しんどいのはコンテンツを作る労力ではなくて、リリースまでのお膳立てとセールスライティング。これが怠いから僕は定額制サービスに年1回だけ集客にしてる
はじめに
ぼくは一時期、noteでコンテンツを販売していました。月に50万円ほど売り上げたこともありますが、正直いってそれで終わりにしました。なぜなら、コンテンツを作る作業よりもリリースまでの準備やセールスライティングがあまりにもしんどかったからです。
いわば「肉体労働」と同じで、一度売上を立てても継続的な仕組みがなければ、また同じ労力を繰り返し注ぎ込まなくてはいけません。結果として、ぼくは今、定額制のサービスを運営し、集客は年に1回だけに絞るスタイルをとっています。本記事では、その背景や考え方を掘り下げてお伝えします。
note販売が辛かった理由
1. リリースまでのお膳立て
まず、noteなどの単発商品を販売する際に大変なのは、コンテンツの中身そのものよりも「リリースまでに必要な準備」だとぼくは感じました。具体的には以下のようなステップが必要になります。
• ターゲットの明確化
誰に向けて、どんな価値を提供するコンテンツなのかを明確にする作業。ここを曖昧にすると、売れない上にクレームや返金トラブルの原因になりかねません。
• コンセプト設計
「なぜこのコンテンツを買う価値があるのか」を言葉に落とし込む過程で、思った以上に試行錯誤が発生します。
ぼく自身も「これは役立つコンテンツだ」と頭の中では理解しているつもりでも、いざ言語化しようとすると難しくて苦戦することが多々ありました。
• プロモーション計画
どのタイミングで、どんな媒体で告知するのか。SNSなのか、ブログなのか、メルマガなのか。すべて連動して進めないと集客の効果が分散されます。
これらのステップがきちんと組み合わさって初めて、noteのページに人を集めて購入をしてもらう流れが成立します。正直、この「お膳立て」だけで精魂尽き果ててしまう感覚がありました。
2. セールスライティングの重圧
セールスライティングというのは、商品を「買いたい」と思わせるための文章を書く技術です。ぼくもマーケティングやコピーライティングをかじっていましたが、毎回完璧なセールスレターを書くのは簡単ではありません。
• ターゲットのニーズを正確に捉え、言語化する
• 不安や疑問を払拭し、購入に踏み切る後押しをする
• セールス色が強すぎると嫌われるし、弱すぎると売れない
こうしたバランス調整は、けっこうメンタルを消耗します。しかも1度書いて終わりではなく、読者の反応を見ながら修正したり、LP(ランディングページ)を調整したりと、継続的な労力が必要です。「売り上げを立てるために必要なこと」と頭ではわかっていても、毎回やろうとすると気が重くなるのが本音でした。
3. 一度きりの売上になりやすい
単発のnote販売は、売れれば即収益になる反面、リピートしてもらう仕組みがないと「その場限り」で終わってしまうことが多いです。もちろん、別のnoteを買ってくれるリピーターもいますが、そこにはまた新しい商品づくりや販売活動が伴います。
• 新規顧客を獲得するコストが高い
• 既存顧客のアップセルを狙っても新たなコンテンツを作らなければならない
結果として、毎月あるいは数ヶ月おきに新作を出し続けない限り、売上が安定しづらい状況が生まれます。いくら月50万円を売り上げても、翌月にはまたゼロからスタートです。これが「肉体労働」のように感じる大きな理由でした。
なぜ定額制サービスにしたのか
継続課金の仕組みづくり
そこでぼくが選んだのは、「定額制サービス」の形で会員に課金してもらうビジネスモデルです。月額や年額で課金してもらい、サービスやコンテンツを更新していくことで、安定的な収益基盤を作る考え方になります。
• 毎回の販売ページ作成が不要
単発コンテンツのように、リリースごとにセールスコピーやLPを作る必要が格段に減ります。大幅なアップデートをするときには多少の告知や文章作成は必要ですが、基本的には一度仕組みを整えてしまえば、細かい修正で済みます。
• 収益が積み上がる安定感
毎月(あるいは年に一度)安定的に課金が発生するため、突発的な販売収益に依存するリスクが軽減されます。たとえ新規顧客が少なくても、既存の会員が継続してくれている限り、一定のキャッシュフローが維持できます。
集客のタイミングを絞る
ぼくは定額制サービスへの集客を「年1回だけ」に絞っています。これは「いつでも入れます」という状態にしてしまうと、自分自身が落ち着かないからです。ずっと販売モードでいると、マーケティング施策を打ち続けなきゃいけませんし、結果的に単発noteのときと同じように疲弊してしまいます。
• 限定感を出せる
年に1回しか募集しないと、「この機会を逃したら次は1年後」という特別感を演出できます。これは顧客にとってもわかりやすい行動のきっかけになるんです。
• マーケティングの負担が限定的
募集期間以外は、基本的に既存会員の満足度を高める施策やコンテンツ制作に集中できます。セールスライティングや広告費などのコストを抑えつつ、必要な時だけフルパワーで集客できるのは大きなメリットです。
自分が疲れない仕組みを作る
「継続は力」だが、継続がしんどいなら仕組み化
単発コンテンツ販売の最大のデメリットは「継続のしんどさ」です。もちろん、新作を出し続けるパワーがある人や、セールスコピーが苦にならない人は、そのまま走り続けてもいいと思います。でも、ぼくの場合はあまりにストレスが大きかったので、仕組みを作って「頑張らなくても定常的に回る」状態を目指しました。
• コンテンツは徐々に充実させる
最初から完璧な定額制サービスを作る必要はありません。少しずつ会員の声を取り入れながらアップデートしていけばいいんです。
• 自分の強みを活かせるコンテンツを中心に
何が求められているかを考えながら、ぼくが得意とする分野のコンテンツを軸にすることで、作業の負荷を減らせました。
不定期の追加販売は「裏ワザ」扱い
基本的には年1回の募集ですが、どうしてもサービスをアップグレードしたいタイミングや、大きなキャンペーンを打ちたいときは不定期で追加募集を行うこともあります。ただし、あくまでメインの集客は年1回と決めておくことで、余計なプレッシャーを感じずに済むんです。
• 「年1回しか募集しない」と言っておくメリット
ユーザーがいつでも申し込めるわけではないと認識しているので、継続率が高まりやすい。あと、希少性も高まる。
• もし突然キャンペーンを打ってもサプライズ効果になる
「特別に追加募集します」となれば、それはそれで読者や会員さんにとって“お得感”を与えられます。
ぼくの体験談
以前、noteを立て続けにリリースしていた頃は、月50万円の売上を作った実績があるものの、「また新しい企画を考えて、またセールスレターを書いて……」という流れに疲れ果ててしまい、翌月にはほとんど何も手をつけられない状態に陥ったんですよね。
せっかく作ったコンテンツも、ものの1週間もしたら売れ行きは鈍化して新しい商品を作らないといけないしまつ。負担から逆算するとより高額な商品を作る=より時間と労力をかけて商品を作る。体が弱い僕には悪循環でした。
そこで、「一度お客さんになってくれた人に、ずっと提供できるサービスはないのかな?」と考えた結果が定額制の導入でした。やってみると、最初こそ登録者数が少なくて不安になることもありましたが、時間をかけて徐々に増えていく様子に安心感を得られました。そして「月に何回もセールをする必要がないんだ」という解放感も大きかったですね。
まとめ
note販売は、瞬発力があって大きな売上を作ることも可能ですが、コンテンツを作る以上に「リリースまでのお膳立て」と「セールスライティング」に大きな労力がかかります。
しかも、一度売れたとしても継続的に販売するには常に新商品や新企画を投入し続ける必要があるため、まさに肉体労働的な側面が強いと感じました。
そこでぼくが辿り着いたのは、定額制サービスを年1回だけ集客するスタイルです。これならば、毎月何かをリリースしなくても一定の収益が見込めますし、販促も集中して行えるので負担が少ない。それに加えて、顧客との関係を深める時間が増えることで、長期的にファンを育てやすいというメリットもあります。
もし「単発のデジタルコンテンツ販売は疲れた」「継続して売上を伸ばす仕組みがほしい」と思っている方がいれば、定額制サービスを検討してみるのも選択肢の一つだと思います。
ぼく自身、結果的に精神的な安定も手に入れることができましたし、「年1回でいいや」という気軽さが続ける上での大きなモチベーションになっています。単発販売の肉体労働感に悩まされている人は、ぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか。
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