アクティブとはなにか?|「昔のように動けない」「若いころのようにはいかない」と感じたときに
何年も前の話しですが、
「昔のようにアクティブに動けない自分に憤りを感じている」
という、70代の方のセッションをさせていただいたことがありました。
“アクティブ”という言葉には、
活動的、能動的、積極的といった意味があります。
けれど、一言で「アクティブ」と言っても、
歳を重ね、経験を重ねることで、
その言葉が持つ意味合いは自然と変わっていくものです。
あなたが思う「アクティブな人」とは?
少し想像してみてください。
あなたが思い浮かべる「アクティブな人」は、どんな人でしょうか。
いつも元気に動き回り、
いろいろな場所に出向き、
人と交流し、
グループに所属し、
様々な活動に参加している人。
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、その人物はきっと、
今の自分と同世代の人ではないでしょうか。
アクティブさの基準は、人それぞれ。
どのくらいの頻度で出かけたらアクティブなのか。
どのくらいの人と交流していたらアクティブなのか。
どんな活動に、どのくらい参加していたらアクティブなのか。
その基準は、明確に決められるものではありません。
10代には10代のアクティブさがあり、
30代には30代のアクティブさがあり、
50代には50代の、
そして70代には70代のアクティブさがあります。
10代なら、運動部で活発に動く姿を思い浮かべるかもしれません。
30代なら、仕事もプライベートも充実している姿かもしれません。
70代なら、外出の頻度だけでなく、
声を上げて笑えること、
好きな趣味を持っていること、
誰かとの穏やかな時間を楽しめること。
それもまた、十分に“アクティブ”と呼べる姿です。
アクティブさは「深化」していく
いくつになっても、
アクティブな一面やエネルギーは持っています。
ただ、その形や表れ方が変わっていくだけ。
30代のアクティブさと、70代のアクティブさは違う。
けれど、どちらもその年代だからこそ持てるもの。
以前と同じように動けないからといって、
アクティブでなくなったわけではありません。
それはむしろ、
アクティブさが「深化」し、「新化」していくタイミング。
変化は、魅力の移ろいとも似ていると感じます。
30代の男性が持つ、若く力強い魅力。
それが50代、60代になると、
落ち着きのある紳士的な魅力へと変わる。
20代の女性の、純粋で愛嬌のある魅力。
それが40代、50代になると、
成熟した艶やかな魅力へと変わる。
形は変わるけれど、
魅力そのものが失われたわけではありません。
質が変わっていく。
存在するすべてのものは、
時間の経過とともに姿を変えます。
目に見えるものも、見えないものも。
比べる必要はない
だから、
変化に抵抗したり、
昔の自分と比べて悲観したり、
それを理由にやりたいことを諦めたりするのは、もったいない。
そもそも、活動的、能動的、積極的とは、
行動量だけを表す言葉ではありません。
たとえ一つでも、
「自分からエネルギーを注ぎたい」と感じられるものがあるのなら。
それは十分にアクティブだし、
アクティブだからこその反応でもあるのだと感じるのです。
誰かと比べる必要も、
過去の自分と比べる必要もありません。
本当の意味でのアクティブさ
今のからだの声。
今のこころの声。
それを聴いて、
今の自分にふさわしい、自分らしいアクティブさを知ること。
そこから見えてくる、
心地よい道を選んでいける人こそ、
本当の意味でアクティブなのだと感じます。
あなたの「アクティブさ」は、
いま、どんな形に変化していますか?
「動くこと」そのものを見直したい方へ。
行動の前に整えておきたい視点をまとめています。
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