<ラグビー>2026年シーズン(5月第三週)
(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
〇 うちの息子はもう30代後半になるが、なぜか1980年代の昭和歌謡が好きで、カラオケで歌うそうだ。考えてみると、今のポピュラーソングは、皆メロディーやリズムが優っていて、歌詞の存在が薄くなっていることに加え、かなり歌いづらい曲が多い。ところが、昭和歌謡はメロディーやリズムに凝ることはないので歌いやすく、さらに歌詞が思い入れたっぷりの人情噺なので、世代や時代が変わってもすんなりと歌の世界に入れることが好まれている理由ではないかと思う。しかし、だからといって、私が昭和歌謡をカラオケで歌おうとは思わないし、そもそもカラオケには行かないが。
〇 自転車に子供を載せて漕いでいる母親は、どれも皆とても力強く見える。つまり、母は強し、ということが身体中からにじみ出ているのだろう。これは、人以外の動物でも皆そうだと思う。生物の持つ根源的な強い生命力なのだろう。
1.スーパーラグビーパシフィック第14週結果
チーフス42―12ハイランダーズ(HT21-7)
チーフスは、先発SOにジョシュ・ジェイコムが入り、ダミアン・マッケンジーはFBでプレーした。ハイランダーズは、SHアダム・レノックス、SOキャメロン・ミラー、12番CTBティモシ・タヴァタヴァナワイ、14番WTBケイリヴ・タンギタウと、BKに役者が揃っている。
試合は、ハイランダーズが先制したが、チーフスが3連続トライを取って、前半を21-7とリードする。後半に入ってからもチーフスの攻勢は続き、53分にトライを加えて28-7とする。その後ハイランダーズにトライを返されるが、さらに連続トライを取って、42―12で圧勝した。チーフス4番LOセンセウナイトア・アクオイ、SHザビエール・ロウ、SOジョシュ・ジェイコムが良いプレーを見せていた。一方、負けたハイランダーズでは、7番FLルーカス・ケイシーが目覚ましい活躍を見せており、レスター・ファインガアヌクとともに、オールブラックスの新たな7番候補に浮上している。
なお、チーフスSO/FBダミアン・マッケンジーが脳震盪で退場し、12日間の休養となった他、ハイランダーズWTBケイリヴ・タンギタウは、アキレス腱を負傷し、今シーズンのプレー復帰が難しくなってしまった。これは、オールブラックスの選手選考にも大きく影響しそうだ。
フィジードルア35-50ワラターズ(HT7-36)
ドルアは、5番LOテモ・マヤナヴァヌアと14番CTBフランク・ロマニが共同キャプテンとなった。ワラターズは、SHテディ・ウィルソン、SOジャック・ブラウンで臨んだ。
試合は、ワラターズが開始から3連続トライを取って、0-19とリードする。その後ドルアもトライを返すが、さらにワラターズが3連続トライを取って、7-36と大量リードした。後半に入り、ワラターズがトライを追加した後、ドルアが連続トライを取って53分までに21-43と差を縮めたが、61分にワラターズにトライを返されて、21-50と勝負と決められた。それでもドルアは、69分と80分に連続トライを取ったが、既に勝負は決まっていた。ワラターズHOイオアネ・モアナヌが2トライを記録した。
ブルーズ24-47ハリケーンズ(HT0-21)
ブルーズは、先発SOボーデン・バレット、23番スティーヴン・ペロフェタという布陣で臨んだ。ハリケーンズは、キャメロン・ロイガードの怪我で、SHはエレアタナ・エラニ、21番はジョルディ・フィルヨーンの体制とした。ワーナー・ディアンズが、5番LOに戻って来た。
試合は、ハリケーンズ5番LOワーナー・ディアンズが開始8分に、敵陣でブルーズSOボーデン・バレットのキックをチャージした先制トライを取った後、ハリケーンズが連続トライを挙げて、前半を0-21とリードする。後半に入り、ブルーズが49分にようやくトライを返したが、ハリケーンズが54分、59分、62分と3連続トライを挙げて、7-40と勝負を決めた。勝負が決まった後、ブルーズは、66分と74分に連続トライを取り、78分にハリケーンズにイエローカードが出た数的優位から、さらに78分にトライを追加して、24-40まで点差を縮めたが、81分にハリケーンズにダメ押しのトライを取られて、24-47でハリケーンズが最後に大勝した。
ハリケーンズのアウェイでの圧勝は、今シーズンのハリケーンズの強さが本物であることを証明していた。ハリケーンズSOルーベン・ラヴが、6コンバージョンを蹴り込んで圧勝に貢献した一方、59分のハリケーンズ14番WTBフェヒ・フィネアンガノフォのトライは、ジョー・ロフとベン・ラムの持つスーパーラグビー記録に並ぶシーズン16個目のトライとなった。
またハリケーンズでは、SHキャメロン・ロイガードの控えであるエレアタナ・エナリが良いプレーを見せていた。負けたブルーズでは、7番FLアントン・セグナーが良いプレーを見せており、ドイツ人初のオールブラックス入りへ向けて一歩前進している。
ウェスタンフォース19-14レッズ(HT7-7)
フォースは、14番WTBザク・ローマックスの活躍に期待したい。しかし、SOマックス・バーレイがどこまでやれるか。レッズは、カーター・ゴードンがSOで先発して必勝態勢で臨んだ。
試合は、フォースが先制トライを取るが、レッズが反撃して前半を7-7で終える。後半に入り、フォースが先にトライを取って、14-7とリードする。その後レッズが50分にトライを返して、14-14の同点にしたが、54分にフォース7番FLカルロ・ティチアーノの2つ目のトライでリードされ、フォースがそのまま逃げ切った。
2.主なニュース
(1)サー・グラハム・ヘンリーが、オールブラックスのセレクターへ
オールブラックス監督デイヴ・レニーは、前監督のスコット・ロバートソン時代に崩壊したオールブラックスの体制立て直しに尽力している。その一方、NZ協会は、空席となっていたCEOに、クルセイダーズでLOをプレーした後、カナダ協会やNZのネットボールでコーチをしていた、スティーヴ・ランカスターを新たに指名した。これにより、NZラグビーを統括する責任者が、会長のデイヴィット・カークの兼任からランカスターCEOへ移動した。
そして、ロバートソン時代に不公平感が強かったオールブラックスのセレクションも、今後は改革されることになるだろう。2011年RWCのNZ開催という困難な局面で、オールブラックス監督として見事に優勝を勝ち取った実績を持つサー・グラハム・ヘンリーが、オールブラックスのセレクターに就任するからだ。これにより、これまで不遇をかこっていた多くの選手が、オールブラックスとして活躍できる可能性が出てきた。
その一方で、オールブラックスの当確ぎりぎりの選手たちの海外流出は止まらない。オールブラックスのSO・FBとしては序列が低く、またブルーズでもボーデン・バレットの後塵を拝しているスティーヴン・ペロフェタは、今シーズン終了後に日本のリーグワンの横浜イーグルスへ移籍することとなった。NZからは、FLデヴァン・フランダーズ、WTBフェヒ・フィネアンガノフォ、CTBのAJ・ラム、FLダルトン・パパリイ、FLホスキンス・ソツツ、LOイサイア・ウォーカーリーウェア、CTBリレイ・ヒギンズに続く有能な人材の流出となる。しかしイーグルスにとっては、カリスマ的SO田村優の後継者が育っていない中で今回のペロフェタの加入は、ブレイブルーパスがリッチー・モウンガを得て復活したのと同様のインパクトをチームに与えることが期待される。
(2)エディー・ジョーンズ日本代表監督が日本協会から処分される
エディー・ジョーンズ日本代表監督は、4月1日から15日に行ったU23代表のオーストラリア遠征の複数の試合において、レフェリー及びマッチオフィッシャルに対して、誹謗中傷となる発言を重ねたことが、オーストラリア協会から日本協会に連絡があり、日本協会はこの事実を重く受け止め、減俸、4試合の出場停止、6週間の活動停止処分を行った。
この結果、5月22日と29日の日本選抜対香港、6月27日のJAPANXV対マオリオールブラックス、7月4日の日本代表対イタリアの各試合には、準備や練習を含め参加・関与できないことになった。
ジョーンズ監督自身は、自らの愚行に対して深く反省し処分を重く受け止める旨のコメントをしているが、203年RWCを前にして、オーストラリア代表監督を解雇されたオーストラリア協会とジョーンズとの因縁が、一連の事件の背景にあると思われる。また、2027年RWCはオーストラリアで開催されるところ、ジョーンズが日本代表監督として大会に参加する際に、オーストラリア協会やオーストラリアのメディアとの軋轢が発生することが予想される。
一方、ジョーンズ監督の日本代表に対するセレクションやコーチングは、十分期待に応えているとはいないため、日本代表及びその下のレベルのチームにとっては、むしろ良い効果が出てくる期待がある。また、客観的に見て評価できる結果を残していないジョーンズに対して、日本協会が監督解任という英断に向けて、一歩前進したものと見ることも可能だと思われる。ジョーンズは、かつては名コーチとして実績を残していたが、今はヒステリックかつパワハラ指導者でしかないように思われる。
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