見出し画像

<ラグビー>2026年シーズン(4月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 プルーストの『失われた時を求めて』の「第一篇 スワンの恋(スワン家の方へ)」の初めの部分に、「日本のサラダ」という表現が出てくる。訳注によれば、「ありあわせの材料で作ったでたらめのサラダ」と解説されている。たしかに、この「日本のサラダ」という表現が、この箇所に頻発しているのだが、いずれも「いいかげんなもの」、「B級グルメ」、「正統でないもの」、「邪道」などのマイナスイメージの総称として「日本のサラダ」という言葉が使われている。一方、インターネットで「日本のサラダ」をフランス語に関係して検索しても、該当するものは出てこない。恐らく、プルーストの生きた19世紀後半の流行語だったのだろうが、日本人としては、この蔑視した表現にちょっと心穏やかではない。

 恐らくプルーストの考えている正統派サラダは、オリーブオイルとビネガーを使った、フランスで一般的な野菜を使ったサラダを意味していたと想像する一方で、そうでないものに対しては、当時の日本に対する蔑視を踏まえて「日本のサラダ」と総称していたと思う。しかし、現在ではサラダといえば、野菜をドレッシングで和えたものすべてを総称しているので、そこには日本もフランスもなくなっている。

〇 昨年末のこと、いつもと違って病院が混んでいて、さらに診察に時間がかかり、病院の帰りに寄るデニーズの時間帯がモーニングからランチタイムになった。この日は、診察予約の紙は忘れるし、薬手帳と間違って古い血圧手帳を持ってきてしまうなど、いつもと違うことの起きる日だった。デニーズもそれなりに混んでいて、いつもとちがう奥の席に案内された。そには、落ち着いた良い席だったのだが、先客でいるのは、老人ばかりだった。たぶん私と同じ病院帰りなのだろう。こうしてだんだんと老人の生活にはまっていく。


1.スーパーラグビーパシフィック第9週結果

ハイランダーズ10-14ブランビーズ(HT3-7)

 ハイランダーズは、好調のケイリヴ・タンギタウが引き続き14番WTBで先発した。ブランビーズは、ワラビーズの選手を多数揃えてきた。

 試合は、ハイランダーズがPGで先制した後、ブランビーズがトライを返して、前半を3-7で終える。後半に入り、ハイランダーズが62分にトライを挙げて、10-7と逆転したが、69分にイエローカードが出てしまい数的不利となる。そして73分にブランビーズが再逆転となるトライを取って、そのまま逃げ切った。ハイランダーズとしては、イエローカードに泣いた結果となってしまった。

モアナパシフィカ17-62チーフス(HT0-26)

 モアナの先発SHは、大ベテランのアガスティン・プルー。チーフスは、5番LOツポウ・ヴァアイがキャプテン代行となり、ルーク・ジェイコブソンは20番のリザーブに下がった。好調のサミペニ・フィナウが6番FLで先発し、ダミアン・マッケンジーが先発SOに戻った。

 試合は、チーフス2番HOタイロン・トンプソン、SOダミアン・マッケンジー(チーム歴代最多記録となる通算44トライ)、11番WTBカイレン・タウモエフォラウ、12番CTBクイン・ツパエアが、それぞれ2トライずつ取った他、6番FLサミペニ・フィナウ及び22番CTBジョシュ・ジェイコムもトライを記録した他、FBリアム・クームズファブリングがアタックで効果的なプレーを連発して、チーフスが圧勝した。モアナは3トライを返すのがやっとだった。

フィジードルア24-22ウェスタンフォース(HT19-7)

 ドルアは、4番LOイソア・ナシラシラと13番CTBツイドラキ・サムサムヴォルドの二人が、共同でキャプテン代行となった。フォースは、リザーブ23番ザック・ローマックスが待望のラグビーユニオンへのデビューをした。

 試合は、フォースが先制したが、その後ホームのドルアが3連続トライを取って19-7と前半をリードした。後半に入り、フォースは連続トライを返した58分に、19-17の2点差に迫ったが、61分にドルアがトライを取って24-17とリードを拡げられる。しかしフォースは、ドルアが69分にイエローカードを出した数的優位から70分にトライを取ったが、同点のコンバージョンを外してしまい、さらにその後のPGも外してしまう拙攻を繰り返し、そのままドルアに逃げ切られた。ラグビーリーグから鳴り物入りで移籍した、フォース23番のザック・ローマックスは、59分に11番WTBディラン・ピーチと交代してラグビーユニオン及びスーパーラグビーへデビューしたが、チームの勝利には貢献できないほろ苦い試合となった。

ハリケーンズ42-19ブルーズ(HT28-12)

 現時点での首位争いとなった一戦。ハリケーンズは、先発HOにアサフォ・アウムアが戻り、ワーナー・ディアンズが5番LOで先発した。SHキャメロン・ロイガードとSOルーベン・ラヴ、そしてトライゲッターのフェヒ・フィネアンガノフォが11番WTBにいるため、アタックは強力だ。ブルーズは、SHフィンレイ・クリスティーとSOボーデン・バレットが先発し、ハリケーンズのHB団とオールブラックスのHB団の座を競う試合となった。23番には、カルロスの息子ペイトン・スペンサーが入っている。

 ハリケーンズは、前半及び後半に一人ずつイエローカードを出したが、今シーズン好調のアタックが冴えて、首位攻防戦に圧勝した。前半はトライ数3対2で終えたが、後半はトライ数3対1と圧倒したのが勝因となった。FBカラム・ハーキンが2トライを記録した他、2番HOアサフォ・アウムア、SHキャメロン・ロイガード、11番WTBフェヒ・フィネアンガノフォ、13番CTBビリー・プロクターのトライゲッターたちがトライを取るべくして取ったのが大きい。また、SOルーベン・ラヴは、6コンバージョンを決めて、オールブラックスの先発SO争いに名乗りを上げた。ワーナー・ディアンズも80分フルでプレーし、ラインアウトを2回スティールした他、モール・キックチェイス・ディフェンスでチームの大勝に貢献していた。

レッズ31-26クルセイダーズ(HT14-12)

 レッズSOはカーター・ゴードンが先発した。ワラビーズSO筆頭候補であることを証明したい。クルセイダーズは、SOにタナ・カマラを先発させ、リザーブ22番はリヴェズ・ライハナとなった。前週に150キャップを達成し、また4トライを記録したコーディ・テイラーは怪我で欠場し、HOの先発は、ジョージ・ベル、16番のリザーブはマヌマヌア・レイツとなった。また、FBウィル・ジョーダンも怪我で欠場した。

 試合は、前半のトライ数は2対2だったが、コンバージョンの差でレッズが2点リードして終える。後半に入り、79分までにレッズが3トライを取ったのに対し、クルセイダーズは1トライに留まり、31-19と大きくリードされた。それでも、81分にトライを返して5点差に詰め寄ったが、テイラーとジョーダンを欠いた「飛車角落ち」のメンバーでは、ここまで戦うのが限度だった。クルセイダーズは、14番WTBチェイ・フハキが2トライを記録したのが、慰めとなった。レッズは、7番FLフレイザー・マクライトやSOカーター・ゴードンがトライを記録し、今シーズンの好調を維持している。

 全16週のうち9週を終えた段階で、ハリケーンズ、チーフス、ブルーズ、ブランビーズ、レッズ、クルセイダーズ、ハイランダーズ、ワラターズ、ドルア、フォース、モアナの順となっており、クルセイダーズまでの6チームがプレーオフ圏内に入っている。

2.主なニュース

(1)シャノン・フリッゼルが、NZに復帰

 現在東芝ブレイブルーパス東京でプレーする、前オールブラックスFLシャノン・フリッゼルが、今シーズンのリーグワン終了後に、タスマン州代表及びハイランダーズに復帰することが決まった。フリッゼルは、今年後半のNRCからNZでプレーすることとなり、来年のオーストラリアで開催されるRWCでプレーする可能性が出てきた。

 オールブラックスのFW3列には、アーディ・サヴェア、ルーク・ジェイコブソン、デュプレッシー・キリフィ、ワレス・シティティ、サムペニ・フィナウ、ピーター・ラカイ、サイモン・パーカーらが候補となるが、フィジカルに強く高い経験値のあるフリッゼルが、高度のプレッシャーがかかる試合が短期間で連続するRWCでは、貴重な戦力になるだろう。

いいなと思ったら応援しよう!

きーやん(木下裕治) しがない年金生活の一方、健康状態の関係から身体を使う仕事は難しいため、趣味と実益を兼ねてnoteに様々な投稿をしています。皆さまからの私の投稿へのご支援をいただけることは、今後さらに多種多様な投稿を継続していくことにつながりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。