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<ラグビー>2026年シーズン(7月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 人生を100m競争に例えたら、私の人生はスタート地点から100m後ろから走り出したので、なんとか頑張って皆と同じところに辿り着くのが精一杯だったし、それだけで心身共に相当のメージを受けて満身創痍になってしまった。とてもじゃないが、「2位じゃだめですか?」なんて言えるものではなく、常にビリッカスというのが指定席だった。でも、ビリッカスという指定席も、逆からみれば「先頭」だから、これも意外と悪くないと思っている

〇 「あそこのいちばん深い凹みに、ある人が落ちた。彼は傷つくこともできなければ、死ぬこともできない。ただ焼くような渇きが彼の身を焦がした。七十年経ってはじめてこの男に縄がなげこまれた。個人の運命というものはそう重大なことではない。肉体は馴らされた、従順な動物であるのだ。毎日、数時間の睡眠と少量の水と一握りの食物を肉体に与えてやれば、それで充分なのだ。だが、わたしたちは苦行者なみになりさがったのではなかった。楽しみといえば思索ほど複雑な楽しみはないが、わたしたちはこの楽しみに耽ったのであった。」
『エル・アレフ』「不死の人」ホルヘ・ルイス・ボルヘス著 篠田一士訳 集英社版世界の文学9 1978年 P.146より


1.ネイションズチャンピオンシップ

オールブラックス34-32フランス(HT19-13

 デイヴ・レニー監督のオールブラックスは、怪我が心配されていた、WTBウィル・ジョーダン、FLワレス・シティティ、LOツポウ・ヴァイがプレーできることになった。そして、試合メンバー(1番~23番)は、イーサン・デグルート、コーディ・テイラー、フレッチャー・ニュウウェル、ジョシュ・ロード、サム・ダリー、ピーター・ラカイ、ルーク・ジェイコブソン、アーディ・サヴェア(キャプテン)、ケイリブ・クラーク、ジョルディ・バレット、クイン・ツパエア、ウィル・ジョーダン、ダミアン・マッケンジー、(リザーブ)アサフォ・アウムア、ザビエール・ヌミア、タイレル・ローマックス、ジェイミー・ハンナ、ワレス・シティティ、コルティス・ラティマー、ビリー・プロクター、フェヒ・フィネアンガノフォとなった。このうち、17番PRザビエール・ヌミア、19番LOジェイミー・ハンナ(試合当日にパトリック・ツイプロツと交代)、23番WTBフェヒ・フィネアンガノフォが、初キャップとなった。

 ファビアン・ガルティエ監督のフランスは、ツールーズの試合があるため同チーム所属選手は除外されているが、一方ボルドーの11人はプレー可能となった。ダミアン・プノーが14番WTBに戻り、FBには2022年以来となるマックス・スプリングが入った。SHはキャプテン代行のマキシム・ルク、SOはマチュウ・ジャリベールで、22番のリザーブはアントワーヌ・アストワ。オーストラリア人のトム・スタにニォースが、5番LOで初キャップを得た。また、16番HOバルナベ・マッサが初キャップとなった。

 試合は、開始1分にオールブラックスSOルーベン・ラヴがハイタックルを取られてイエローカードになってしまう。フランスはその数的優位からトライを先制し、0-7とする。しかし、オールブラックスは数的不利を乗り越えて、7分に14番WTBウィル・ジョーダンがトライを返し、5-7と差を縮める。それでもフランスは14分にPGを加えて、5-10と点差を開いたが、オールブラックスは20分に左サイドを突破し、好サポートした6番FLピーター・ラカイがトライを挙げ、12-10と逆転した。その後フランスは29分にPGを入れて、12-13と再びリードしたが、オールブラックスは39分に、SHキャメロン・ロイガードが、12番CTBジョルディ・バレットの好サポートで作られたゴール前のラックから、サイドをすり抜けてトライを挙げ、19-13と再び逆転して前半を終えた。

 後半に入り、フランスが46分に先にトライを取って19-20と三度目のリードをするが、オールブラックスは49分に、SHロイガードが味方のラインブレイクをサポートする二つ目のトライを挙げ、26-20と四度目の逆転をする。その後フランスは、58分のトライで26-25と1点差に詰め寄るが、オールブラックスは65分にラヴがPGを決めて、34-25とリードを拡げた。さらにオールブラックスは、70分にジョーダンが2つ目のトライを挙げて、34-25とようやく勝負を決めた。それでも諦めないフランスは、79分にトライを返して、34-32まで点差を縮めるがここまでだった。

 フランスは、期待された14番WTBダミアン・プノーが、先制トライを取った以外は機能しなかったのに対し、13番CTBファビアン・ブラウボワリエが活躍した。オールブラックスでは、SHキェメロン・ロイガードがすでにチームの要であることを証明する活躍をした他、14番WTBウィル・ジョーダンは、ダグ・ハウレットの持つオールブラックスの最多トライ記録にあと2つまで迫る記録となった。FWでは、NO.8アーディ・サヴェア、BKでは12番CTBジョルディ・バレットが良いプレーを見せていた他、SOルーベン・ラヴも、初先発でしかもフランス相手に無難なプレー振りを見せており、オールブラックスのSOとしての座を確定した。

日本27-10イタリア(17-10)

 天才的に優れたSOというのは、機械的に育成できるものではない。オールブラックスでは、ダニエル・カーター以来10年間SOに苦労した末に、ようやくルーベン・ラヴを得た。一方、南アフリカは優れたSOがいないなかで、突然サッシャ・ファインブルグムゴメルズを得られた。アイルランドはジョナサン・セクストンだけであり、スコットランドはフィン・ラッセルだけであったが、この二人は天才的SOまではいかなかった。かつてSOの生産工場と言われたウェールズは、ジョナサン・デイヴィス以来優れたSOが出ていない。

 オーストラリアは、スティーヴン・ラーカムの後継者となるはずであったクエード・クーパーを使いこなせず、宝の持ち腐れとなった。日本は、松尾雄治及び平尾誠二以来となる、天才的なSO伊藤龍之介を正しく起用できるのかが心配だ。エディー・ジョーンズがオーストラリア人であり、2023年RWCでクーパーを冷遇したことを考えると、とても心配になってしまう。伊藤龍之介は、2027年RWCでプレーすれば、LOワーナー・ディアンズとともに世界中のクラブからの勧誘が殺到する貴重な逸材だ。日本協会がオーストラリアのような失敗をしないことを切に願っている。

 なお、マオリ戦で、伊藤龍之介がループした時にタックルを受けたことに対して、TV解説者は「伊藤はボールを長く持ちすぎるからだ」と批判していた。しかし、ループのプレーが成功するか否かは、ひとえにダミーとなる選手がディフェンスを自分に引き付けられるかにかかっている。つまり、マオリ戦でプレーした12番は無名の大学生であった上に、伊藤とのコンビネーションが不十分であったことが、伊藤がタックルされた最大の原因となっていた。そのため、伊藤が日本代表SOとして才能を発揮するには、優れた12番が必要となる。その12番を誰かと考えれば、明治大学でともにプレーした経験値以上のものを持っている平翔太以外にはいないと思う。また、同時に二番目のSOとして活躍するFBも重要だ。このFBには山沢拓也以外に適任者はいない。さらに、14番WTBに竹山晃暉を入れれば、竹山はSOやFBもカバーするので、理想的なBKになると思う。もちろん、13番はディラン・ライリー以外にはいない。なお、スピアーズで目立っていたリカス・プレトリアスは、12番よりは13番が合っている選手であり、ライリーの控えまたは11番でプレーさせたい。

 日本代表の1番から23番は以下の通り。先発ではSO伊藤龍之介、リザーブでは17番大塚壮二郎、19番LOマイケル・ストーバーグ、22番SH上村樹輝の4人が、初キャップとなった。また、ワーナー・ディアンズがキャプテンとして戻って来た。
岡部崇人、原田衛、竹内柊平、ハリー・ホッキングス、ワーナー・ディアンズ、ベン・ガンター、下川甲嗣、ジャック・コーネルセン、齋藤直人、伊藤龍之介、石田吉平、廣瀬雄也、ディラン・ライリー、植田和磨、松永拓朗(以下リザーブ)江良颯、大塚壮二郎、為房慶次朗、マイケル・ストーバーグ、マイケル・リーチ、ティエナン・コストリー、上村樹輝、サム・グリーン。

 イタリアは、4番LOニッコロ・カンノネ、7番FLミケーレ・ラマロ、SOパブロ・ガルビシらが先発したが、トライゲッターのアンジュ・カプオッツオは怪我で欠場した。

 試合は、4分にイタリアがBKであっさりとラインブレイクして先制トライを取り、0-7と先行する。このままイタリア優勢の流れになるかと思われたが、日本は4番LOハリー・ホッキングスと5番LOワーナー・ディアンズのツインタワーによる、ラインアウトの安定性を起点に反撃し、またSO伊藤龍之介の優れた判断とパスによって敵陣に迫る。そして、10分にディアンズがゴール前ラックから見事な突破でトライを挙げ、7-7の同点とした。その後も、SO伊藤を起点にした日本のアタックは不調のイタリア相手に効果を発揮し、16分にFB松永拓朗がトライを挙げ、24分には松永がPGを加えて、17-7と10点差にリードを拡げた。粘るイタリアは何度も日本陣ゴール前に攻め込んだがトライを取れず、43分にPGを返して17-10の3点差にして前半を終えた。

 後半に入り、イタリアの反撃が想定されたが、日本は6番FLベン・ガンターの猛タックルを中心によく守り抜き、また12番CTB廣瀬雄也と13番CTBディラン・ライリーがディフェンスで何度も良いプレーを見せるなど、イタリアに得点のチャンスを与えなかった。そして46分に、ガンターが力強い突破からトライを挙げ24-10と14点差にリードを拡げた。その後も日本はイタリアの猛攻を耐えた後、66分に松永がダメ押しとなるPGを加えて27-10とリードを拡げ、残り時間を守り切ってティア1の強豪国であるイタリア相手に見事な勝利となった。

 日本では、海外でプレーして戻って来た、HO原田衛、5番LOワーナー・ディアンズ、SH齋藤直人らが、チームの中心として活躍していた。また、期待のSO伊藤龍之介は、これまでの日本のSOにはなかった優れた判断力とスキルを持っており、これからの日本代表を支えるSOであることを証明して見せた。

オーストラリア31-33アイルランド(HT24-19)

 アイルランドは、FLケイラン・ドリスが欠場するなか、HOダン・シーハンがキャプテンに指名された。また、サム・プレンダーガストを先発SOに起用した。これまでSOを務めたジャック・クラウリーは怪我で欠場し、リザーブの22番にはキアラン・フラウリーが入った。11番WTBは、ジェイムズ・ロウがレンスターとの契約を更新しなかったことから代表資格を失ったため、ジェイミー・オズボーンが入った。

 オーストラリアは、FBにジョク・キャンベルが2022年以来のテストマッチとなった。リザーブ19番LOラクラン・ショウが、初キャップとなった。5番LOジョシュ・カンハムとSHライアン・ロナーガンが初先発となり、SOカーター・ゴードンとは初のコンビとなる。22番のリザーブにはベン・ドナルドソンが入った。キャプテンは、NO.8ハリー・ウィルソン。17番PRにはワラビーズ最多キャップ保持者のジェイムズ・スリッパーが入った。

 試合は、18分までトライの取り合いとなり、10-12でアイルランドがリードする。その後オーストラリアが連続トライで24-12と逆転したが、41分にアイルランドがトライを返して、24-19と点差を縮めて前半を終えた。後半もトライの取り合いとなり、52分には31-26としてオーストラリアがリードを維持したが、75分にイエローカードを出してしまう。この数的有利からアイルランドが76分に同点のトライを取り、さらに逆転のコンバージョンを入れて、31-33と再逆転し、そのまま逃げ切った。

 オーストラリアでは、SHライアン・ロナーガンとSOカーター・ゴードンのHB団が機能し、FBジョク・キャンベル、6番FLロブ・ヴァレティニ、1番PRアンガス・ベルが良いプレーを見せていた。アイルランドは、FBヒューゴ・キーナン、12番CTBスチュアート・マクロウスキー、SHジャミソン・ギブソンパーク,NO.8ジャック・コーナンが勝利に貢献していた。

フィジー24-39ウェールズ(HT10-10)

 ウェールズの初キャップとなるのは、リザーブの18番PRベン・ワレンのみだが、アメフトから戻ってきたルイス・リーザミットが14番WTBで先発した。SOは引き続きダン・エドワーズ。キャプテンはHOドウィ・レイク。フィジーは、6番FLピタガス・ソワクラ、SHフランク・ロマニ、SOイサイア・アームストロングラヴラ、FBサレシ・ラヤシらが先発した。

 試合は、フィジーがトライを先制して7-0とリードしたが、ウェールズが連続トライで反撃して7-10と逆転する。しかし、41分にフィジーがPGを入れて10-10の同点に戻して前半を終えた。後半は、ウェールズが連続トライで、45分前に10-22と再びリードしたが、フィジーは49分のトライで17-22と点差を縮める。ウェールズは52分のPGで17-25と8点差にしたが、フィジーは53分のトライで24-25と1点差に迫った。しかし、地力に優るウェールズは、66分、79分と連続トライを取って24-39と引き離し、最後は完勝した。ウェールズ7番FLジョク・モーガンが2トライを記録した。

南アフリカ45-21イングランド(HT17-14)

 通常と異なり、南アフリカは一週間前にメンバーを発表した。FBダミアン・ウィルムゼと14番CTBチェスリン・コルベが50キャップを達成した。SOは怪我等によりマニー・リボックが先発し、リザーブにSO専任はいないが、オールラウンダーのアンドレ・ハイゼンが22番に入った。キャプテンは6番FLシヤ・コリシ。LOフランコ・モスタート、ルード・デヤーガーは選外となったが、次のスコットランド戦には出場する予定であり、LOライリー・ノートンは怪我で欠場となっている。

 イングランドは、リザーブの21番に新鋭FLヘンリー・ポロックを入れるなど、FW6人+BK2人として、ヘビー級の乱打戦に備えた。BKのリザーブは、22番SHアレックス・ミッチェルと23番SOマーカス・スミスだけとなっている。キャプテンはHOジェイミー・ジョージ。SOはフィン・スミスが先発した。

 試合は、南アフリカが11分までに3トライを連取して、17-0と大きくリードしたが、27分にイエローカードを出してしまう。その数的優位からイングランドが反撃し、連続トライを取って、17-14と点差を縮めて前半を終えた。しかし後半に入ると、南アフリカが連続トライで31-14と大きくリードした後、イングランドは69分、71分と連続してイエローカードを出してしまい、反撃のチャンスをみずから放棄してしまった。南アフリカは、15人対13人という数的優位から連続トライを加えて、45-21と大勝した。

 南アフリカのFBダミアン・ウィルムゼが素晴らしい活躍を見せた他、14番WTBチェスリン・コルベ、13番CTBジェッシー・クリエル、SHグランド・ウィリアムス、HOマルコム・マルクスが大勝に貢献した。一方のイングランドは、11番から15番のBKとFW1列と筆頭に、精彩のないプレーに終始していた。

アルゼンチン38-47スコットランド(HT10-19)

 スコットランドは、大黒柱のSOフィン・ラッセルを怪我で欠いた。代わりにトム・ジョーダンがSOで先発し、22番にはファーガス・バークが入った。初キャップとなるのは、リザーブからプレーの16番HOグレガー・ヒッデルストン。1番PRピエール・スクーマンと5番LOスコット・カミングスが50キャップを達成した。キャプテンは、12番CTBシオネ・ツイプロツ。アルゼンチンは、HOフリアン・モントーヤ、6番FLパブロ・マテーラ、SOトマス・アルボルノズらが先発した。

 試合は、アルゼンチンが先制したが、スコットランドもすぐに反撃し、22分には7-12とリードする。その後アルゼンチンがPGだけに終わったのに対し、スコットランドはトライを加えて、10-19と前半をリードした。後半に入り、アルゼンチンが先にトライを取るが、スコットランドは、連続トライで56分までに17-33と大きくリードする。これで安心したのか、スコットランドは64分にイエローカードを出してしまい、この数的有利からアルゼンチンがトライを返して24-33に点差を縮めるが、今度は68分にアルゼンチンがイエローカードを出してしまう。この数的有利からスコットランドが連続トライを取って、73分に24-47と大量にリードして勝負を決めた。アルゼンチンも、76分と78分にトライを加えたが、大きく離された得点差を縮めるのが精一杯だった。

 スコットランドのFBカイル・ロウ、13番CTBローリー・ハッチソン、12番CTBシオネ・ツイプロツ、SHベン・ホワイト、7番FLローリー・ダージュらが勝利に貢献した。アルゼンチンは、13番CTBルキオ・チンチが奮闘していた。

2.ジュニア(U20)ワールド・チャンピオンシップ

プール分けは以下の通り。
A:南アフリカ、ウェールズ、ジョージア、ウルグアイ
B:NZ、イタリア、スコットランド、日本
C:アルゼンチン、イングランド、アイルランド、アメリカ
D:フランス、オーストラリア、スペイン、フィジー

7月2日

ウェールズ47-0ウルグアイ(HT26-0)

 ウェールズは、2枚のイエローカードを出しながらも、NO.8アレックス・リッジウェイ、23番WTBステファン・エマヌエルがそれぞれ2トライを取るなど、格下を圧倒して完勝した。

フランス57-32スペイン(HT17-20)

 前半はフランスにイエローカードが連続して出て、15人対13人の数的優位から、スペインが3点リードする展開となった。しかし、後半開始早々に今度はスペインがイエローカードが出てしまい、これ以降フランスが3連続トライで38-20と逆転した。その後スペインも2トライで反撃したが、フランスが3連続トライを加えて勝利した。フランス6番FLラファエル・アウデベルト、NO.8リリアン・バレ、14番WTBユーゴ・アヴォガドロ、17番PRマテオ・フリサクがそれぞれ2トライを記録した。スペインも、12番CTBオリオル・マルシニャックが2トライを記録した。

アルゼンチン62-40アイルランド(HT31-7)

 前半は、アルゼンチンが4トライを取って大量リードしたが、後半は点の取り合いとなり、特に54分、59分、66分とアイルランドが3連続トライを取って、45-35まで点差を縮めた。しかし、その後アルゼンチンが連続トライで再びリードを拡げ、最後にアイルランドにトライを返されたが、大量得点で乱打戦に勝利した。アルゼンチンは、11番WTBルキアノ・アヴェカ、FBサイモン・フィステルがそれぞれ2トライを記録し、SOフェデリコ・セルパが、1トライ8コンバージョン2PGを記録した。アイルランドは22番SOチャーリー・オシェアが、2トライ5コンバージョンと奮闘した。

オーストラリア53-17フィジー(HT36-3)

 両チーム合わせて6枚のイエローカードが出る荒れた試合となったが、前半の大量リードを後半も維持したオーストラリアが勝利した。オーストラリアの、5番LOトビー・ブリアル、14番WTBトム・ファージョーンズ(ワラビーズSHニック・ファージョーンズの甥)がそれぞれ2トライを記録した。

イングランド68-40アメリカ(HT42-14)

 イングランドは、前半に6トライを取って大量リードしたが、後半アメリカの反撃にあい、60分には49-33まで迫られた。その後はトライの取り合いとなったが、イングランドが終始リードを維持して勝利した。イングランドは、HOジェロルド・ゴルレクが2トライを記録した他、SOフィン・ケイロックは、イングランドのSOらしい9コンバージョンを決めて大量得点に貢献した。アメリカは、13番CTBデイン・ミッチェルがハットトリックを、FBギャヴィン・ホルダーが1トライ5コンバージョンを記録した。

NZ36-26スコットランド(HT17-7)

 試合は、NZが連続トライとPGで17-0とリードしたが、スコットランドが終了間際に反撃して、17-7で前半を終えた。後半は、トライの取り合いとなり、両チームともに3トライを重ねたが、NZが前半のリードを守り切って勝利した。NZは、FBコーヘン・ノリーが2トライを記録し、SOミカ・ムリアイナ(元オールブラックスFBムリスの息子)は、1PG4コンバージョンを決め、キックで勝利に貢献した。スコットランドは、HOジョー・ロバートが2トライを記録した。

7月3日

南アフリカ33-5ジョージア(HT12-5)

 前半、ジョージアは先制トライを取った後、南アフリカに3連続トライを取られて逆転された上に、39分にレッドカードを出してしまった。さらに、後半開始直後にもイエローカードを出してしまい、数的不利から南アフリカにトライを取られると、58分にも2枚目のイエローカードを出して戦える状況ではなかった。南アフリカは、数的有利を生かして連続トライを取り、最後は完勝となった。南アフリカの、HOシフォセツ・メネベレレが2トライを記録した。

イタリア41-25日本(HT17-11)

 日本は、イタリアに先制トライを取られた後も、PGで追いすがり、33分にはトライを取って(しかし、ポスト近くのコンバージョンを痛恨のミス)10-11と逆転する。ところが、すぐにイタリアの反撃にあって17-11の6点差で折り返した。後半に入って、日本の反撃が期待されたが、41分にイタリアにトライを取られて主導権を握れない。それでも51分にイタリアにイエローカードが出て、日本は数的優位に立つが、57分に、敵陣マイボールラインアウトのミスから、イタリアの16番HOに90mを独走されてしまい、31-11と勝負を決められた。その後59分に停電で試合が一時停止になるなどのアクシデントがあったが、試合は再開され、61分にまたもやイタリアにイエローカードが出る。ところが、、この数的優位を日本は生かすことができず、64分にイタリアにトライを取られる。それでも日本は71分にトライを返すが、72分にキックオフのミスからイタリア22番にトライを与えてしまうなど、日本は、既に勝負がついた80分にトライを返すのが精一杯だった。

 イタリアは、FWで2トライ、BKで4トライとバランスの取れたチームだった。日本は、FWでは、4番LO熊谷鼓太郎、5番LO百武聖仁がフィールドプレーで奮闘していたが、ラインアウトが安定せず、これが敗因の一つとなってしまった。また、HB団のプレーに切れがないばかりか、BKのアタックが12番CTB福田恒秀道、14番WTB内田慎之甫、FB古賀龍人以外は機能していなかったのが、得点を伸ばせない一因となっていた。

3.主なニュース

(1)2027年、2029年、2031年のアンザックデーのテストマッチ日程

 オーストラリアとNZとのアンザック(ANZAC)連合軍同士の対戦となる、オーストラリア・ワラビーズ対NZオールブラックスの定期戦(ブレディスローカップ)は、毎年第一次世界大戦のガリポリの戦いにちなんだ、4月25日のアンザックデーに近い日に設定されてきたが、両国協会は、4月25日に固定した、2027年、2029年、2031年の対戦日程を発表した。

 それによると、2027年、2029年、2031年のいずれも、アンザックデーである4月25日に、オーストラリア・ブリスベンのサンコープ・スタジアムで試合を開催する。また、この他に2試合を、ザ・ラグビー・チャンピオンシップとしてホームアンドアウェイで対戦する。一方、2028年、2030年については、ネイションズチャンピオンシップの対戦としてホームアンドアウェイの2試合を開催する。

 これは、現在世界のラグビーカレンダーが日々更新されていることの一貫として決定されたものと思われ、とりわけ長い歴史を持つだけでなく、世界トップの強豪国同士の対戦として互いに実力を高めあってきた対戦について、新たな歴史の構築を目指すものとなっている。

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きーやん(木下裕治) しがない年金生活の一方、健康状態の関係から身体を使う仕事は難しいため、趣味と実益を兼ねてnoteに様々な投稿をしています。皆さまからの私の投稿へのご支援をいただけることは、今後さらに多種多様な投稿を継続していくことにつながりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。