崇徳天皇に逢はむとぞ思ふ①
秦氏のことを書いてから
「わたしのことも書いてください」
とでも言うかのように
頭の中にちらちらと崇徳天皇が出てこられます。
中学生のときだったか。
百人一首の中で
心をぐしゃっとわしづかみにされた歌がありました。
瀬を早み 岩にせかるる滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ
崇徳院が詠まれた歌です。
滝川の流れがとても速くて
岩に引き裂かれて
二手に分かれてしまったけれど
いつかはきっとまた一つになりましょう
これは離れ離れになった愛する人に詠んだ歌なのかな。
まだ恋愛も知らないのに
この歌に心が動かされ
暗記が苦手なわたしでしたが
この歌だけは苦もなく覚えることができました。
覚えたというより
以前から知っていて思い出した、
という感覚の方が近いのかも知れません。
〇〇
2019年、娘が中学生のころに
ふたりで京都に遊びに行ったことがありました。
どこに行こうかな?と考えていて
何となく【東寺】と思いついて行ってみたのですが
京都駅から歩いたら地味に遠くて。


立体曼荼羅に圧倒されて
「遠かったけど来てよかったね」
とふたりで話していました。
その頃は空海さんのことも真言宗のことも
よく知りませんでしたし
なぜ【東寺】だったのか、
今でも謎なのです。
それから祇園あたりをぶらぶらして
和スイーツを食べたり、お店を見たり。
そのときに
【崇徳天皇御廟】と書かれた看板を見つけ
こんな華やかなところにあるんだな、
いつか行ってみたいな、と思っていました。
そのまま時は過ぎ、
御廟のことも忘れかけていました。
百田尚樹さんの著書
【日本国紀】を読む機会があり
その本の中で崇徳天皇に再会しました。
祇園で祀られている華やかな天皇
という印象が180度変わったのはこのときでした。
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