夢中になっていることを話す人たちの輝きが好きで
【僕には鳥の言葉がわかる 鈴木俊貴】と
【ゴッホのあしあと 原田マハ】
を読みました。
子どもたちが体調を崩しているので、外に出られず、
家で静かに過ごしています。内側を充実させて過ごします。
一冊目の
「僕には鳥の言葉がわかる」は、
野鳥観察に行きたくて、
鳥たちの声が聴きたくて、たまらず読みました。
シジュウカラたちが、せっかく見つけた餌を独り占めせず、仲間たちに教えてやるのは何故か?ということが書かれていました。
鳥たちが混群をなして餌を食べることで、お互いに警戒行動を分担していること、多くの目があることで、天敵の襲来により早く気づくことができるであろうことが書かれていました。
そして、そこからどんな鳥語を使っているかという説明が登場します。
私は数種類の鳥の鳴き声の聞き分けと、地鳴き、警戒の声は何となく分かるのだけれど、細かくは知らなかったので大変勉強になりました。
みんなが元気になったら、観察へ出かけようと思います。
二冊目の
「ゴッホのあしあと」は
何度も読んでいます。
原田マハさんが2017年10月に
『たゆたえども沈まず』の小説を書き上がり、ゴッホ巡礼の旅に出て
「小説ができましたよ!」と
ゴッホ兄弟と林忠正(1853〜1906年)の魂に話しかけながら、ゆかりの土地をあちこち歩いた、という部分が好きです。
そして、行った先々で一人、自分の作品を朗読したとのこと。
この文章を通ってから、ゴッホのあしあとを辿ってゆくのがたまらなく心地よいのです。
そして、何度も読み返すと、毎回新しい発見があります。
初期のゴッホが、画家としての迷いがあったのではないかと書かれているところ。自分自身が何を、どういう方法で描くべきなのか模索していた時代。
5、6年も続いたそうですが、彼なりに学習を重ね、糧として完全に吸収して、土の中で力を蓄えていたようだ、と。発芽には、太陽と水が必要で。
ゴッホの場合、太陽はパリで、水は日本美術、つまり浮世絵だったのです。
その後、発芽の時期を迎えたとのこと。
自分に引き寄せて考えてよいものか悩みましたが、自分が夢中になっている物事を文章で表現することに迷いがある今の私は、
もう少し多くを学び吸収して、諦めずにやってみようと希望を持つことにしました。
さて、読書に加えて
NHKの【明鏡止水】という、武術や身体の使い方を扱う番組の録画も観ました。
岡田准一さんのコメントに毎回驚きます。
今回は特に、雨宮先生の
「呼吸」について語っていたところです。
ああいう呼吸をしている人には近づかないんです。というようなことを岡田さんが仰っていて、私はそこに気づかなかったので巻き戻してみました。
すると、身体操作の説明中に雨宮先生が
「スッ」と鼻呼吸をした部分が一度だけ聞こえました。流れるような説明の中で、ここに気づきます?と、衝撃。
私が雨宮先生の動きで気づいた点は、仰向けの姿勢から立ち上がる時の柔らかさです。あの大きな体が、何事もなかったかのようにフワっと起きて。
起こした、のでなく、勝手に元の位置に戻ったというように。岡田さんなら、あの動きを分かりやすく説明してくださるだろうと思いました。
以前、雨宮先生を実際に何度かお見かけしたのですが、迫力があるのに話す時は優しい雰囲気で、あれが逆に怖いな…と思いながら眺めました。笑
ジャンルが全てバラバラですが、どれも共通して、夢中になっていることを話す人たちの輝きが好きだと改めて思いました。
いつまでもお話を聞いていたいです𓆸
