猿田彦先生!②
前回はこちら!
パパ上の宇宙船で、猿田彦神さまと初めて対面。
閻魔さまは猿田彦神さまの漫画を描けば、大峠の3次元崩壊の時間を少し伸ばしてもいいと、言っていました。
はてさて、どうなることやら……2話目です!
私
「じゃあお酒でも用意して、気楽におしゃべりしていきましょう。何がいいですか?イメージで、出します」
猿田彦神さま
「おっ。お酌してくれんの?最近こういう機会がなかったから、嬉しいな!(ゴキゲン)」
天祖パパ上(天之御中主神)「ギッ!!(睨む)」
猿田彦神さま「ちょっ…なんだよ?その殺気!?」
パパ上
「うちの娘に酒を注がせようとするとは……おまえは何もしなくていい!
酒は私が用意する!」
その瞬間、卓上に大量のホッピーが現れた!
猿田彦神さま
「え?なにこれ??酒?こんなのお供え物の中にあったこと、ない!」
パパ上
「酩酊しすぎては漫画のための会話もままならないのだから、まずはこれで………(半目で睨む)」
猿田彦神さま「………(ホッピーをじっと見る)」
私
「ちょ……パパ上!険悪すぎ!わたし地上的にはもう、ただのクソババァなんだから!お酌するくらいでメンタル削れないってば!大丈夫だよ!」
(安定の2児の母です)
パパ上
「年齢を自虐するのはやめなさい娘!現代は男女平等の時代!
神仏こそ率先して手本を見せなければならないというのになんだおまえは!
この………猿田彦ごときが!!」
私
「ええ!?パパ上まえ、
弥勒世になっても男性優位社会は続くって、言ってなかったっけ!?」
パパ上
「黙りなさい!こんな者は呼び捨てでいい!
おまえも猿田彦と呼び捨てしなさい!」
猿田彦先生
「えええー!?なんだよもう、これ!?っていうか……俺いったい、いつになったらこういう扱いから抜けれるわけ!?天之御中主神とか閻魔とか、もーほんとやだ!キライ!
おまえが漫画描くかもっていうから来てやったのにさ!(泣怒)」
私
「カンカン!(鍋底を叩く音)中断!もうこの会話はここで終わりです!」
猿田彦先生とパパ上
「………」
★ひと呼吸……。
私
「では少し落ち着いたところで、猿田彦先生に質問していきますね」
猿田彦先生「え?先生?俺が?」
私
「なんとなくそれがしっくりきてしまいました。
今後はそう呼ばせていただきます。では……ええと、猿田彦先生って、お顔がひとつじゃないと聞いたことがあります。真実はどうですか?」
猿田彦先生
「うーんと……合っては、いる。俺はいま天狗のお面つけてるけど、ひょっとこのお面のときもあるし。あともうひとつ。これ。
この呪術用のお面のときもある。
このお面のときは、一般人向けの仕事はしてない。裏の仕事。裏の神事のときは、このお面で仕事するんだ」

私
「へえー。呪術用のお面、レスラーみたいですね〜……ちょびっとSFチックだし……」
猿田彦先生
「そうだよ。リアルSFだよ。だって宇宙人降ろす呪術とかのときに、つけてるやつだもん」
私
「宇宙人を降ろす……?天◯家のご神事とかですか?」
猿田彦先生
「もちろん。俺はそっち系の、主に闇の呪術の、仕事してるかもね。実物はこーんなに爽やかなんだけどさ」
私
「前回の記事で猿田彦先生は、圧がどーのと自虐してましたが、爽やかなのは否定しません!で、次。このひょっとこのお面ですが……隣にいるのはおかめ。ということは、
奥様である、天宇受売命さまですよね?
夫婦円満のご利益とかですか?」
猿田彦先生
「あぁ、まぁ、そうかな。収穫とかね。一家和楽、子孫繁栄とか。もちろんその中に夫婦円満も、あるけど。でも………
天宇受売命って、超怖いんだよね。
おまえ戸隠神社で夫婦円満のお願いしに行ったことあるみたいだから、夢を壊すようで悪いけど……
俺と天宇受売命は、政略結婚なんだよ。芸能人の偽装結婚みたいなもん」
私「は??(目パチクリ)」
猿田彦先生
「あれはどーーーーしても避けられない………
神霊界の、偽装結婚みたいなもんだったんだ」
私
「なにその……ディスクロージャー!?」
猿田彦先生
「だからいま現在、天宇受売命とプライベートで、会うことはほぼないよ。別に仲悪いわけじゃないけど」
私
「理想の神仏夫婦だと思ってたのに……ショック受けるべきかどうかもわかんない感じですね。混乱っていうか……ちょっと脱力感ですねえ……」
猿田彦先生
「ごめんね?でもおれ、怖い女やだもん。
知ってるか?天宇受売命の、怖さ!
親愛なる上司(天照大神)のために、躊躇いなく一瞬で抜刀する、肝の据わり切った女神なんだよ。
優しい俺とは、ちょっと共通点、ないと思わない?」
私
「優しいかどうかは会ったばかりなのでわかりませんが、たしかに圧は、ないですよね」
猿田彦先生
「お……おまえさー!?なんでそういうこと……もう!何いっても俺だったら本気で怒らないって、本当はわかってるんだろ?!ほらぁ!おれ優しいじゃん!(なんとなく涙目)」
私「はい。猿田彦先生は優しいと思います」
パパ上「…………(焦点の合わない半目)」
猿田彦先生
「もうっ!俺こういうキャラだから……昔っから都合よく使われてばっかりで、やんなるよ!少しは神さまとして、扱えよ!おまえ人間だろ!?」
私
「すみませんでした。猿田彦先生の泣きが入ってきたところで、飲み物を変えましょう。何がいいですか?」
猿田彦先生「処女の口噛み酒!(泣)」
その瞬間、「君の名は」のDVDパッケージのビジョンが宇宙船内に拡がった。
巫女が口内でお米をもぐもぐさせている場面が流れる。しかし……
私「ここに処女はいません」
パパ上「ブーーーーーーーッ(噴く)」
猿田彦先生
「おま……なんだよ!全然俺と交流ないくせに!天之御中主神ってこんなにやな奴だったのかよ!
俺さっきからずっと、自分で蓋あけて飲んでたんだぞ!ホッピー!!(泣)」
私
「すいませんでした。今度こそお酌しますんで……(粛々という)」
パパ上
「仕方ない。娘よ。
アストラル体を分割させなさい」
私「えっ」
パパ上
「13歳くらいのおまえを出して、口噛み酒を出してやりなさい」
私「ああ。なるほど……」
イメージで、13歳だった頃の自分をアストラル体にして、出現させました。

りかちゃんサイズの13歳が出現。
白米をすくったスプーンを、手渡します。
猿田彦先生
「へー。おまえこんなだったんだ。今より丸くない?」
私
「当時はなんだか、やたらと丸かったんですよ。身長が止まったら体重も減りましたけどね」
パパ上
「女性の体型に言及するとは……この無礼者が!」
私
「いいよパパ上。ぜんぜん怒ってないし。というか、猿田彦先生は人間とあまり関わりがなかったんですよね?じゃあ仕方ないですよね」
猿田彦先生「それ何?気を遣っていってんの?」
私
「今後ほかの女性にはあまりいわないほうがいいかもしれませんね。ご時世的に……」
13歳のアストラル体「口噛み酒、できました」
猿田彦先生
「おーーーっ!やったじゃん!俺あのアニメ観てからずっと、懐かしくってさー!超久しぶりじゃん!」
13歳「はい。どうぞ」
私「…………」
パパ上「………ふっ………(口を手で抑える)」
猿田彦先生
「なんだよ………
このおちょこ、すげぇちっちぇーじゃん!!
酒までりかちゃんサイズにすんじゃねーよ!!」

私「……すいません……(白目)」
猿田彦先生
「ばっかやろー!こんなのってあるか!?」
私「失敗してしまいました………(うなだれる)」
パパ上「わはははははははは!」
猿田彦先生
「おまえらなんかだいっきらいだ!!」
宇宙船の窓からみえる、地球の夜はふけていきます。
ここで会話中断。
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