ウズベキスタンで一番増えたもの
お供え物を食べてしまった罪悪感はあれど、ランチボックスはしっかりもらってきた。
神様、ごめんなさい。
でもフルーツは本当においしかったんです。
さて、そのランチボックスを列車のテーブルに広げてみる。
ラズベリージャム入りクロワッサン(甘い
ハム入りコッペパン(パンがパサパサで味もない)
謎の甘いパン(説明不能、よくわからないがとにかく甘かった)
ザクロジュース(なんにせよ甘い)
本物のざくろ(これが甘酸っぱくてうまい)
マンダリン(写真撮る前に全部食べたほどうまい)
まとめると、大体が甘い。甘いものの合間にザクロの酸味が来る。
これがちょっとしたオアシス的存在なのかもしれぬ。
そして必ずつくのがゆで卵。しかも4個も。
普通に朝ごはんをホテルでいただいても目玉焼きやら、ゆで卵やらとやたらと卵を食べさせたがる。
「卵で今日を乗り切れ」
という強い意思を感じる。
とはいえ、さすがに4個は多い。
結果、毎回食べきれずに持ち越しになる。
となるとまた次のランチボックスでゆで卵追加。

こうして日々、ゆで卵が増えていく。
気づけばバッグの中がちょっとした養鶏場状態。
「ウズベキスタンで一番増えたものは何ですか?」
と聞かれたら、迷わず答える。
ゆで卵です。と。
ウズベキスタン旅を振り返ると、最後に頭に浮かぶのは、青の都ではなく、リュックの中で静かに増殖していた、ゆで卵たちである。
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