あの頃の私に、このAIを届けてあげたかった
看護管理者として働いていた頃、AIは今のように身近な存在ではありませんでした。
ニュースで耳にすることはあっても、「AIは一部のエンジニアや専門家が使うもの」というイメージ。私にとっては、自分とは縁のない世界でした。
だから現職の頃、「AIを仕事に活用しよう」と考えたことは一度もありません。
それから数年が経ち、ChatGPTをはじめとする生成AIが、私たちにも身近な存在になりました。
興味を持って学び始めた私ですが、最初から「仕事を効率化したい」と思っていたわけではありません。
きっかけは、AIと「遊ぶ」ことでした。
ChatGPTと相談しながらファンタジー小説を書いたり、絵本を作ったり。
「この登場人物なら次はどんな行動をするだろう?」
「もっとワクワクする展開はないかな?」
そんなふうに会話を重ねるたび、自分一人では思いつかなかったアイデアが生まれ、作品が少しずつ形になっていきました。
AIは、答えを教えてくれる機械ではありませんでした。
一緒に考え、一緒に悩み、一緒に創る相棒。
私の中で、そんな存在になっていったのです。
そんな時間を過ごしていたある日、ふと、看護管理者だった頃の自分を思い出しました。
毎日、時間との戦いでした。
勤務表の調整、会議、委員会、研修の準備、部署目標の作成、報告書、議事録、スタッフとの面談……。
患者さんやスタッフのために働きたいと思って看護管理者になったはずなのに、気がつけばパソコンに向かい、書類を作る時間ばかりが増えていました。
「今日も書類を作って一日が終わった。」
そんな日も少なくありませんでした。

その頃の自分を思い浮かべながら、私は思わずつぶやきました。
「あの頃にAIがあったら、どれほど助かっただろう……。」
AIは、看護をしてくれるわけではありません。
患者さんの表情を読み取り、その場で判断し、寄り添えるのは、人にしかできない仕事です。
でも、会議資料のたたき台を作ること。
文章を整えること。
研修の構成を一緒に考えること。
報告書を書く前に頭の中を整理すること。
そんな仕事をAIが支えてくれたなら、私はもっとスタッフの話を聞けたかもしれない。
患者さんのそばにいる時間を、もう少し増やせたかもしれない。
そのとき気づいたのです。
AIは仕事を減らすためのものではない。
人と向き合う時間を増やすためのものなんだ。
その瞬間、私の中でAIの意味が変わりました。
「あの頃の私に、このAIを届けてあげたかった。」
その思いが、今の私の活動の原点です。
だから今、私は看護管理者の皆さんにAIを伝えています。
AIを使いこなすことが目的ではありません。
少しだけ仕事が軽くなって、心にゆとりが生まれること。
スタッフの声に耳を傾ける時間が増えること。
患者さんと向き合う時間を取り戻せること。
少しでも仕事が楽になり、心に余裕が生まれ、本来大切にしたかった仕事に時間を使えるようになること。
そのための相棒としてAIを知ってほしいのです。

以前の私は、
「忙しいからAIなんて無理。」
そう思っていました。
でも今は違います。
忙しい人ほど、AIという相棒が必要なのだと思っています。
もし、現職だった頃の私に会えるなら、私はこう伝えます。
「全部、一人で抱え込まなくていいよ。」
「あなたが頑張っていることは、ちゃんと意味がある。」
「そして、あなたの隣には、一緒に考えてくれる相棒がいるよ。」
この活動は、あの頃の私に届けたかった言葉から始まりました。
そして今、その言葉を、毎日誰かのために頑張り続けている看護管理者の皆さんへ届けたいと思っています。
AIは、人の代わりになるものではありません。
人を、もっと人らしくするための道具。
私は、そう信じています。
🌸最後までお読みいただき、ありがとうございました。
AIは仕事を減らすためではなく、
人と向き合う時間を増やすための相棒だと、私は考えています。
看護管理者の皆さんが、人と向き合う時間を少しでも取り戻せるよう、
これからも、このnoteではAIの活用法や私の想いなどを少しづつ発信していきます。
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