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『ハナトミナト』目次・作品紹介

集英社オレンジ文庫ノベル大賞応募作。一次選考通過!


『ハナトミナト』目次

0、プロローグ
一、漆の器
二、ばあちゃん
三、砂漠の巫女とお姫様
四、お好み焼き事件
五、バナナフリッター
六、守り刀
七、入院
八、ドン
九、銀芙蓉
十、旅
十一、眩暈
十二、急変
十三、ハナトミナト
十四、人生をリデザインする
十五、透明のカプセルを出て一歩前へ
十六、エピローグ


作品紹介

「母を愛するために、私は自分の無邪気さを捨てたーー」
 ヤングケアラーの少女が漆の器と夢の世界を通じて、自らの罪悪感を受け入れ解放するまでの物語です。
 大切な誰かのために頑張ることは尊い。
 けれど、それ以上に「自分を愛すること」の難しさや大切さを描きたかった。
 長く自分を差し出してきた人に届いてほしい作品です。

あらすじ

自分を差し出さなければ生きられなかった少女寿々弥は、病の母を背負うヤングケアラー。息詰まる共依存の母娘の日常。寿々弥は伝統工芸漆の椀を通じて現実と異界を行き来する。寿々弥の魂を揺さぶる異界鏡が淵の乙也の元へ、幼馴染朔太朗と共に飛び込む。現実の生々しい苦しさと、スピード感溢れる幻想世界の緊張感が過激な化学反応を起こし、読者の脳を揺さぶるマジックリアリズム小説。共依存を脱却し「自分を第一に愛する」と決意するまでの魂のデッサンを描く。ラスト、現実のギャラリーと幻想世界が完璧に重なり合う驚きの符合が、心地よい余韻と圧倒的な文学的カタルシスを約束する決定版。(277字)


主な登場人物

流水寿々弥(ながみすずや)
……母の介護を担うヤングケアラーの少女。漆の器を介して夢と現実の世界を行き来する。

葛城朔太朗(かつらぎさくたろう)
……寿々弥の幼なじみ。後に彼女の悪夢に飛び込むことになる、運命の同行者。

乙也(おとや)
……夢の世界、鏡が淵の住人。寿々弥に不思議な漆の器を与える優しい隠者。だが、その正体は寿々弥の心と深く連動しており……。

流水節子(ながみせつこ)
……寿々弥の母。病身だが寿々弥をとても愛している。

あとがき

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