「これでいいの?」引き継いだケアプランを見て思ったこと。
ケアマネを長くやっていますが、他のケアマネさんが作ったケアプランを見る機会って、実はそれほど多くありません。
だから、他のケアマネさんがどんなふうに考えて、どこまでケアプランに書いているのか。
正直、よく分かりません。
そんな私が、他のケアマネさんから利用者さんを引き継いだ時のこと。
前任のケアマネさんが作ったケアプランを見て、
「えっ……これでいいの?」
と、かなり衝撃を受けました。
もちろん、ケアプランはたくさん書けばいいというものではありません。
それは分かっています。
でも、ケアプランは、利用者さんがどう暮らしていきたいのか、そのために何が必要なのかを一緒に考えて形にするもの。
言わば、利用者さんの「生活の設計図」のようなものです。
私はケアプランを作る時、かなり考えます。
利用者さんや家族が話してくれたこと。
今できていること。
困っていること。
これからも続けたいこと。
体調面のこと。
生活環境のこと。
家族との関係。
利用しているサービスだけではなく、その人の生活全体を見ながら、何をケアプランに落とし込むのかを考えます。
本人が自分でできることはないのか。
本人が楽しめることはないか。
どうすれば、ご家族の負担や不安を減らせるのか。
そして、どうやって言いづらい内容を、本人や家族が傷つかないような文言にするか。
どうしたら、サービス事業所さんが連携して動きやすい内容になるか。
第2表の「解決すべき課題」や「目標設定」も頭を悩ませます。
単純に、
「デイサービスを利用する」
「入浴する」
というような、サービスありきのものにはなるべくしたくありません。
本人がどう暮らしたいのか。
そのために何が必要なのか。
その上で、その先にサービスがある。
私はそんなふうに考えながら、それなりに時間をかけてケアプランを作ってきました。
だから、その引き継ぎのケアプランを見た時に思ったんです。
「もしかして、私が異常にケアプランに時間をかけすぎているだけなんだろうか。」
そして、もう一つ気になったことがあります。
サービス事業所の方たちは、ケアプランをどう見ているんだろう。
詳しく書いてある方が支援しやすいのか。
それとも、必要なことが簡潔に書かれている方が分かりやすいのか。
利用者さんやご家族にとっても、自分たちの思いや、これからの暮らしがどう書かれているのか、気になるところかもしれません。
ケアマネさん、サービス事業所の方、そして利用者さんやご家族。
それぞれの立場から聞いてみたいのです。
今回は、私が引き継いだケアプランの何が衝撃だったのか。
そして、それを見て「今まで自分が作ってきたケアプランは何だったんだろう…」とまで思ってしまった理由を、実際のケアプランを見ながら考えてみたいと思います。
※ここから先は、引き継いだケアプランを見て感じたことを率直に書いています。
実際のケアプランについては、個人が特定されないよう匿名化した上で再現した形で掲載しています。
特定のケアマネさんや、そのケアプランを否定する意図はありませんが、内容の詳細にも触れるため、後半は有料としています。
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