【とんま村の物語】第1話: 「その肉、重くない? ~ライオンの災難と、迷走する物々交換~」
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🍃登場どうぶつ紹介とあらすじ
🌻解説:第1話「お金が生まれる前の物々交換の時代」
🐝第1話の3行サマリー
心配性な百獣の王様(ライオン)が、主人公。
不安が不安を呼ぶ広場の片隅で、
アリクイが“世界を軽くする方法”を思いつく。
①天の声(ナレーション:女神さま)

「皆さんは、誰かと『お裾分け』をしたことがあるでしょうか。
ここ、ひまわりが太陽を無視して突っ立っている『とんま村』では、誰かが落とした『困りごと』で物語が始まります
それは、アリクイのささやかな悪だくみが、村の景色を塗り替えてしまう、ほんの少し前の、ちぐはぐな午後の記録……」
オープニング実況(イグアナ)

(広場の岩の上で、微動だにせず舌をチロチロ出しながら)
「……えー、毎度おなじみ、流浪の爬虫類、イグアナでございます。
今日はですね、ここ、どうぶつ村の広場に来ております。
見てください。
あちらで薄毛に悩むライオンくんが、シマウマくんを必死に口説いていますね。……獲物としてではなく、『植毛のドナー』として。
実に見事な、食物連鎖のバグ。
……あ、ハエだ。パクッ。
……ん、苦い。……あ、お気になさらず、続けてください」
物々交換パニック(薄毛隠しの百獣の王様)

広場は、物を持って右往左往する動物たちで一昔前のア〇タ前のような大混雑です。
心配性なライオン(必死):
「シマウマさん! お願いだ! この『最高級の牛のモモ肉A5ランク』半分あげるから、君のその『お尻のあたりの毛』を少し分けてくれないか!? 最近、寝るたびにタテガミが抜けるんだよ! このままだと、ただの『大きな猫』になっちゃうんだ!」
シマウマ(困惑):
「いや、肉は欲しいけど……僕の毛を植えても、そこだけ白黒のボーダーになっちゃいますよ? 王者の威厳、逆に死にません?っていうか、気にしすぎですって!」
ライオン:
「背に腹は代えられないんだ! 重い肉なんていらない、軽い『毛』が欲しいんだよ! 毛をくれ! 毛を!ギブミー毛!」
潜入インタビュー:世界一ビビりな王様

(岩から降りてきたイグアナが、震えるライオンにマイクを向ける)
イグアナ:
「……失礼。ライオンさん。
今、シマウマさんの毛を握りしめていますが……正直、どんなお気持ちで?」
ライオン:
「ひえっ!驚かさないでよ!心臓がポロリしそうだよ!
見てよこれ、最近タテガミが抜けてさ……。
このままだとハイエナに“あいつ弱そうだぞ”ってナメられて、寝首をかかれるんじゃないかって……怖くて、もう3分も寝てないんだ!」
イグアナ:
「……3分。ショートスリーパーですねぇ。で、その肉と毛を交換すると?」
ライオン:
「そうだよ!肉なんて持ってたら誰かに狙われるだろ!?
でも“毛”なら軽いし、ハチミツでペタッと貼ればバレない。
……あ、でもハチミツにアリが寄ってきたらどうしよう!?
アリに囲まれたら……ひえぇぇ!」
イグアナ:
「……なるほど。“ナシ(薄毛)の悩み”が“アリへの恐怖”へ。
実に見事な、心配の無限ループです。……おバカですねぇ。あ、褒め言葉ですよ」
アリクイ(高田純次風なお調子者)の影

広場の端で、アリクイが空っぽの「ありの素マヨネ〜ズ」の瓶を見つめています。
アリクイ:
「あーあ、マヨネ〜ズ切れちゃった。
あんな重たい肉や魚を担いで交換するなんて、優雅な僕には似合わないよ。
もっとこう、座ったまま舌をペロッと出すだけで、村中のマヨネ〜ズが集まる仕組みはないかなぁ……ん?」
(ライオンとシマウマの揉め事を見て、サングラスがキラリ)
「いやぁ〜、みんなアホだねぇ!ひらめいた。
そんなに大変なら、僕がもっと“軽〜い嘘”……じゃなくて、画期的な方法を教えてあげようか?」
ワクワク。
エンディング(イグアナ)

(また岩の上に戻り、夕日をバックに)
一匹の軽薄ないたずら好きなアリクイがマジックを取り出しました。
次回、アリクイ、マジック一本で世界を救う。
『チャ~リン(お金)』誕生。
果たして、ライオンの頭に平和は訪れるのでしょうか。
それでは、次回お楽しみに~?」
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この話で描いた「物々交換の不便さ」は、
やがて“お金”が必要になっていく、いちばん手前の話です。
🌻解説:第1話「お金が生まれる前の物々交換の時代」
