【とんま村の物語】第6話:見守りは命がけ。 ~アリクイ総裁と、あがり症のアルパカ~
🍃登場どうぶつ紹介とあらすじ
🍃第5話:「借りたチャ~リンは神様からのギフト!?~アリクイの『集団催眠』の術~」
🌻解説:第6話「中央銀行の誕生 ― 「国の借金」を「お金」に換える究極の魔法」
🐝前話+第6話サマリー
アリクイは石ころ「チャ~リン」を広め、
借チャ~リン(借金)を「神様からのギフト」と呼び替えました。
どうぶつたちは石ころを追いかけ、
村にはチャ~リンがぐるぐる回る新しい世界が生まれます。
そしてアリクイは、その石ころを見守る役目を名乗るようになりました。
①女神のナレーション

「どうぶつたちは、少し安心していました。
借りたチャ~リン(借金)は「ギフト」と呼ばれ、重かったはずの石ころも、なんだかありがたいものに見えてきたからです。
でも、石ころが増えると、それを見守る役目が生まれます。
不思議ですね。
新しい役目は、いつも誰かが名乗り出るものなのです。」
②オープニング実況(イグアナ)

(蟻塚の横の「アリクイ・クイック銀行」の看板を見上げながら)
「えー、毎度おなじみ、流浪の爬虫類、イグアナでございます。
こちら、どうぶつ村の金融センター、アリクイ・クイック銀行の前に来ております。
……見てください。アリクイくん、なぜかハシゴを持ってきました。
どうやら今日は、さらに偉くなる気のようです。
実に見事な、権威の高さを物理で表現するスタイルですね。
……あ、お気になさらず、続けてください。」
③アリクイの「元締め」宣言とアリクイ・ヘブン中央銀行の誕生

アリクイはハシゴの上から木の筒で語りかけます。
アリクイ:
「おーおー! みんな、今日も元気にチャ~リン回してるねぇ!でもさ、みんなが安心して石ころ持ってられるのはなんでだと思う?それはね、僕がちゃんと見てるからなんだよ!
いよっ、ボクって見守り大明神! ガハハ!」
ライオン:
「すごい! アリクイさん、そんな高いところで見守ってるんだ!」
アリクイ:
「そこでね、考えたんだよ。今までは“アリクイ・クイック銀行”でチャ~リン(お金)を貸したり預かったりしてたけどさ、その上にもう一つ作ることにした。
その名も――『アリクイ・ヘブン中央銀行』!
銀行のさらに上で、村の石ころを見守る場所さ。
つまり僕は総裁! テヘッ」
イグアナ(小声で実況中継)
「おっと、銀行の上に銀行を作って自分がその上に立ちました。
……実に見事な、ルールのセルフプロデュースですね。」
④あがり症のアルパカが銀行の窓口

アリクイ:
「ということで!アリクイ・クイック銀行の窓口はこのアルパカくんに任せることにしたよ!」
アルパカ:
「ひ、ひえぇぇぇ!!」
客が来るたび震えます。
「10」と書くつもりが「1000000~~~~」みたいな波線になります。
アルパカ:
「す、数字が増えてしまいましたぁぁ!ごめんなさぁぁい」
アリクイ(上から)
「いいよいいよ!これも経験、経験!!その震えが経済の躍動感だねぇ!」
⑤見守り料

ライオン:
「見守るのって大変なんだね!」
アリクイ:
「いやぁ~肩が凝るねぇ!
だからこの“見守り”のお仕事の対価として空からポロッと降ってくる神様のチップ(見守り料)を直接いただくことにしたんだ。
これは僕の見守りエネルギーが結晶化したものだからみんなの石とは別ルートで新たに貰います!
迷惑かけないから安心してね! ガハハ!」
⑥突撃インタビュー(イグアナ)

岩からスルスル降りてきて、全力疾走しているシマウマへ。
シマウマは村で一番の働き者です。
誰よりも早くチャ~リンを稼ぐため走り回り、誰よりも早く力尽きます。
最近では自分の縞模様が「イケてるバーコード」に見えてきたほど、数字に追われています。
イグアナ:
「……あ、ちょっと失礼。シマウマさん。
今、アルパカくんの窓口で数字が増えたり減ったりしてますが、正直、どんなお気持ちですか?」
シマウマ:
「はぁ、はぁ……!アリクイ総裁が上で見守ってくれてるならきっと大丈夫です!きっと。
僕はただ、もっと走ってもっとチャ~リンを稼ぐだけです!
見てください、僕のこの縞模様!完全に高性能バーコードですよ!」
イグアナ:
「……なるほど。働きすぎて自分の体が決済端末になりましたね。
……おバカですねぇ。。……あ、褒め言葉ですよ。」
⑦エンディング(イグアナ)

(岩の上に戻り)
「……こうして村には新しい仕組みが生まれました。
石ころを貸す銀行と、それを高いところから見守る総裁。
そして震えるアルパカ。……石ころは増え続け、見守りはますます重要になっていきまそうです。
……次回、チャ~リンはさらに増え、村の石ころは空を飛び始めます。
それでは、次回お楽しみに~?」
