社会的価値と個人的価値
“社会にとっての自分の価値”
“自分にとっての自分の価値”
この二つを混同してはいけない。
混同するとどうなるか。
『社会から求められること』かつ『成果の出ること』が自分の行動の“正”となってしまう。
“お金を稼ぐ”という観点ではそれが正しい。
ビジネスは人や社会へ価値提供をし、その対価をいただくものだから。
『社会から求められること』かつ『成果の出ること』が『自分の心(本当の自分)の求めていること』と重なっていれば何ら問題はない。
ただ、そうではないのだとしたら、自分の心を疎かにすることになる。
その場合、社会から評価されたりお金を稼げたりはしても、自分にとっての幸せからは遠ざかる。
「なぜか心が満たされない」ということにのちのち気づくことになる。
なまじっか評価されているだけに気づくのが遅れるのかもしれない。
ミッドライフクライシスがまさにその典型なのだろう。
人から喜ばれたら嬉しい。
喜んでもらって嬉しくない人はきっといないはず。
だからこそ気をつけなくていけない。他者の評価に依存してはいけない。
人の期待に応え続ける人生を送ることになるから。
自分の幸せの基準は自分以外にあってはいけない。
自分の幸せの基準は自分の心(本当の自分)にあるべき。
作り物の自分を愛されるより、ありのままの自分を憎まれる方がましだ。
― アンドレ・ジッド
It is better to be hated for what you are than to be loved for what you are not.
― André Gide
どれだけの成果を出しても、どれだけの評価をもらっても、
「果たしてこれは自分にとって本当に幸せなのだろうか」
そう自問自答し続ける。
それが自分の心と向き合うことであり、自分にとっての幸せに近づくことなのだといえる。
人への思いやりやリスペクトを持ち、周囲や社会と協調しつつも、自分自身が納得する選択をする。
自分の頭で考えて自分で答えを出す。自分らしい人生を歩むために。
