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【一日一画】十一月二十九画

2025年は早くも師走。師匠も走り回る慌ただしさにつき、できることはなるべく早く済ませたい時期。というわけで、早速11月の一日一画の振り返りをしておく。

米国からの帰国時に時差の関係で日付が変わってしまったので、11月1日には描けずじまい。1枚少なくて29点にとどまった。どこかで埋め合わせをしておかないと(とは言え、10月31日には2点載せているのだけど)。29点の内訳は、オイルパステルが17点と10月と同じ。あとはインク(筆ペン)11点と鉛筆1点。

2025年11月アーカイブのサムネイル表示のスクリーンショット

11月は同じモチーフを複数描いたものがちらほらあった。

筆ペンとオイルパステルなど画材を変えて描いたケースは、色がないとわかりにくい、ペンでなければ細部が描きこめないなどといった理由。

11月5日と6日の一日一画より、コルク。サンディエゴのブルーベリーワインのもの。
11月16日と17日の一日一画より、ブルガリ展の図録。

国立新美術館で開催されているブルガリ展の図録は、はじめは4色展開だったけれど、わたしが行った16日にはこの赤い表紙と青い表紙の2種類になっていた。

あとは袋いりのものとなしのもの、個数が違うものなど。

11月4日と11日の一日一画より、義実家から送られてきたミカン。
11月13日と15日の一日一画より、バナナ。
11月26日と28日の一日一画より、ガラスのオーナメント。

ガラスのオーナメントは、ネスプレッソの季節の特典。まとまった数のコーヒーカプセルを買うと時折こうしたギフトがついてくる。これまではタンブラーやグラスなど実用的なものかチョコレートが多かったけれど、このクリスマスシーズンにはツリーに飾れるオーナメントだった。

我が家にはツリーはないけど、観葉植物ならある。さしずめ飾るなら観葉植物の枝だろうか。クリスマスツリーがない理由は、猫たちに倒されるからだ。子供達が小さい頃には背丈が60センチほど(多分)のツリーがあったのだけど、猫を飼い始めたらことごとく倒されるので処分してしまった。五月人形も危険なので撤去。人形はさすがに捨てずに残してあるけれど。

というわけで、そのきっかけとなった猫スケッチは11月もモカさんのみ。いずれも筆ペンのクロッキー。あとの3匹を描く機会がなかなか訪れないので、年内にそろって描ければなぁと考えている。

11月2日、8日、14日、23日の一日一画より、モカさんの筆ペンクロッキー。

実は、もう1枚モカを描いていた。姿は見えないけれど、最近は居間のカーテンにくるまって寝ることが多いので、その様子を描いた。しかし、筆ペンスケッチだけでは、なんのことやらわからないと思うので、描いた時に撮った写真も載せておく。

11月10日の一日一画よりカーテンの中のモカさん。と、その写真。

この窓際にはトランポリンがあって、そこに大きなクッション、さらにその上に猫様専用となった綿布団が置いてある。カーテンの手前に黒い支柱があるのだけど(スケッチの方が明瞭)、これは一人用ハンモックの支柱。

猫4匹との生活はちょっと変わったことばかり起きるのだけど、もはやそれが日常なので、この一見意味不明なカーテンとトランポリンとハンモック(いずれも猫の寝床)も日常風景なのだ。

日常といえば、パンや焼き菓子はわたしの一日一画の常連なので、やっぱり11月も描いている。いつもフランスパンが多いけれど、たまに自家製パンもある。29日のピタパンは自家製。朝食に手軽に使えるので、まとめて焼いたものを冷凍保存してある。これは冷凍する前に描いたもの。

11月3日、24日、29日の一日一画より、いろんなパン。

焼き菓子はたまにコストコで大量に買ってくるチョコデニッシュとクッキーを描いた。デニッシュはパンにカウントすることが多いけれど、ここでは数合わせのために都合よく菓子﹅﹅パンは焼き菓子ということにした。

11月18日と20日の一日一画より、チョコデニッシュとクッキー。

このところ毎月一度は描いているマッチ型のお香は、11月にも描いた。今回はオイルパステルで。Ten minutes aroma とされているように10分間だけではあるけれど、気分転換になる。その残り香のなか、深夜に読書などをするのがさらに気分転換になっている。ということで、そんな時に読んでいた本も描いておいた。11月唯一の鉛筆スケッチ。

11月9日と12日の一日一画より、お香と本。

この本は有川ひろ著『クロエとオオエ』。宝石商の跡取りと職人の恋模様を書いた小説で、宝石業界の片隅にいる身として手に取らずにはおれなかった。ジュエリーや宝石に関する描写と背景情報がやけにリアルで、著者は業界の人なのかと思ったほど。どうやらとても丁寧な取材の賜物のようだ。

宝石といえば、毎月近場のどこかでミネラルショーなどの催しがあるので赴いていて、相変わらず戦利品を描いたりしている。

石フリマという、比較的雑多な出店者が並ぶイベントで買ったのが、22日に描いたトルマリン。小さな結晶だけど、とても見栄えが良い。19日にボールペンで描いたぐるぐるしたリングはサイエンスグッズの専門店で衝動買いしたもので、円周率が刻印されている。円周率を知りたくなった時に手元にあると助かるというアイテム。次男にウケたので、彼に譲った。

11月19日と22日の一日一画より、円周率リングとトルマリン。

上に触れた石フリマの翌日、23日にあったのが文学フリマというイベント。noteでも告知していたように、わたしは出店者側だった。ほとんど見て回ることはできなかったけれど、自分たちの出版物を知ってもらうのは楽しい経験だった。この文学フリマに用意していた小物のひとつが、21日に筆ペンでスケッチした数取機。

11月7日と21日の一日一画より、缶バッジと数取機の筆ペンスケッチ。

7日に描いていたのは10月末の米国出張時にもらったもの。退任する理事を題材にした缶バッジだ。文学フリマでもこうしたグッズを販売しているブースはあったので、次には旗の缶バッジなんかも考えてもよいかもしれない……なんて今思いついた。

もっとも次の文学フリマはゴールデンウィークの5月4日で、他のスケジュールとのからみで実現するかどうかはわからないけれど。もしかしたら他の都市(規模的にたぶん京都か大阪)での文学フリマにする可能性もある。

ということで、そろそろ来年の予定を考える時期になってきた。25日に描いたのは、来年のスケジュール帳。

11月25日の一日一画より、来年のスケジュール帳。

これは毎年買っているPaperblanks社のスリムタイプ。日本語版のこのサイズがなくなって久しいけれど、英語版ではまだあるので買い続けている。来年のはガウディをモチーフにしたものにした。グエル公園のタイルみたいな柄が楽しい。

ガウティの建築が自然に題材をとった有機的な曲線で造形されているのはよく知られているとおり。安直かもしれないけれど、来年の自分のテーマも自然をキーワードにしようかな……などと、この手帳を買ってから考えている。

そして、11月の最終日の30日に描いたのは、突然の見慣れない風景。この日わたしは仕事の関係でベトナムに渡航して、ハノイの滞在先でこれを描いた。他の国ぐにから同僚たちがベトナム入りするまでしばらくあったので、これ幸いと絵を描くことにした。陽が傾き始めたタイミングでホテルの前に陣取って、オイルパステルを並べてこれを描いた。

11月30日の一日一画より、ハノイでの滞在先の目の前で描いたスケッチ。

旅先での風景画は10月の米国出張の折に描いたものとも共通する。わたしはもともと薄明が好きだ。街では昼と夜の両方の生活感が同居し、刻一刻と変わる空の様子は地球の自転を実感できる大きなスケール感がある。

わたしはこの後、ルクイェンというベトナム北部の小さな街に移動した。そんな田舎町、しかもフィールドワークで山奥に入っていても携帯電話はほぼ繋がっているし、滞在しているホテルではWifiが利用できる。

それでこうしてnoteを書いているのだけど、今まで2度ほど停電があって停滞していた。このあとハノイへ戻って試料の発送手続きなどをして帰国の途につくことになっている。

と、ここまで書いたところで、航空会社から予定していたフライトの時間変更の連絡があった。旅に不測の事態はつきもの。事前に知らせてもらえるだけでもありがたい。今年も残すところ1ヶ月を切っている。やり残したことをできるだけ済ませて、noteもできるだけ更新したいところだ。

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