重要な考察:「FRBのタカ派芝居」と「利上げ見送り」
ウォーシュ新FRB議長は、デビュー戦で予想だにしなかったタカ派の声明文を発表し市場を驚かせた。("The Committee will deliver price stability." という何とも力強い締め文 !!!)
その結果、市場は9月または10月での利下げ利上げを織り込んでいる。(チャート参照)

FOMC声明文とウォーシュ議長の記者会見、そして市場の織り込みを "素直に" 信じてもいいが、忘れてはいけないのが「ウォーシュ議長にはタカ派に見せる動機がある」ということだ。
新議長として市場の信用を得る必要がある、インフレ期待を抑える必要がある、FRBの独立性を示す必要がある、、、タカ派主張の動機は山ほどあるが、だからといって利上げが確実なわけではない。
マネタリズムの彼としては「インフレは常に貨幣現象」であり、バランスシートの縮小こそがインフレ期待を押し下げることに繋がると考えているはずだ。そしてバランスシートの縮小と利下げを同時に行うことで、ウォール・ストリートからメイン・ストリートへと貨幣を流すことができると考えている。
インフレ期待を抑えるためにタカ派を装いつつも、利上げを見送り続ける可能性は十分にある。そしていくつか材料もある。順不同で見ていく。
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