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#596 アウトドアショップで出会った「手に職」あるスタッフ

「デジタル化や生成AIの本質的な価値は、アナログの価値を最大化することにある」

私が、AIの最大の価値だと考えているところです。

デジタル化、特に生成AIによって、これまで人がやらないと出来なかったことが「改善」という枠を超えて、爆発的に時短できるようになる。これまでコンサルタントが数ヶ月かけてまとめてクライアントに納品していたレポートを、生成AIがより早く作れるようになった。

東南アジアで仕事をしていたときには、日本人のシステムエンジニアが一度日本語で書いた設計書を英訳するための翻訳家を雇用していました。彼らは独自のツールを使って翻訳していましたが、今や生成AIを使えば英訳や和訳なんて一瞬でできます。

このように、明らかに生成AIの普及に伴って仕事のやり方が変わるのを目にする中で、「生成AIによりなくなる仕事」というよりも「生成AIが普及することで、より価値が上がる仕事は何か?」ということに興味を持つようになりました。

日本が当面向かい続ける「供給制約(=生産労働人口の減少スピードと全体の人口減少のスピードの差により発生する供給過小状態)」と、その中でのAI普及。そこでより価値が上がるスキルは、「手に職つける」ことだと捉えています。

先日、家族で行ったアウトドアショップ「WILD-1」さんで、「手に職ある!」と感じたスタッフさんがいてとても刺激になったので、今日はその話をしたいと思います。


きっかけはキャンプグッズ購入

3月に第三子が生まれ、4歳以下3人の子連れでの移動に限界を感じたことがきっかけで、6月に中古のVOXYが納車されました。
あまり車を長く持つ気はなく、子どもたちが小さいうちの移動手段が確保できればいいや、くらいで購入した車でしたが、まだ納車されて1ヶ月も経っていないのに、生活スタイルに変化が起きつつあります。

一番の変化が土日の過ごし方です。せっかく車があるならお出かけしよう!ということで、毎週近場のアウトレットやららぽーとなどのショッピングモールに出向いています。

そこでたまたま出会ったのが、キャンプグッズです。

お店の展示でテントやチェアーがたくさん並べられているのを見て、4歳と1歳の子どもたちは大はしゃぎ。私は、小さい頃に家族でキャンプに行ったことはありますが、これまで自分でテントを持ったりしたことは一度もなく、キャンプと言ってもコテージに宿泊することがほとんどでした。アウトドアの趣味もありません。

しかし、子どもが小さいうちにテントを建てたり、自然の中で料理を作って食べたりするのは、なかなかいい思い出になるかもしれない、と考えるようになりました。また、先日主催した「森のリゾート・サウナサミット」で「非日常」の中で考え事をする時間の尊さを再実感し、今後も定期的に自然の中でぼーっとする時間を取りたいという欲求が出てきました。

先日、2025年上半期の振り返りをしたときにも、この半年は第三子が生まれたこともあり、毎年出かけている海外旅行なども行っておらず、下半期はもっと積極的にお金を使っていこう!と決めた直後でした。そのような経緯で、車があるからこそ気軽に家族で楽しめるキャンプに投資していこう!と決断し、昨日早速「WILD-1」さんを訪問し、キャンプグッズを見学しました。

「手に職」あるカッコいいスタッフ

私たちは、全くのキャンプ初心者のため、何から購入すれば良いか分かりません。テント一つを取っても、価格帯は5万円程度のものから30万円近くのものまでありますが、どのようなスペックの違いによるものなのか、よく分かりませんでした。

「これは詳しい人に聞くしかないな・・」と感じていたタイミングで、近くを通った定員さんが「何かお困りですか?」と声をかけてくれました。

見た目はまだ20代でしたが、とにかく親切&詳細に色々と教えてくれます。自身もソロキャンプを月1回はしているということで、完全初心者の私たちが何から揃えていけば良いのか、丁寧に一つずつ教えてくれました。

例えば、テントの価格の違いは、ポールの素材が異なり、しなりやすいポールの方がテントを建てやすいとか、天井部分の遮光素材の違いや風通しの良さでテント内の心地よさが違うとか、そんな話です。

colemanのマットレスとWild-1さんの自社ブランドが、作っている工場は同じで商品のスペックとしては全く同じであることなど、アウトドア初心者の私では明らかに検索コストが高そうな情報も含めて、本当に親切に教えてくれます。

テント、マットレス、ランタン、テーブル、チェアー・・・と一通り必要そうなものの話を聞いた後、焚き火スタンドの話へ。私は、BBQは炭火でやるしかないと思い込んでいたのですが、専用の鉄板を使うことで、薪で起こした焚き火を使って分厚い肉が焼けることなども教えてくれました。実際にご自身のソロキャンプで撮影した焚き火で肉を焼いている動画なども見せてくれて、いつの間にか私たち親の方がキャンプの魅力に惹き込まれていました。

元々は、テントは5万円程度のスターターキット的なものを購入して、今後本格的にやるようであればもう少し価格帯が上がるものを買えばいいや、という気分でお店に行きましたが、お兄さんの話を聞いているうちに、最初から後悔しないものを買おう!という気持ちになってきました。

結果、国内企業で永久保証が付いているSnow Peakのランドロックを購入!

「キャンプ場でSnow Peakのテントを張っていると『上級者だな』と認識されますよ」という初心者にとっては、全く有り難くないコメントまでいただきました。笑

「手に職」スタッフさんの魅力

元々購入する気がなかった価格帯のテントを喜んで購入するに至ったのは、明らかのそのスタッフさんの魅力によるものでした。「元々無趣味だった自分も、5年前にキャンプに出会い人生が変わった。そんなキャンプの魅力を多くの人に伝えたくて、この仕事をしている」とおっしゃっていました。

驚いたのは、てっきり社員さんだと思い込んでいたそのスタッフさんが、実はバイトだと発覚したことです。「すごい詳しいのでてっきり社員さんだと思ってました」と伝えると、平日はお父さんが経営されている建築の仕事をし、土日だけバイトで働いているとのこと。

「キャンプの魅力を多くの人に伝えるためにバイトしている」というのは、本当なんだろうなと感じました。おそらく彼が仕事をしているのは、興味や趣味の延長のような感じで、ご自身もアウトドア用品での接客の仕事が好きなんだろうなぁと。

冒頭に触れた「供給制約」下では、適当なスタッフでも人手不足だから雇わざるを得ない状況にあるため、全体としての従業員の質は落ちていくと考えています。労働市場における売り手側の競争原理が弱まるからです。実際に、ファミレスなどの従業員のサービスレベルも下がったと感じることも多いです。

しかし、そんな状況だからこそ、彼のように「好き」なことを仕事にして、その魅力を丁寧に伝えられるような人の価値は、これまでよりも爆上がりしていくはず。彼の価値は、生成AIで代替されないどころか、ますます希少な人材として認識されていくはずだと確信しました。

今回訪問したWild-1さんは、家からそこまで近くない場所にありますが、これからもキャンプグッズを増やしたり、彼とキャンプの話をするために、ぜひまた訪れようと思います。彼のような、優秀なスタッフから選ばれるお店は本当に強いですね。

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林 裕也  |  探究 × 生成AI もし面白いと感じていただけましたら、ぜひサポートをお願いします!いただいたサポートで僕も違う記事をサポートして勉強して、より面白いコンテンツを作ってまいります!

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