「芳華、国へ帰る」の裏話①
「芳華、国へ帰る」についてのお話や設定などを書こうと思います。
1話
2話
3話
私がインドシナ難民(ボートピープルとも呼ばれる)人たちへの取材や本格的に関わり始めたのは、2022年の4月からでした。
私は2016年から仕事でベトナムに住んでおり、趣味で歴史を勉強していたことからベトナム戦争に従軍した人や当時を知る人たちから話を聞いてきました。
南ベトナム解放民族戦線の方から始まり、南ベトナム解放軍(俗に言う北ベトナム兵)、ベトナム共和国軍(俗に言う南ベトナム兵)の話を聞いてきました。
その中でも、ベトナム共和国兵の方が言った日本やアメリカなどに逃げた人たちの話からインドシナ難民について関心がありました。
日本へ帰ってきてから実家の方でしばらく生活していたのですが、近所のスーパーにいたベトナム人の家族がまるで以前取材してきたベトナム共和国兵のような古い南部弁で話しているのを見て、思わず話しかけてしまいました。
案の定、その方はインドシナ難民でした。
その方とのご縁もあり、難民の方々が主催するパーティやイベントにも参加させていただきました。
そのパーティやイベントでインドシナ難民の子供たち(インドシナ難民2世)の方々ともお話しする機会がありました。
2世といっても、もう結婚されてる方もいれば、小学生ぐらいの子供たちもいて年齢も様々です。
また、ご両親が日本に帰化されて日本国籍を持つ人や国籍がなく、『再入国許可書』しかもっていない方もいました。
しかし、ベトナムのルーツがある自分がいったい何者なのか分からなくなるということは共通して言っておられました。
他にも日比谷にあるイエローバンブーの南雅和さんやいちょう団地の方々のお話を元に少しずつこの話を作りました。
『芳華、国へ帰る』の制作にあたって協力してくださった方々にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
