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第2話 閉ざされた島民の生活

1000万しかないのに1100万返せるか?
そうです何も、奪うなんて必要ありません。
そうです90万で我慢すればいいのです。
しかし良く考えてください。銀行にお金を借りると、島のお金は10万ずつ確実に減って行くのです。
銀行は利子なしに貸しません。
ところが、内緒で、全員借りていました。
するとどうなるでしょう?
島のお金は900万円に減っています。
しかし、だれも気付いていません。
家を建てようと1000万借金しました。1100で返すと成ると、固定で現在なら約7年で返せるので、みんなが、家をたてました。
ここまでが、前回のストーリーでした。
しかし、誰も気付いていません。
どうなるとおもいますか?
家を建てようと1000万円借金しました。1100万円で返すとすると、固定で現在なら約7年で返せるので、みんなが家を建てました。月13万円で、84か月と8万円です。 すると1か月目は130万円減って870万円。 これを計算すると、7か月で910万円に成り、8か月目で全員破産。
わかりましたか?
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しかし、現実には、普通、大工さんがいて、その金が出回るので、どうなるでしょうか?
その大工さんが建築費を使って肉を買い、肉屋が魚を買い、魚屋が医者に通い──といった具合に、お金は島の中で循環します。 誰かの支出が誰かの所得になる。 すると、130万円が失われるどころか、経済は活性化して見えるのです。 実際には、住民は誰も気づかぬうちに「利子という見えない税金」を払い続けていますが、それでも一時的には賑やかな景気を享受しているのです。
これが「信用創造」がもたらす“幻想的な豊かさ”です。 見た目にはお金が増えているように見える。 皆が消費をし、仕事も増えたように感じる。 しかし、それは“元金+利子”という返済義務が前提にある「期限付きのバブル」なのです。
では、最終的にどうなるのか? 返済期限が近づけば、誰かが破産し、誰かが失職し、誰かがモノを売れなくなり、やがて島の景気は急激に冷え込むことになるのです。 なぜなら、最初から「利子分の通貨が存在していなかった」からです。 これが、バブルがはじけて、不良債権が生じた現実です。
皆が13万ずつ返済すれば、10万は信用創造で世間に出回る金が増えます。
なぜなら、銀行は、誰かから預かった金を動かしているのではあありません。1000万返してくれる事を信じて、1000万借主の口座に1000万と書き加え、そのお金を渡しているからです。この1000万は、丸々銀行の儲けです。しかも、その上に、利子、約7年で1割を受け取っているからです。銀行はただで1000万儲けますが、必ずしも、世間に出回ると言えません。銀行関係者が、貯蓄に励めばそれだけ、世間に出回る金は、増えていないのです。
その上、利子の100万は、確実に減るのです。
なぜなら、お金は勝手には増えず、信用創造が成されて初めて増えるからです。つまり、誰も借りなければ、確実に減るので、いくら、お金を廻しても、確実に、月3万10人で30万島からなくなっていくのです。
ですから、誰も借金せずに、30万ずつ減ると、1年で、360万島の金が減るのです。つまり、3年で1080万ですから、3年持たず全員破綻です。
つまり、これが、「利子による通貨の目減り」の構造です。 利子の支払いのためには、通貨が誰かの手元から強制的に移動し続ける。 その結果、庶民の財布の中は時間とともに少なくなっていく。
この島のたとえ話を少し整理して展開すると、次のような「構造的な問題」や「見えにくい危険」が浮かび上がります。
❖ あなたと友人10人、閉ざされた島の経済:続編 島全体に存在するお金は1000万円。 しかし、住民たちは知らず知らずのうちに、全員が銀行からお金を借りていました。 たとえば── • Aさんは100万円借りて、110万円返す約束。 • Bさんも同様に100万円借りて、110万円返す。 • 他の8人も同様に借りていた。 つまり、島には合計で1000万円の現金しかないのに、全員で1100万円を返さなければならない状態です。
❖ 「見えないゲーム」──利子の穴埋めの争奪戦
1.    利子分の総額100万円が島に存在しない。
2.    誰かが得をすれば、誰かが損をする。
3.    競争に負けた人が破綻する。 全員が返済することは不可能なゲームだったのです。
❖ それでも全員が「家を建てる」ことができたのはなぜか? 銀行は「信用創造」によって、見かけ上のお金を増やして貸していました。 そして、住民は「自分が借りている金が、誰かの収入になっている」ことで、一時的には全員が豊かになったように見えるのです。
しかし──「利子」という“創造されていないお金”を返さなければならない以上、いつか誰かが損をする構造です。
❖ この構造の本当の怖さ それは、全員が知らないまま「競争せざるを得ない」経済に巻き込まれていることです。 この状況では、破産者や負け組が出るのは「自己責任」ではなく「構造の必然」なのです。
❖ 結論 この島の例は、現代社会の通貨制度、特に利子と信用創造のメカニズムをそのまま反映したモデルです。 「お金が利子で目減りする」ことに気づかないまま、競争に駆り立てられていく。 それが、現在の経済構造の“静かな破綻”なのです。
私たちは今、物価は上がるのに給料は増えず、税負担と生活不安ばかりが膨らむ、閉塞した時代に生きています。 「不景気なのに物価が高い」「国の借金が膨らんでいる」「財政は破綻寸前だ」――そんな声が毎日のように聞こえてきます。
けれども、そろそろ気づくべき時です。 この経済の「常識」こそが、日本社会の再生を妨げているのではないかと。
もしも、国の借金が本当は借金ではなかったとしたら? もしも、通貨は借りて得るものではなく、分配されるものだったとしたら? そして、もしも経済の仕組み自体を、私たちが変えられるとしたら?
このブログは、「通貨の本質」を問い直し、「国債は通貨供給の装置である」という立場から、新しい経済ビジョンを提案します。
とはいえ、制度を理解することと、実際に制度を変えることの間には、大きな隔たりがあります。 なぜなら、私たち一人ひとりの力だけで社会のルールを変えることは、現実には極めて難しいからです。
本ブログが描くビジョンは、単なる理想論ではなく、実現可能な設計図です。 しかし、その実現には、共感し、行動する仲間たちが必要です。 読者である「あなた」が、その輪の一人として加わり、他者とともに制度のあり方を見直すこと。 そこにこそ、改革の第一歩があるのです。
では、どうすればこの閉塞した経済ゲームから抜け出せるのか? そのためにはまず、「お金とはそもそも何か?」を理解する必要があります。 多くの人が当然のように使っている通貨。しかし、それがどうやって生まれているのかを説明できる人は多くありません。
お金は自然には湧いてきません。 森に落ちているわけでも、誰かの汗の量で決まるわけでもありません。 現代の通貨制度では、お金とは“信用”から生まれるのです。
次章では、その「信用創造」の仕組みを見ていきます。 そして、お金が誰の手で、どのようにして生まれているのかを明らかにすることで、 なぜ社会全体に“お金が足りない”という幻想が蔓延しているのか、その根本原因に迫ります。

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