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201212150949 欧州小国紀行三日目(5)

 2012年11月の欧州小国紀行$${^{*1}}$$。三日目

 スイスとフランスとの国境近くのバーゼル駅$${^{*2}}$$に停車。停車位置にはいい具合に駅看板がない。動き出してからの撮影なので看板の文字が流れてしまった。朝の8時半頃。

 駅を出ればすぐにフランス領内$${^{*3}}$$に入る。フランスに入って暫くすると自分たちのいる車両に入ってきたおっさん数人が入口近くの乗客から順番に話し掛け出した。おっさん達は私服なので検札に来た車掌ではない。どうもパスポートを見せろと言っているらしい。

 自分たちの番が回ってきそうなので、パスポートを用意した。おっさん達が我々の座席に来ると、一番年長らしきおっさんがふところから手帳を出してバッチを見せた。警察だった。多分。

 何かごにょごにょと言うので、キョトンとしていたら中で一番若そうな青年が「英語か、フランス語か」と言うので、英語だ、と言うと英語で質問してきた。これからどこへ行く、どこから来たなど。

 すると年長のおっさんが女房の膝の上の旅程ファイルを指差して、これは何だという様なことを言っている。こちらが説明に困っていると青年が日本語で書かれた書類だ、とでも言ったのだろうか、納得していた。

 青年が親指と人指し指とを擦る仕草をしながら早口でまくしたて、最後に「NOか?」と訊くので、「NO」と答えたら次の乗客のところに移っていった。何となくだが、ヘロインなどスイス国内では合法な薬物$${^{*4}}$$を持っているかどうかの質問だったのではないか。

 見ていると他の乗客への質問は一瞬にして終わっている。我々だけ取り調べが極端に長かった。

バーゼル駅

*1 201211180156 欧州諸小国視察の旅
*2 Basel SBB
*3 サン=ルイ、フランス
*4 ヘロイン計画10年後の決算 - SWI swissinfo.ch

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