20021010 ノーベル賞(2)
なんと今年は日本人のノーベル賞受賞者が二人も出た。最初にスーパーカミオカンデ$${^{*1}}$$の小柴氏の受賞が耳に入ってきた。そのあと島津製作所の田中氏の受賞を知った。
2000年の白川氏$${^{*2}}$$、2001年の野依氏$${^{*3}}$$に続いて三年連続受賞である。
日本人で初めてノーベル賞を受賞した$${^{*4}}$$のは湯川秀樹$${^{*5}}$$だった。1949年だった。それから16年後の1965年に朝永振一郎$${^{*6}}$$、1968年は川端康成$${^{*7}}$$、1973年は江崎玲於奈$${^{*8}}$$、1974年は佐藤栄作$${^{*9}}$$、1981年は福井謙一$${^{*10}}$$、1987年は利根川進$${^{*11}}$$、1994年は大江健三郎$${^{*12}}$$、そして白川英樹$${^{*13}}$$、野依良治$${^{*14}}$$、小柴昌俊$${^{*15}}$$、田中耕一$${^{*16}}$$が受賞した。
昔は何年かに一回の受賞という感覚があったので、「日本人がノーベル賞受賞」というニュースにわくわくしたが、三年も連続するとその度合いも少し低くなってきている。しかし簡単に取れる賞ではない。素晴らしいことである。
当然の事ながら、ノーベル賞に限らず賞というのは選出するのが一部の限られた人間だから絶対的なものではない。ノーベル賞を受賞したから研究や業績の内容が素晴らしいのではない。その人が行った研究や業績が素晴らしいのでノーベル賞が贈られたのである。世の中には有用な研究や業績は幾らでもある。受賞は結果であって、それを門外漢である為政者が国家の教育目標として定める$${^{*17}}$$のは完全に本末を見誤っている。ただ、研究者や何かを成そうとする本人が目標とするのは受賞が張り合いとなるので、全く問題はない。
*1 20000709 スーパーカミオカンデ
*2 20020206 ノーベルへの道
*3 20011013 ノーベル賞
*4 これまでにノーベル賞を受賞した日本人
*5 The Nobel Prize in Physics 1949
*6 The Nobel Prize in Physics 1965
*7 The Nobel Prize in Literature 1968
*8 The Nobel Prize in Physics 1973
*9 The Nobel Peace Prize 1974
*10 The Nobel Prize in Chemistry 1981
*11 The Nobel Prize in Physiology or Medicine 1987
*12 The Nobel Prize in Literature 1994
*13 The Nobel Prize in Chemistry 2000
*14 The Nobel Prize in Chemistry 2001
*15 The Nobel Prize in Physics 2002
*16 The Nobel Prize in Chemistry 2002
*17 科学技術基本計画のポイント
