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201301120841 欧州小国紀行五日目(9)

 2012年11月の欧州小国紀行$${^{*1}}$$。五日目。

 バス$${^{*2}}$$は、イタリアの中にあるサン・マリノに向けてリミニ駅$${^{*3}}$$を10時40分に出発した。

 道の脇に古い壁の様なものが続いている。何かの遺跡$${^{*4}}$$だろうか。事前にリミニのことを良く調べておかなかったことを後悔する。

 どこかに国境があるはずだと思いながら、窓の外を眺めていた。リミニ駅前を出て、約三十分後、歩道橋のようなものが見えた。私の『国境アンテナ$${^{*5}}$$』が反応した。イタリアとサン・マリノとの国境かも知れない、と思いカメラのシャッターを切った。最初の写真は慌てていたので、ちょっとピンぼけ(©ロバート・キャパ)$${^{*6}}$$。ここが本当に国境だとすると、後でここにどうやって辿り着けばいいのか。結局、帰りにタクシーで行くことにした。

 それにしても歩道橋と言う「しき施設」は日本だけと思っていたが、イタリアにもある$${^{*7}}$$ことを知って驚いた。他にあっても気付かなかっただけか。

 歩道橋は、道路交通の大原則である「弱者最優先」を無視し、自動車の通行を最優先させた結果である。自動車は例外なく人が運転しているにも拘らず、あたかも自然の川の流れが如く制御し切れない物として、川の様に橋を架け、わざわざ弱者にそこを渡らせる。

 歩道橋を設置すると道路上の横断歩道は撤去してしまい、階段を上り下りが大変な者にも歩道橋の利用を強要する。歩道橋は、自動車の流れが途切れる迄の数十秒間が待てない健常者の利便性のためだけであれば、横断歩道と両方設置すれば良い筈だ。全くもって民度の低い国にふさわしい施設である。

 日本で最初にできた横断歩道が数年前に建て替えられたようだ。その日本最初(世界で最初?宇宙最初?)の歩道橋は自動車王国愛知県にあった$${^{*8}}$$。場所は清須市$${^{*9}}$$である。

サンマリノとイタリアとの国境

*1 201211180156 欧州諸小国視察の旅
*2 201301100653 欧州小国紀行五日目(8)
*3 Rimini
*4 Lastra commemorativa dello sfondamento della linea gotica
*5 youki.gif
*6 148夜 『ちょっとピンぼけ』 ロバート・キャパ − 松岡正剛の千夜千冊
*7 Ponte di Confine
*8 20060503 日本最初の歩道橋(3)
*9 旧西枇杷島歩道橋跡

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