Anthropicがアメリカの国防総省(戦争省)に喧嘩売ったぞ!加勢するぞウォォォォォォォ!!!!
今日すごいニュースが来た。Anthropicが国防総省の「戦争に無制限に回答出来るようにしろ」っていう要望にに「ノー」と言い続けて、「サプライチェーンリスク」に指定されたらしい(´・ω・`)
アメリカ企業がこの指定を受けるのは史上初らしい。普通は中国とかロシアの企業に使う指定なのに。
何があったのか
発端はベネズエラのマドゥロ大統領拘束作戦でClaudeが使われてたことが発覚したこと。これをきっかけに国防総省が「Claudeをあらゆる合法的軍事活動に無条件で使わせろ」と迫ってきた。
Anthropicが拒否した理由は2点だけ。
①完全自律型兵器(人間が引き金を引かない兵器)への使用
②アメリカ国民の大規模監視
Dario Amodei(AnthropicのCEO)はXで
「良心に従い、要求を受け入れることはできない」とだけ言った。
これに対して国防長官がキレてサプライチェーンリスク指定を発表。その数時間後にOpenAIがサッと滑り込んで
「同じ原則を契約に盛り込んだうえで合意しました」
と発表した、という流れ。
Anthropicの公式声明が割と強い
公式ブログに書いてあったんだけど、法律面でもちゃんと反論してて
この指定は国防総省との契約にのみ適用される。長官の「取引企業全体に影響する」という発言には法的根拠がない
って書いてある。最初から法廷闘争を想定してた感じ。
あと個人ユーザーとAPIユーザーへの影響はゼロって明言してるのもよかった。
OpenAIとの対比が面白すぎる
OpenAIのAltmanは「我々もAnthropicと同じ原則を持っている」と言いながら契約した。
つまり原則は同じなのに行動が真逆。
Anthropicは制裁食らっても「ノー」を貫いた。OpenAIはAnthropicが制裁食らった直後に「同じ原則で合意できます」と商機に飛びついた。
どっちが正しいかは置いといて、一貫性という軸で見ると答えは明らかで、自分はそこが気になる性質なので(`・ω・´)
Anthropicの主張で一番刺さった部分
現在のフロンティアAIモデルは完全自律型兵器に使えるほど信頼性が高くない。そのような使い方を許可すれば、アメリカの兵士と民間人を危険にさらす
これ単なる倫理論じゃなくて技術的な事実の話なんですよね。今のLLMがハルシネーションするのは自分も毎日体感してるし、それが兵器の引き金と直結するのはさすがにまずい。
元空軍将官のトップも「LLMは国家安全保障の現場にはまだ準備できていない」と言ってたし、現場の人間も同じ認識だったわけで…
まとめ
体を張ってノーと言う企業がいる一方、それを横目に商機にする企業がいる。AI業界の分断がここまで可視化されたのは初めてかもしれない。
訴訟になるのはほぼ確実で、結果次第ではアメリカのAI企業と政府の関係が大きく変わりそう。
しばらく目が離せない(´・ω・`)
