トヨタ自動車、第2代表で都市対抗本戦へ|三菱自動車岡崎との延長タイブレークを振り返る
都市対抗野球東海地区二次予選、第2代表決定戦。
トヨタ自動車と三菱自動車岡崎による大一番は、
延長タイブレークまでもつれる熱戦となりました。
最後はトヨタ自動車が土壇場で追いつき、
延長10回に逆転サヨナラ勝ち。
第2代表として東京ドーム行きの切符をつかみました。
今回は、その激闘を振り返ります。
第1代表を逃した両チームによる運命の一戦
三菱自動車岡崎は、
第1代表決定戦で東邦ガスに延長タイブレークの末に敗れ、この試合へ。
一方のトヨタ自動車は、
第1代表トーナメント準決勝で
三菱自動車岡崎に敗れたものの、
第2代表トーナメント準決勝で西濃運輸を完封し、
再び代表決定戦まで勝ち上がってきました。
どちらも負けられない一戦らしく、
最後まで緊張感の途切れない試合となりました。
先発は渕上投手と秋山凌佑投手
トヨタ自動車の先発は渕上投手。
池村投手の先発も予想されましたが、
近年はリリーフでの登板が多かった渕上投手がマウンドを任されました。
対する三菱自動車岡崎は秋山凌佑投手。
今大会を通して安定した投球を続けてきた右腕が先発しました。
山下選手の一発で三菱自動車岡崎が先制
試合が動いたのは2回。
5番・山下選手が
レフトスタンドへ飛び込むソロホームランを放ち、
三菱自動車岡崎が1点を先制します。
その後は両投手が持ち味を発揮し、
ロースコアの投手戦となりました。
渕上投手も粘りの投球
渕上投手は5回まで5安打を浴びながらも、
失点は山下選手のホームランによる1点だけ。
走者を背負っても要所を締め、
試合をしっかり作りました。
一方の秋山凌佑投手も素晴らしい内容でした。
3回に無死満塁のピンチを迎えたもののショートゴロ併殺で切り抜け、
それ以外はほとんど危なげない投球を披露します。
6回、トヨタ自動車が同点
試合が動いたのが6回トヨタの攻撃。
北村選手と佐藤選手の連打でチャンスを作ると、
逢沢選手のファーストゴロで二塁送球が走者に当たり、
その間に二塁走者が生還。
トヨタ自動車が1対1の同点に追いつきました。
それでも秋山凌佑投手は後続を断ち、
最少失点で踏ん張ります。
7回、三菱自動車岡崎が再び勝ち越し
100球を超えて疲れが見え始めた渕上投手を攻め、
三菱自動車岡崎は1アウト一・三塁のチャンスを作ります。
ここでキャッチャーから三塁への牽制球が悪送球となり三塁走者が生還。
さらに東選手のタイムリー内野安打もあり、
この回2点を追加して3対1とリードを広げました。
秋山凌佑投手は7回1失点の快投
秋山凌佑投手は7回を投げて被安打7、失点1。
エラー絡みの1失点なので、
自責点0という素晴らしい内容でした。
ランナーを出しながらも要所で併殺を奪うなど、
勝利を大きく引き寄せる投球だったと思います。
8回は田中啓投手が無失点でつなぎ、
試合は三菱自動車岡崎ペースで終盤へ向かいます。
9回、トヨタ自動車が土壇場で追いつく
9回裏、マウンドには守護神・清川投手。
しかし先頭の逢沢選手が四球を選ぶと、
代打・福井選手がライトフェンス直撃のタイムリーツーベース。
さらに1アウト一・三塁から
高祖選手のレフトへの浅いフライが犠牲フライとなり、
代走・今泉選手が同点のホームを踏みました。
試合は3対3。
土壇場でトヨタ自動車が追いつきます。
その後は神原投手がピンチを抑え、
勝負は延長タイブレークへ突入しました。
2試合連続タイブレークの三菱自動車岡崎
10回表、三菱自動車岡崎は1アウト二・三塁のチャンスを作ります。
東選手の浅いセンターフライで、
三塁走者の斉藤選手が好判断で本塁へ突入。
見事に生還し、4対3と勝ち越しました。
トヨタ自動車が逆転サヨナラ勝ち
しかし10回裏。
1アウト満塁から
逢澤選手がライト前へ同点タイムリー。
さらに途中出場の今泉選手がセンター前へ運び、
サヨナラヒット。
5対4でトヨタ自動車が劇的な逆転勝利を収めました。
これでトヨタ自動車は
12年連続28回目となる都市対抗野球本戦出場を決めました。
トヨタ自動車の選手層の厚さが光る
この試合最大のポイントは、
途中出場選手の活躍でした。
福井選手が代打でフェンス直撃の長打を放ち、
代走で出場した今泉選手が同点のホームを踏み、
そのままサヨナラ打まで放つ。
途中出場の選手が勝敗を決める。
これこそがトヨタ自動車の選手層の厚さだと感じました。
リリーフ陣も試合を壊さなかった
渕上投手の後を継いだ加藤投手、後藤投手も試合を壊しませんでした。
特に後藤投手はジェイプロジェクト戦で苦しい投球を見せましたが、
この試合ではしっかり修正。
苦しい場面でも踏ん張りを見せたことが、
最後の逆転につながりました。
三菱自動車岡崎はあと一歩届かず
敗れた三菱自動車岡崎も
内容は決して悪くありませんでした。
秋山凌佑投手は素晴らしい投球を見せ、
打線も11安打を放っています。
特に今大会初スタメンの斉藤選手は
4打数3安打の猛打賞。
ショートのポジション争いにも
新たな選択肢が生まれました。
一方で、第1代表決定戦、第2代表決定戦と
2試合連続でタイブレークを落とした
精神的ダメージは小さくありません。
しかし先発投手は結果を残し、
打線も機能しています。
だからこそ、気持ちを切り替えられれば、
まだ十分に代表権を獲得できる力を持っているチームだと思います。
次は第4代表決定戦へ
三菱自動車岡崎は第4代表決定戦へ回ります。
相手はヤマハ、JR東海、西濃運輸のいずれか。
中2日あるだけに、
この期間でどれだけ立て直せるかが重要になります。
おそらく先発は秋山翔投手が有力でしょう。
今回も細かなミスが失点につながり、
勝敗を分けました。
それでもトヨタ自動車相手に
ここまで互角の戦いができたこと自体が、
このチームの実力を物語っています。
本戦出場への道は残されています。
次戦での巻き返しにも期待したいところです。
今後も、ライブ配信や現地観戦も含めて、
残りの代表争いもしっかり追いかけていきたいと思います。
今日も楽しかったです。
ありがとうございました。
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