推しは推せる時に推せ|『の、ような。』の新刊を待ちながら
好きな漫画の新刊が出るのを、
いつの間にか当たり前だと思っていました。
毎年楽しみにしていた『の、ような。』の新刊が
なかなか発売されず調べてみたところ、
作者の麻生海さんが怪我をされていたことを
知りました。
そこで感じたのは、
「続いていることは当たり前ではない」
ということです。
今回は、『の、ような。』という作品との関わりを
通して感じた、
「好きなものを大事にできる時に大事にすること」
について書いてみたいと思います。
毎年の楽しみだった『の、ような。』
なぜか定期的に
電子書籍で集めている漫画があります。
それが麻生海さんの『の、ような。』です。
ふとしたことから両親を亡くしてしまった兄弟と、その親戚のおじさん、そしておじさんと結婚はしていないけれど同棲している女性と、
一緒に暮らしていく物語です。
なぜこの手の作品が好きなのか、
自分でもよく分かりません。
『違国日記』や『父とヒゲゴリラと私』なども
好きですし、
どうやら自分は「血縁だけではない家族の物語」
に惹かれる傾向があるようです。
別に自分がそういう境遇だったわけ
ではありません。
両親も健在です。
それでも、
なぜかこういう作品に心を動かされます。
そんな『の、ような。』ですが、
ここ数年は毎年6月頃になると
新刊が発売されていました。
自分が利用しているコミックFUZでも、
新刊のお知らせが出るたびに購入していました。
だから今年も、
「そろそろ新刊が出る頃かな」
と思っていたんです。
あれ、新刊が出ない
ところが、
待てど暮らせど新刊情報が出てきません。
「あれ?」
と思いました。
毎年出ていたので、
今年も当然出るものだと思っていたんです。
そこで少し調べてみたところ、
作者の麻生海さんが大きな怪我を
されていたことを知りました。
その影響で、単行本だけでなく
連載や最新話の配信も遅れていたようです。
その時に初めて思いました。
「ああ、自分は続刊が出ることを
当たり前だと思っていたんだな」
と。
応援しているつもりだった
もちろん、新刊が出たら買っていました。
作品も好きでした。
応援したい気持ちもありました。
でも振り返ってみると、連載状況を追いかけたり、
作者さんの発信を見たりということは
ほとんどしていませんでした。
別にそれが悪いわけではありません。
ただ、自分の中では
「毎年6月になったら新刊が出るもの」
という認識になっていたんですよね。
だから出なくなって初めて、
「続いていることって当たり前じゃないんだ」
ということに気づきました。
なくなってから気づく。
失ってから気づく。
人はそういうことが意外と多いのかもしれません。
推したい時に続刊なし
少し大げさかもしれませんが、
「親孝行したい時に親なし」
という言葉があります。
今回のことで思ったのは、
「推したい漫画、推したい時に続刊なし」
ということでした。
もちろん作品が終わったわけではありません。
作者さんも活動を続けておられます。
でも、好きな作品がいつまでも
同じペースで続くとは限らない。
好きな作家さんがずっと元気とは限らない。
それを改めて感じました。
だからこそ、
好きな作品は好きなうちに応援した方がいい。
気になるなら読めばいい。
単行本を待たずに、
最新話の公開サイトで読めばいい。
そう思ったんです。
大事なものは大事にできる時に
これは漫画だけの話ではないと思います。
好きなお店。
好きなアーティスト。
好きな場所。
好きな人。
どれも当たり前にそこにあるようで、
実はそうではありません。
いつか閉店するかもしれない。
活動を休止するかもしれない。
引っ越すかもしれない。
会えなくなるかもしれない。
だから、
「そのうちやろう」
ではなく、
「今できるならやっておこう」
という考え方は大事なんだろうなと思います。
実はこういう話、
以前も書いた気がします。
それでもまた同じことを感じたということは、
自分の中でまだ完全には
肚落ちしていないのかもしれません。
だからこそ、今回も改めて書いてみました。
まとめ
『の、ような。』の新刊が
なかなか出ないことをきっかけに、
自分が「続いていること」を
当たり前だと思っていたことに気づきました。
好きな作品が続いていること。
好きな人が元気でいること。
好きな場所が残っていること。
どれも決して当たり前ではありません。
だからこそ、
大事にしたいものは大事にできる時に大事にする。
応援したいものは応援できる時に応援する。
そんなことを改めて意識していこうと思いました。
そして何より、
『の、ような。』の続きが読める日を
楽しみに待ちたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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