本当の自分はどれなのか|『氷の城壁』第8話で考えたこと
今日は、
TVアニメ『氷の城壁』第8話「等し並み」を
見て感じたことを書いていきます。
今回のテーマとして自分が強く感じたのは、
「本当の自分って何だろう?」
ということでした。
第8話では、安曇美姫に焦点が当たります。
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— 『氷の城壁』TVアニメ公式 | 第2期10月1日から毎週木曜よる11時56分~TBS系にて放送 (@korinojoheki_pr) October 5, 2025
TVアニメ #氷の城壁
🧊安曇美姫 #和泉風花
幼なじみの小雪とは対照的に
明るい性格でクラスのアイドル的存在
ただ…https://t.co/Pdxgb2DcIV
❄️26年4月からTBSほかにて放送開始予定
🔷🧊🤍……❄️……🤍🧊🔷 pic.twitter.com/iUgcjUbalo
中学時代の失敗を反省し、
高校では自分を変えようとした美姫。
しかし、
その高校デビューがうまくいきすぎたことで、
今度は周囲が思い描く
「理想の美姫」を演じることに
苦しむようになります。
人間関係の中で、どこまで自分を出すのか。
どこまで周りに合わせるのか。
そんなことを考えさせられる回でした。
『氷の城壁』第8話「等し並み」のあらすじ
『氷の城壁』は、
高校生たちの不器用な人間関係を
描いた青春群像劇です。
中心になるのは、
氷川小雪、安曇美姫、雨宮湊、日野陽太の4人。
人と接するのが苦手な小雪。
学校のアイドル的存在の美姫。
距離感なく近づいてくる湊。
優しく穏やかな陽太。
それぞれが不器用さを抱えながら、
少しずつ関係を築いていく作品です。
第8話「等し並み」では、
美姫の高校デビューと、
その裏側にある苦しさが描かれました。
中学時代の美姫は、
明るく活発で、正義感が強く、
思ったことをすぐ口に出すタイプでした。
ただ、その分、周囲とぶつかることもあった。
だから高校では、
中学時代の反省から自分を変えようとします。
中学の同級生があまり多くない高校を選び、
これまでとは違う
「おしとやかで感じのいい自分」として
振る舞うようになりました。
ところが、それがうまくいきすぎてしまう。
周囲からは、
まるでクラスのマドンナのように
見られるようになります。
その結果、
美姫は素の自分を出せなくなり、
周りが思い描くアイドル像を演じることに
限界を感じ始めます。
そして、
バイト先の先輩たちに本音を漏らしたところを、
クラスの友人に聞かれてしまう。
そこから美姫の人間関係が揺れていく、
というのが第8話の大きな流れでした。
高校デビューがうまくいきすぎた美姫
美姫は、
高校でうまくやろうとしただけ
だったのだと思います。
中学時代のように、
思ったことをすぐ口に出して
周囲とぶつかるのではなく、
もっと穏やかに、もっと周りとなじめるように
しようとした。
その努力自体は、悪いことではありません。
むしろ、新しい環境でうまくやっていくために、
自分を少し変えようとすることは
誰にでもあると思います。
ただ、美姫の場合は、それがうまくいきすぎた。
周囲が思い描く
「おしとやかで、かわいくて、品のある美姫」
というイメージが強くなりすぎてしまった。
その結果、
本来の自分を
出しにくくなってしまったんですよね。
本当はもっと活発で、言いたいことも言う。
でも、その姿を見せたら、
今の友達にどう思われるか分からない。
そういう息苦しさがあったのだと思います。
小雪たちは素の美姫を知っている
一方で、小雪、陽太、湊は、
中学時代からの美姫を知っています。
だから、
美姫が高校で少し猫をかぶっていることも
分かっている。
美姫自身も、
その3人といる時は比較的素に近い状態でいられる。
だからこそ、
美姫にとっては小雪たちといる時間の方が、
楽だったのだと思います。
その様子を、
高校で仲良くしている友人たちに見られる。
自分たちといる時とは違う美姫。
良太や湊と自然に話している美姫。
その姿を見た友人たちは、
「自分たちといる時の美姫は、
本当は無理していたのかな」
と感じてしまう。
美姫も美姫で、
見られたくなかった部分を
見られてしまったような感覚が
あったのかもしれません。
こういうすれ違いは、
すごくリアルにありそうだなと思いました。
本当の自分をどこまで見せるのか
この回を見ていて一番考えたのは、
本当の自分をどこまで見せて
人間関係を作るのか
ということでした。
人間関係って、
どの場所でもまったく同じ自分で
いられるわけではありません。
家族といる時の自分。
職場での自分。
友達といる時の自分。
オンラインコミュニティでの自分。
それぞれ少しずつ違う顔があります。
それは自然なことだと思います。
自分自身もそうです。
家族と話す時と、
職場で話す時では、
話題もテンションも違います。
オンラインコミュニティで見せる姿も、
ラグビー仲間といる時の姿も、
野球の観戦仲間といる時の姿も、
完全に同じではありません。
でも、
今の自分はそれほど息苦しさを感じていません。
なぜかと考えると、
全部を
フルオープンにしているわけではないけれど、
嘘はあまりついていない
からなのかなと思いました。
言わないことと、偽ることは違う
人間関係の中で、すべてを話す必要はありません。
言わなくていいことは言わなくていい。
聞かれていないことまで
全部説明する必要もありません。
ただ、自分を偽ってまで、
そこに合わせようとすると
苦しくなるのだと思います。
例えば、
自分が本当は好きではないものを好きだと言う。
本当は嫌なのに、嫌じゃないふりをする。
本当は違和感があるのに、無理に合わせる。
そういうことが積み重なると、
だんだん自分が苦しくなっていく。
美姫も、まさにその状態だったのかもしれません。
おしとやかな美姫を演じること自体は、
最初はうまくいっていた。
でも、
それが周囲の期待として固まってしまったことで、
素の自分を出せなくなった。
その苦しさが第8話で描かれていたのだと思います。
離れるか、向き合うか
もう一つ印象的だったのは、
美姫が友人たちとの関係を
どうするかという部分です。
美姫がクラスの友人たちから距離を取られた時、
小雪はかなりはっきり言います。
「そんな関係なら、もう関わる必要はない。」
そういう考え方も分かります。
自分も同じ立場だったら、
たぶん小雪に近い考え方をすると思います。
勝手に理想像を押しつけられて、
勝手に幻滅されて、距離を取られる。
それなら無理して付き合う必要はない。
そう思うのは自然です。
でも、美姫はそれでも、
その子たちと仲良くしたいと思いました。
だから、ちゃんと向き合おうとします。
自分にも何かできたことがあったのではないか。
自分もきちんと話せていなかったのではないか。
そう考えて、腹を割って話す道を選びました。
大事なのは「自分はどうしたいか」
ここで大事なのは、
小雪の考え方が正しいとか、
美姫の選択が正しいとか、
そういう話ではないと思います。
人間関係には、離れた方がいい場合もあります。
無理して続けることで、
自分が傷つき続ける関係もある。
一方で、
ちゃんと話せば分かり合える関係もあります。
だからこそ大事なのは、
自分は本当はどうしたいのか
ということなんだと思いました。
美姫は、小雪の言葉を聞いた上で、
それでも自分は仲直りしたいと思った。
その気持ちに従って行動した。
そこがすごく良かったです。
誰かの意見に流されるのではなく、
自分の気持ちを確認して決める。
これは簡単なようで、
意外と難しいことだと思います。
自分の価値判断で選ぶこと
日常の中でも、決断する場面はたくさんあります。
人間関係を続けるのか。
距離を置くのか。
本音を話すのか。
黙っておくのか。
一般常識や周囲の意見に従うのか。
自分の気持ちを優先するのか。
どちらが絶対に正しいという話ではありません。
一般常識に従った方がうまくいくこともあります。
周りの意見を聞いた方がいい場面もあります。
でも、それだけで決めてしまうのではなく、
「自分は本当はどうしたいのか」
を一度確認すること。
そこが大事なんだと思います。
美姫の選択は、その意味ですごく印象的でした。
まとめ
『氷の城壁』第8話「等し並み」は、
美姫の高校デビューと、
その裏側にある苦しさが描かれた回でした。
周りが思い描く自分を演じること。
素の自分を出せなくなること。
人間関係の中で、
どこまで本当の自分を見せるのか。
そして、すれ違った相手と向き合うのか、
距離を置くのか。
そういったことを考えさせられました。
自分も、
いろいろなコミュニティの中で、
まったく同じ顔を見せているわけではありません。
でも、嘘をついてまで自分を偽るのではなく、
言わなくていいことは言わない。
聞かれたら答える。
自分の本心はなるべく大事にする。
そんな距離感でいられたらいいのかなと
思いました。
そして何より、
人間関係でも人生の選択でも、
「自分は本当はどうしたいのか」
を確認すること。
第8話の美姫を見て、
その大切さを改めて感じました。
『氷の城壁』は、
こういう不器用な人間関係を
丁寧に描いてくれるところが本当に面白いです。
次回以降も楽しみに見ていきたいと思います。
今日も楽しかったです。
ありがとうございました。
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