【社会人野球日本選手権】東邦ガスが明治安田を破り4大会ぶり8強進出|宮下隼輔が逆転満塁ホームラン!
第50回社会人野球日本選手権大会の2回戦、
11月7日に京セラドーム大阪で行われた東邦ガスと明治安田の一戦は、
一振りで試合の流れが大きく変わる劇的な展開となりました。
一回戦の東邦ガスの戦いは以下リンクをご参照ください。
試合を制したのは東邦ガス。
1点を追う展開から、宮下隼輔選手の逆転満塁ホームランで一気に主導権を握り、5対2で勝利。4大会ぶりとなる準々決勝進出を決めました。
序盤|明治安田が先制
東邦ガスの先発は、前回登板で完投勝利を収めたエース・吉田大喜。
一方の明治安田の先発は、入社2年目の左腕・沖田龍之丞。
試合が動いたのは2回表。
明治安田は2本の安打と死球で一死満塁のチャンス。
ここで、9番・水鳥遥貴の犠牲フライで1点を先制します。
東邦ガスはエース・吉田が粘りのピッチングを見せるものの、
先行を許す苦しい立ち上がりとなりました。
中盤|宮下の一振りで一気に逆転
しかし、東邦ガスはすぐに反撃の機会を掴みます。
1点を追う3回裏、先頭の9番・氷見、1番・大木、2番・金田の3連打で
無死満塁の絶好のチャンスを迎えます。
ここで打席に立ったのは、3番の宮下隼輔。
初球の、甘く入ったチェンジアップをフルスイングすると、打球はレフトスタンドへ一直線。
逆転のグランドスラムとなり、東邦ガスが一気に4対1とリードを奪いました。
この一振りは、日本選手権史上36本目の満塁本塁打という一打でもありました。
終盤|継投でリードを守り切る
宮下選手の満塁弾で勢いづいた東邦ガスは、その後もリードを守り、試合を優位に進めます。
先発の吉田は、満塁弾直後の4回以降も粘りの投球を披露。
6回には一死満塁のピンチを迎えるも、9番・水鳥をサードファールフライ。
1番・新城をセカンドゴロに打ち取り、無失点。
6回を8安打を浴びながら1失点と、エースとしての役割を十分に果たし、
試合を作りました。
7回からは小刻みな継投に入り、大石、栁川、髙橋、そして最後は清水がマウンドへ。
明治安田は7回に代打・岸川のタイムリースリーベースで1点を返すものの、東邦ガスの継投策が機能し、反撃を断ち切りました。
さらに8回表、東邦ガスは、9番・氷見のタイムリーで突き放し、
最終スコアは5対2で東邦ガスの勝利となりました。
ヒーロー・宮下隼輔選手
この試合の最大のヒーローは、間違いなく逆転満塁ホームランを放った宮下隼輔選手でしょう。
高校時代から長打力に定評のあった宮下選手は、怪我や不振を乗り越えて今大会に臨みました。試合後、「うまくバットに当たれば行くと思った」と語ったその一打は、チームに勝利をもたらすだけでなく、宮下選手自身の完全復活を印象づけるものでした。
この一発で、東邦ガスは一気に波に乗り、チームの士気も最高潮に達しました。
東邦ガスの収穫|吉田投手の好投と継投策
打のヒーローが宮下選手なら、守りの立役者は先発の吉田投手です。
1点を先制され、毎回のように走者を出しながらも、崩れることなく6回を投げ抜き、味方の逆転を呼び込みました。
また、吉田投手をはじめ、大石、栁川、髙橋、清水の各投手がそれぞれ持ち味を発揮し、リードを守り切った小刻みな継投策も大きな収穫と言えます。
打線も満塁弾以外で着実に得点を重ね、チームとしての総合力の高さを見せつけました。
明治安田の課題
一方、敗れた明治安田生命は、7大会ぶり2回目の8強入りはなりませんでした。
この試合、チーム全体で10安打を放ちながらも、得点は2点に留まりました。チャンスは作るものの、あと一本が出ない決定力不足が浮き彫りとなる結果となりました。
特に、宮下選手の満塁弾で試合の主導権を奪われた後、流れを引き戻せなかった点が悔やまれます。
試合まとめ/次戦の展望
東邦ガスは、宮下選手の劇的な一発と、吉田投手の好投、そして機能した継投策により、見事に2回戦を突破しました。
準々決勝では、都市対抗大会ベスト4の日本生命と対戦します。
初の4強入りを懸けた大一番となりますが、勢いに乗る東邦ガスがどのような戦いを見せるのか、注目が集まります。
