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「ネジ1本100円」から学んだコスト意識|価値を見抜く力の話

今日は、普段あまりしない仕事の話です。

といっても、仕事のノウハウではなく、
仕事中にふと感じたことについて書いてみたいと思います。

先日、職場でちょっと驚く出来事がありました。

それが、

「ネジ1本100円」

という話です。

この出来事を通して、
モノの価値や、人の価値について考えるきっかけになりました。



ネジが足りない

私は現在、電子基板の組み立ての仕事をしています。

作業の中にはネジ締め工程もあります。

効率良く作業するために、
必要なネジはあらかじめトレーへ出しておくことが多いです。

その日も、生産に必要なネジの在庫を確認していました。

すると、

「ん?ネジが足りないかもしれない」

という話になりました。

今回の生産で必要なネジは約920本。

現在の在庫と来週入荷予定の数量を合わせても、
少し不足しそうだったのです。

そこで調達担当の方が、

「市場流通品(ECサイトなどから購入)
を探さないといけないかも」

と話していました。


ネジ1本350円!?

そこで聞いた価格に驚きました。

市場で購入すると、

1本350円ほどする

というのです。

思わず、
「えっ、ネジ1本で!?」
となりました。

さらに聞くと、

通常ルートで商社から購入しても、
1本100円程度
とのこと。

正直、ホームセンターで売られているネジを
イメージしていたので驚きました。


なぜそんなに高いのか

でも、よく考えてみると当然なんですよね。

そのネジは、ただのネジではありません。

設計担当の方々が、

  • 強度

  • 耐久性

  • 材質

  • 精度

  • 組み立てやすさ

など、さまざまな条件を検討した上で採用した部品です。

「この製品にはこのネジが最適」

という理由があって選ばれています。

だからこそ価値がある。

そう考えると、100円という価格にも納得がいきました。


今まで何本ダメにしただろう…

そう思った時、少し反省もしました。

正直な話、

私はこれまでネジ穴をなめてしまったり、
ネジをダメにしてしまった経験があります。

もちろん故意ではありません。

でも、

「ネジ1本100円」

と聞いた瞬間、

「もっと丁寧に扱わないとな」

と思いました。

普段は使う側なので、

「この部品はいくらなんだろう?」

と考えることはあまりありません。

でも実際には、すべての部品に価格があり、価値があります。

これがコスト意識ということなのかもしれません。


ネジだけで40万円

さらに計算してみました。

このネジは、4月から5月にかけて約4,000本使用していました。

1本100円とすると、

40万円

になります。

ネジだけで40万円。

もちろん実際にメーカーの販売価格や粗利などは
分かりません。

それでも、

「そんな価値のある部品を毎日使っていたのか」

と思うと、見え方が変わりました。


価値が分かる人は、価値を見抜いている

そして、もう一つ感じたことがあります。

それは、

価値が分かる人は、ちゃんと価値を見抜いている

ということです。

私からすると、
「ネジ1本100円!?」
ですが、

でも設計者の方から見れば、
「その価値があるから採用している」
わけです。

価値を知っている人には、その価値が見えている。

逆に知らない人から見れば、

「ただのネジじゃん」

で終わってしまうかもしれません。

でも本当に価値のあるものは、分かる人には分かる。

そう考えると、人間も同じなのかもしれないなと思いました。


人の価値も、見える人には見えている

情報発信をしていても感じます。

自分では当たり前にできることでも、

他の人から見ると価値があることがあります。

逆に、自分では価値がないと思っている経験が、
誰かにとっては役立つこともあります。

価値というのは、

自分で決めるものでもあり、
必要としてくれる人が決めるものでもある。

そんな気がしています。


自分も「価値が分かる人」になりたい

今回の出来事で思ったのは、

価値を発揮する人になることも大事だけれど、

まずは
価値が分かる人になりたい
ということでした。

モノの価値。

人の価値。

経験の価値。

そういうものを見抜ける人は、
きっと人生をより豊かに楽しめる気がします。

そして、

分かる人には分かる。

必要な人には必要とされる。

そんな存在に、自分も少しずつ近づいていけたらいいなと思いました。

ネジ1本100円。

ただそれだけの話なんですが、
思いのほか色々なことを考えさせられる出来事でした。

今日も楽しく仕事ができました。
ありがとうございました。


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