ぶるたろ。1770~仏蘭西骨牌虚実交々~(1.0211)Bourgeois Tarotを観て愛でる:その1
前回の記事はこちら。
今回はBourgeois Tarotの中央の絵を愛でていきます。
引用するカードの画像は、中国語版Wikipediaの項目「新塔罗牌」でもあつかわれている1898年にBaptiste-Paul Grimaud(バティスト=ポール・グリモー)さんが作成したデッキになります。
人生の時代(2番〜5番)

上が大アルカナ2番から5番までのカードになります。
カードの上のタイポグラフィみたいなイラストは、Unicodeで実際に登録されている文字(図形)です。
この4枚はセットになっており、
2番:Childhood(子供時代)
3番:Youth(青春時代)
4番:Maturity(熟年時代)
5番:Old Age(高齢)
となります。
さらに上半分の絵は都会の様子、下半分の絵は農村の様子とテーマが設定されています。
まずは上半分を切り取って拡大。

2番:公園で遊ぶ少女たち
3番:公園にいる若者のグループ
4番:オフィスの様子
5番:おばあちゃん
下の絵は逆さになっているので、見やすい方向にします。

2番:フェスティバルで遊ぶ少年たち
3番:町服を着た三人の乙女
4番:子供を持つ女性
5番:おじいちゃん
服装や風景からなんとなく都会と農村との差を感じます。
あと、それぞれのカードのメインとなる性別は男性と女性に分けられていて、さらに上半分は女性、男性、女性、男性と交互になります。
一日(6番〜9番)

続いて6番から9番。
こちらは一日となります。
6番:朝
7番:昼
8番:夕方
9番:夜
上半分と下半分テーマは、人生の時代と同様です(10番以降も)。
ところで上のカードを見てお気づきの方、鋭いです。
実は下半分には印がつけられているのですが、8番だけ逆さまになっています。
8番の下半分は都会の様子ではないかと、珍ぬが判断しまして反転しました(※なにか問題あると気づいた方は、クレームよろしくお願いします。真摯に対応します)。
では上半分。

6番:朝食のひととき
7番:応接室で会話
8番:音楽の夕べ
9番:夜警
そして下半分。

6番:小麦の刈り取り
7番:一仕事あとの一服
8番:玄関先の一家団欒
9番:狩猟を終えて帰宅
まったく空の色が変わらないので、9番はいつなんだよと突っ込みたくなります。
四元素(10番・11番)

四元素は「土・空気・火・水」の超古典的なヤツです。
上下2枚の絵それぞれに異なることが描けることを活かして2枚1セットに凝縮しています。
これも都会と農村のテーマに合わせてカードの画像を逆さまにしました。
さらに付け加えると、10番のUnicodeですが絵に合わせてこちらも逆さまにしています。
では、まとめて切り取り拡大。
左が上半分、右が下半分です。

10番左(土) :鉱山
10番右(空気):山の羊飼い
11番左(火) :ピクニック
11番右(水) :湖でボート
四元素を日常の風景で表しているのですが、火は本当にこれで良かったんですかね。
料理とか候補があったんじゃないかと。
中締め
ということで、2番から11番までの10枚取り上げてみました。
次回は続きです。
では。
