Decktetですら遊ばない【Decktetで遊ばない番外編】(5)〜続・Unicodeとタロット
前回の記事はこちら。
続きです。
N2760
Unicodeにどのような文字や記号を採用するか。
それを決めるのが、Unicodeコンソーシアムです。
1991年10月に最初のバージョン1.0が公開されて、2025年9月に最新バージョン17.0が公開されました。
さて、前回の記事で書いたトランプやタロットのUnicodeが採用されたのは
Unicode6.0です。
しかし、その前の前のバージョンUnicode5.1では麻雀牌とドミノが採用されています。
Unicodeコンソーシアムには、その提案書をPDFに残して閲覧することができます。
2004年5月18日付けの資料、ISO/IEC JTC1/SC2/WG2 N2760です。
……って、ISO/IEC JTC1/SC2/WG2って何って話ですが、それは以下のWikipediaの項目見てねと濁します。
とりあえず略してN2760とします。
N2760のタイトルは「Proposal to encode dominoes and other game symbols in the UCS(日本語訳:ドミノやその他のゲームシンボルをUCSにエンコードする提案)」です。
提案者は、言語学者のMichael Everson(マイケル・エバーソン)さんです。
どういうわけか漢字表記の名前もありまして「葉 密豪(はの みつごう)」さんともいいます。
日本語版Wikipediaだと功績がほとんど書かれていないので、英語版をみるとそのとんでもなさがわかります。
Eversonさんの提案でドミノ牌は採用されました。
ただ、恐ろしいこともわかりました。
採用されているドミノ牌はW6(数字0〜6を用いた28枚セット)なのですが、提案していたのは
W18(数字0〜18を用いた190枚セット)
でした。

N2760では、ドミノ牌のほかにトランプデッキ一組53枚とチェッカーのコマ4種も提案していましたが、採用されませんでした。

トランプの記号がUnicodeに採用されたのは、2011年10月のバージョン6.0でした。
N4012
で、その提案資料が2011年4月1日付けの、ISO/IEC JTC1/SC2/WG2 N4012になります。
タイトルは「Proposal to encode additional playing card characters in the UCS(日本語訳:UCSに追加のトランプの⽂字をエンコードする提案)」です。
提案者は、再挑戦のMichael Everson(マイケル・エバーソン)さんと、N2760にコメントしている助力者のKarl Pentzlin(カール・ペンツリン)さんです。
この提案で提出したタロットの大アルカナ(切り札)の記号が、

……。
…………。
………………。
あれ?
Unicodeに提案されたタロットの記号ですが、普段我々が知っているタロットカードと比べてみると……合ってます……ね……。
締めない
続きは明日頑張って書きます。
では。
