DQ11考察vol.8:「勇者の剣・改」は「王者の剣」へ繋がるのか?〜「折れた剣」が示す物語の役割〜
【ネタバレあり】この記事は、DQ11の真エンディングとHD-2D版DQ3の核心に触れる考察です。未プレイ・プレイ中の方は閲覧にご注意ください。
本記事は、ゲーム内描写やシリーズ作品との共通点をもとにした私個人の考察です。公式設定を示すものではありません。
前置き:
私は、DQ11の時点で後に描かれるHD-2D版DQ3・DQ1・2まで見据えた物語や演出が構想されていたのではないかと考えています。
本記事は、その前提に立って考察を進めます。
HD-2D版DQ3に「折れた剣」の描写が入ったことはDQ11との繋がりを意識して組み込まれていると推察します。
この考察は、物語の役割や機能などを取り上げて、繋げて共通の役割などを見ていきたいと思います。
1.【DQ11考察】二つの「折れた剣」が示すもの
私は、勇者の剣・改と王者の剣にも物語上の対応関係があるのではないかと考えています。
今回の「折れた剣」については物語の中で、イレブンたち、勇者たちが剣を作ったと言う共通点があると解釈しています。
DQ11では、3つの勇者の剣が登場します。
命の大樹に奉納された、ローシュたちが作った「勇者の剣・真」、イレブンたちが作った「勇者の剣」そしてDQ11の物語のクライマックスに鍛え上げた、「勇者の剣・改」です。
イレブンたちが作り上げた最初の「勇者の剣」は、イレブンの時渡りの際に折れてしまいます。そして時が巻き戻り、イレブンの記憶の中で「折れた剣」になったと思っています。
イレブンは、巻き戻った世界で新たに「勇者の剣・改」を作り上げます。
その過程は、時渡りでは折れた「勇者の剣」を、ガイアのハンマーを使い禁足地で再び作ります。
ここで興味深いのは、「勇者の剣」と「王者の剣」という二つの剣を一つに鍛え上げ、「勇者の剣・改」が生まれる点です。
一方、HD-2D版DQ3では、勇者はアレフガルドのメルキドで「折れた剣」を手に入れ、オリハルコンとガイアのハンマーをジバングから逃げ延びて来た鍛冶屋に渡し、「王者の剣」として再生します。
この二つの物語の「似ているが同じに見えない剣」ですが、演出として「折れた剣を経て、新たな剣が生まれる」という共通した意味があると思っています。
2.【DQ11考察】「折れること」と「再生すること」の役割
私は、この「折れた剣」という演出には、単に剣が壊れるという出来事以上の意味があると考えています。
DQ11では、イレブンが過去へ渡るために勇者の剣が折れました。
DQ3では、その「折れた剣」を再生することで王者の剣が誕生します。
つまり、「折れること」と「再生すること」を一つの物語として繋ぐために、この演出が用意されたのではないでしょうか。
そのうえで、もし「勇者の剣・改」が後の「王者の剣」へと繋がる存在であるならば、DQ11の真エンディングで命の大樹へ奉納された「勇者の剣・真」と、DQ3で作られた「王者の剣」という二つの伝承は、時代や物語を越えて馴染み、一つの歴史へと収束したと私は解釈しました。
3.【DQ11考察】勇者の剣・改と王者の剣が繋ぐロト伝説
私は、3本の勇者の剣について、下記の様に解釈してます。
「勇者の剣・真」命の大樹に奉納されたローシュたちが作った勇者の剣、DQ11からDQ1の物語に「ロトの剣」として伝わったと考えています。
「勇者の剣」イレブンたちが作った「勇者の剣」イレブンの時渡りで折れてしまう。
そして、イレブンの記憶の中で存在する。「折れた剣」と解釈してます。
「勇者の剣・改」はラダトームへ伝わり、DQ3で勇者が手にする「折れた剣」となり、「王者の剣」として再生され、後に「ロトの剣」として伝わったのではないかと私は考えています。
一方で、DQ11真エンディングでは、命の大樹へ向かう際、ベロニカが「勇者の剣は命の大樹に管理してもらう」と語ります。
私は、このセリフにも物語上の役割があるのではないかと考えています。
もしこの言葉が「勇者の剣・真」のその後を示唆しているのだとすれば、勇者の剣・真は命の大樹に託され、人の歴史からは姿を消したのではないでしょうか。
その結果、DQ3で大魔王が手にすることもなく、勇者が探し求める剣ともならなかったと私は解釈しています。
つまり、勇者の剣・真と勇者の剣・改は、それぞれ異なる役割を担い、異なる形で後のロト伝説へ受け継がれ、最終的には一つの物語として語られたと私は解釈しています。
HD-2D版DQ1では、「王者の剣」が「ロトの剣」として伝えられていることが明確になりました。
私は、この演出によって、「DQ11から始まるロト伝説」と、「DQ3から受け継がれてきたロト伝説」が、一つの伝承として整理されたのではないかと考えています。
もちろん、これはゲーム内で明言されている設定ではなく、あくまで私個人の解釈です。しかし、「折れた剣」という演出と、王者の剣がロトの剣として伝わる描写を合わせて考えることで、このような繋がりも読み取ることができるのではないでしょうか。
私は、「勇者の剣・改」が王者の剣へと繋がる可能性を考察する中で、「折れた剣」という演出そのものが、DQ11とHD-2D版DQ3・DQ1・2を一つの物語へ繋ぐ役割を担っているのではないかと感じました。
それが、この考察で私が最も伝えたかったことです。
今回の考察は、あくまでわたし個人の解釈になります。
皆さんの疑問や見解、考察がありましたら
リプライでお待ちしております。
ここまで、私の拙い考察にお付き合いいただき心からの感謝を致します。
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