ウズベクポップの卵②:蘇る美しき80s リシャット
毎週日曜日の夜はウズベキスタン版X-faktorの放送日。日本時間の深夜。
昨日はリアルタイムで視聴しました。
毎度ファズリディン、ファズリディンやかましい私ですが、昨日最も感動したアーティストはRichat(リシャット)。
ファズリディンって誰?→X-faktor出場中の青年です
※画像やリンクの引用は著作権所有者FTVのポリシーに従います。歌詞は一部引用形式での使用ですが申し立てがあれば直ちに応じます。
音楽グループRichat(リシャット)
リシャットは5人組のバンドグループ。

ウズベクポップの「卵」というのは失礼かもしれませんね。すでにオリジナルの発表曲があり、SpotifyやApple Musicなどでも聞くことができます。
経歴を検索しましたが見つけられず。
番組に参加した抱負として、「実力でファイナルを勝ち取って存在感をアピールしたい」というようなことを言っていたので、駆け出しのアーティストなのかも。
(↑全部ロシア語で話していたため自動字幕翻訳が出た。)
彼のインスタ個人アカウントのおしゃれさよ。すでにロシアやカザフスタンでライブをしているらしい。

X-faktorでの特徴・個性:80〜90年代の風
リシャットの演奏は一貫して80〜90年代の香りがします。
中には新しい曲もあるが、どれもその時代のヨーロッパやアメリカンポップの雰囲気を思わせるメロディーばかり。
透明感のある歌声。キラキラした綺麗な懐かしさを集めたような、悲壮感や重苦しさは一切ないのに、切なくならずにいられない魅力的な歌い方。
選曲が毎回彼らの雰囲気にぴったり。個人的にどの曲もとんでもなく好みでした。
特に本戦3回目ライブのウズベク語の曲と、予選2回目の「Versace on the Floor」のインパクトが強かったです。
予選1回目:ロシア語の曲(不明)
予選2回目:Versace on the Floor (2016) - Bruno Mars
本戦1回目:Still Loving You (1984) - Scorpions
本戦2回目:Blinding Lights (2020) - The Weeknd
本戦3回目:Hayolim senda (1996) - Tohir Sodiqov ※ウズベク語
特筆すべくは、つい昨日の第3回ライブの曲。

歌詞はウズベク語なのですが、聞き覚えがある絶対聞いたことがある曲!と思いました。ところが、歌詞を頼りに調べたら元からウズベク語の曲…(絶対聞いたことがあるとは…?)
てっきり、昔のアメリカかイギリスのヒットソングをウズベク語でカバーしたのだと思いました。そのくらい耳に馴染みがある、ちょいレトロな曲調です。
【本戦】ライブ3回目:Hayolim senda
「Hayolim senda」(ハヨリム・センダ - 思いは君に)
YouTubeはこちら
再生位置:49:55〜
歌詞:
Umrimda birinchi bor o′ylashga majbur qilgan
人生で初めて考えさせられた
Mehrimni qozongan va unga javob bermagan, go'zalim.
僕が愛を向けても答えをくれなかった君 美しい人
Men iqror bo′ldim shunga o'xshamaysan xech kimga.
君は誰にも似ていないよ
Go'zalsan sen juda.
とても綺麗だ
Sevaman balki men shunga, seni shunga.
だから君が好きなのだろうか 君のそのすべてが
Hayolim senda, hayolim senda, hayolim senda.
僕の思いは君に 君に向かっている
Yodimda visoling, yodimda visoling.
君との出会いが 出会いが忘れられない
Quyoshning botishini, yana tong otishini
夕日が沈み また日が昇るのを
Kutgim kelar birga.
君と一緒に待ちたい
Aytgim kelar shuni senga, shuni senga.
この気持ちを君に伝えたい この気持ちを君に
Agar hohlasang ayt jonim, aytgin menga o'zing.
もし君も望んでいるのなら 教えて愛しい人 君自身が僕に
Balki seni bordur yoring, yig′lar ko'ngling, qalbing.
君には恋人がいるのかもしれない 君の心が泣いているのかもしれない
Still Loving you
【予選】2回目:Versace on the floor
「Versace on the Floor」(ヴェルサーチは床に)
この歌詞、ゴールデンタイムにお茶の間で流して大丈夫?とつい思ってしまった。私が知らないだけかもしれないが、ウズベキスタンのポップソングはあからさまな歌詞がないように思うので。比較的保守的に見える社会のTVでこの曲を堂々流すのOKなのか?と思ったけど…。そもそもNGならオンエアできないか。
確実に英語がわかるであろう審査員らも誰も気にしていないようだし。ノリノリである。
リシャットが歌うと爽やかの極み。感動するようなところはなさそうなのに、聴いているとなぜなのか涙腺が緩んでくる。
ムニサ姉さんが感涙していた。

X-faktor uz公式インスタより:
歌詞:
Let's take our time tonight, girl
今夜はゆっくり時間を取ろう
Above us, all the stars are watchin'
僕たちの上では星が見守っている
There's no place I'd rather be in this world
この世で他にいたい場所なんてない
No, you won't need it no more
そうだろ もう必要ない
Let's just kiss till we're naked, baby
裸になるまでキスをしよう
Versace on the floor
ヴェルサーチのドレスは床に
Ooh, take it off for me, for me, for me, for me now, girl
さあ脱いでしまって 僕のために 僕のために今すぐ
Versace on the floor
ヴェルサーチのドレスは床に
I unzip the back and watch it fall
背中のジッパーを下げて 落ちるのを見てる
While I kiss your neck and shoulders
君の首や肩にキスをしながら
No, don't be afraid to show it all
すべてを見せるのを怖がらないで
I'll be right here, ready to hold you
僕はここにいる 君を抱きしめるから
Girl, you know you're perfect from your head down to your heels
君は頭の先からつま先まで完璧なんだから
Don't be confused by my smile
ぼくが微笑んでも戸惑わないで
'Cause I ain't ever been more for real, for real
こんなにも本気になったことはないから
So just turn down the lights
だから 明かりを落として
And close the door
ドアを閉めて
Ooh, I love that dress, but you won't need it anymore
そのドレスは素敵だけど もういらないよね
No, you won't need it no more
そうだろ もう必要ない
Let's just kiss till we're naked, baby
裸になるまでキスをしよう
Versace on the floor
ヴェルサーチのドレスは床に
【本戦】ライブ2回目:Blinding Lights
ザ・ウイークエンドの曲はリシェットの雰囲気と相性が合いすぎる。
Rishat (group) 公式インスタより:
【本戦】ライブ1回目:Still Loving You
Still Loving You(まだ愛してる)
スコーピオンを知らず今回初めてこの曲を聞いた。力強く歌い上げる歌い方がリシェットにはまってる。
X-faktor uz公式インスタより:
歌詞:
Time
時間
It needs time
時間が必要だ
To win back your love again
君の愛を取り戻すには
I will be there, I will be there
僕はそこに行く そこに行く
Love
愛
Only love
ただ愛だけだ
Can bring back your love someday
君の愛をいつか取り戻せるのは
I will be there, I will be there
僕はそこに行く そこに行く
Fight
戦う
I'll fight
僕は戦おう
To win back your love again
君の愛を取り戻すために
I will be there, I will be there
僕はそこに行く そこに行く
Love
愛
Only love
ただ愛だけだ
Can break down the wall someday
この壁をいつか打ち破るのは
I will be there, I will be there
僕はそこに行く そこに行く
If we'd go again
もう一度やり直せたら
All the way from the start I would try to change
最初からすべてを変えてやろう
The things that killed our love
僕たちの愛を壊したものすべてを
Pride has built a wall so strong
プライドが 強い壁を築いてしまった
That I can't get through
越えることができないような
Is there really no chance
本当にチャンスはないのか?
To start once again?
もう一度やり直すための
I'm loving you
今も君を愛しているのに
今回の結果
リシャットは今回も次のステージに進めるようだ。
パフォーマンスだけでなく、毎回選曲そのものが楽しみ。次回はどんな80sソングを披露してくれるのだろう。
この先の結果がどうなっても、なんらかの形で表に出てきそうなグループの予感がする。
