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【鳥の視点で見つめる舞台の幻】ボナール『踊り子たち』。美しきリフレインをパトロールなのだ!

みんな、こんにちはなのだ!「ずんだもん美術館」へようこそなのだ。 今日パトロールするのは、「親密派(アンティミスト)」として知られるピエール・ボナールが1896年頃に描き上げた、夢のような舞台の断片……『踊り子たち』なのだ。

バレエの踊り子といえばドガが有名だけれど、ボナールが描くと、そこにはまた違った「色彩の魔法」が宿るのだね。観客席の遥か上空から見下ろしたような、不思議な構図の秘密をさっそく紐解いていくのだ!


真上から見下ろす「ジャポニスム」の構図なのだ

まず注目してほしいのは、この「大胆な俯瞰(ふかん)構図」なのだね。 舞台を真上から見下ろすような視点は、当時パリの芸術家たちに衝撃を与えていた浮世絵の影響を強く受けているのだ。踊り子たち一人一人の顔を描き込むのではなく、白いチュチュが床に並ぶ「模様」のように捉えられているのがわかるかな?

ボナールが所属していた「ナビ派(預言者たち)」は、絵画を「現実の再現」ではなく「平面的な装飾」として考えていたのだ。磨き上げられた床に反射する光の粒と、一斉に動く踊り子たちのリズム。これぞ、舞台の熱気をパターンのなかに閉じ込めた……最高にモダンなパトロールなのだね!

溶け合う白と、集団の美学なのだ

次に、画面を埋め尽くす「白いチュチュ」のリフレインをじっくりパトロールするのだ。 ボナールは、踊り子たちを個別の人間としてではなく、一つの「美しい現象」として描いているのだね。素早い筆致(タッチ)で描かれた白、グレー、そして淡い青の混ざり合い。それはまるで、水面に浮かぶ睡蓮の花のようにも見えるのだ。

画面右下の暗い部分は、おそらく桟敷席(さじきせき)か舞台の縁。この暗い影が、光り輝く舞台の広がりをより一層際立たせているのだね。音のないはずの絵画から、衣擦れの音やオーケストラの調べが聞こえてきそうな臨場感。これらすべてが、一瞬の優雅さを永遠の装飾へと昇華させた、最高にエモーショナルな美学なのだ!


🎨 「ずんだもん美術館」でさらなる名画の深淵へ!
ボナールが鳥のような視点とリズミカルな筆致のなかに封じ込めた、1896年のパリの調べ。みんなはこの一斉に舞う踊り子たちのなかに、どんな「調和の美しさ」を見つけたかな?

👇 YouTube『ずんだもん美術館』本編はこちらなのだ! https://www.youtube.com/@zunda_museum


編集後記(めたん)
『踊り子たち(1896年頃)』。 個人の表情を消し、集団が作り出す「形のリズム」に焦点を当てたボナールの眼差し。彼は、個が全体に溶け込む瞬間の恍惚を、なんて正しく表現したのかしら。
私たちは、自分自身の「個性」を際立たせようと焦るあまり、周囲との調和や、大きな流れの中に身を委ねる心地よさを忘れてしまうことがあるわ。でも、この絵の中の踊り子たちのように、誰かと同じリズムを刻み、一つの大きな美しさの一部として人生を根付かせること。目立つことだけがすべてではなく、凛として自分の役割を全うし、全体のハーモニーを豊かにすること。それが、孤独を感じがちな現代のなかで、自分らしく、そして誰かと繋がっているという確かな安心感を得るための、一番美しく気高い魔法になるはずよ。
穏やかな心地で、この白い舞踏の調べを楽しんでちょうだい。

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