NEWSの増田貴久が、自身初となるファッションブランド「イエロー バイ タカヒサ マスダ(YELLOW BY TAKAHISA MASUDA)」を立ち上げた。アイテムは全16型で、5月29日13時から「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」限定で受注販売を開始する。
これに先駆け、都内でブランド発表会が開催された。増田本人と共同デザイナーとしてプロジェクトに携わった森住和雅 ZOZO CDO室ディレクターが登壇し、制作の舞台裏やアイテムへのこだわりを語った。
ブランド名の「イエロー」は、増田がファッションを好きになった原点でもある「色への強い興味」と、自身が最も好む色であることからシンプルに決定した。増田のファッションのルーツは幼少期まで遡る。「好きの両親からお下がりを受け取ったことがきっかけで、服好きに目覚めました。特に小学生の頃、背の高い母親から譲り受けた『チャンピオン(CHAMPION)』のブカブカなスエットとチノパンを着用したとき、その圧倒的なオーバーサイズと生地感に魅了されてこだわりが芽生えてきたんです」と増田は明かす。
増田「打ち合わせは毎回3時間オーバー」
2010年頃からNEWSのライブ衣装のデザインおよびトータルコーディネートを手掛け、雑誌の私服連載も10年以上継続している増田にとって、自身のブランド設立は長年の夢だったそうだ。これまでも服作りのオファーは何度かあったそうだが、当初は服への愛が強すぎるがゆえに「自分にはできないかもしれない」と葛藤もあったという。
しかし、絶好のタイミングでZOZOチームと出会ったことで、最初のミーティング開始からわずか1分でアイデアが次っとあふれ出し、実制作へと舵を切った。自ら生地の選定やミリ単位のサイズ修正を重ねるなど、名ばかりのプロデュースではなく、デザイナーとして深く製品開発に携わった。森住ディレクターは「打ち合わせは毎回予定を大幅に超えて、いつも3時間くらいオーバーしてディスカッションしていました。いつも有意義な時間で、増田さんのアイデアが次々と飛び出してくるんです」と制作期間を振り返る。
目玉はトランスフォームする“MA-1”
アイテムは全16型で、増田の遊び心が詰まった細工が随所に散りばめられている。発表会には、リアルな着用感を魅せるためにプロのモデルではなく、ZOZOの社員スタッフがアイテムを着用して登場した。
ラインアップは、ベーシックで使いやすいTシャツやロンT、チェックシャツ、スエットのセットアップに加え、「バッグを持ち歩きたくない」という増田の発想から生まれた、洋服に装着できる“ポケットバッグ”(5280〜7370円)など。サイズはビッグシルエットが特徴的な「増田サイズ」と呼ばれる7と、日常でも着やすいオリジナルの4の2種を用意している。ユニセックスで楽しめるサイズ展開で、増田は「年代問わず着てほしい」とアピールする。
中でも目玉は、“MA-1 ロンパース”(全2色、各4万9500円)だ。2WAYで楽しめる仕様となっており、そのまま羽織ればロングMA-1として、下部のジップとボタンを留めるとで、つなぎへとトランスフォーム(変形)する。この前例のない複雑な構造も増田の発案によるもので、森住ディレクターは「現場は軽くパニックというか、あまり前例のないアイディアだったので本当に大変でした(笑)。コートの状態でまっすぐストンと落ちるシルエットと、つなぎに変形したときのシルエットが全く別物なので、それを両立させるのが一番苦労しました」とコメントした。
最後に増田は「ZOZOの皆さんの知識量とチーム感には本当に感動しました。自分の頭の中にあったものが形になっていくというのは、すごくスペシャルな体験でしたし、夢がかなったと思っています」と、ZOZOチームへ深く感謝を述べ、締めくくった。