2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
B 1854-1987
一般用Vプーリ
Grooved Pulleys for Classical V-belts
1. 適用範囲 この規格は,JIS K 6323(Vベルト)に規定するVベルトを用いる一般用Vプーリ(以下,
Vプーリという。)について規定する。ただし,JIS K 6323に規定するM形,D形及びE形に対応するV
ベルトを用いるものについては,溝部の形状及び寸法だけを規定する。
また,JIS K 6323に規定するISO形一般用Vプーリの溝部の形状,寸法及びデータム径は,附属書に規
定する。
引用規格:
JIS B 0405 削り加工寸法の普通許容差
JIS B 0407 鋳鉄品普通許容差
JIS B 7503 0.01mm目盛ダイヤルゲージ
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS K 6323 Vベルト
対応国際規格:
ISO 4183 Grooved pulleys for classical and narrow V-belts
2. 種類 Vプーリの種類は,対応するVベルトの種類及び溝の数によって表1のとおりとする。
表1 Vプーリの種類
溝の数
Vベルトの種類
3. 材料 Vプーリに用いる材料は,JIS G 5501(ねずみ鋳鉄品)の3種 (FC20) 又はこれと同等以上の
品質をもつねずみ鋳鉄品とする。
4. 形状及び寸法
4.1
Vプーリの形状及び寸法 Vプーリの形状及び寸法(溝部を除く。)は,付表による。
4.2
溝部の形状及び寸法 Vプーリの溝部の形状及び寸法は,表2による。
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B 1854-1987
表2 Vプーリの溝部の形状及び寸法
単位mm
Vベルト
の種類
呼び径(2)
50以上 71以下
71を超え 90以下
90を超えるもの
71以上 100以下
100を超え125以下
125を超えるもの
125以上 160以下
160を超え200以下
200を超えるもの
200以上 250以下
250を超え315以下
315を超えるもの
355以上 450以下
450を超えるもの
500以上 630以下
630を超えるもの
注(1) M形は,原則として1本掛けとする。
(2) 上図の直径 (dm) をいい,ベルト長さの測定,回転比の目安などの計算にもこれを用い,溝の基準幅
がl0をもつところの直径である。
4.3
外径deの許容差 Vプーリの外径 (de) の許容差は,表3による。
表3 Vプーリの外径de許容差
単位mm
4.4
呼び径
外径 (de) の許容差
75以上 118以下
125以上 300以下
315以上 630以下
710以上 900以下
溝部の各部の寸法許容差 Vプーリの溝部の各部の寸法許容差は,表4による。
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表4 溝部の各部の寸法許容差
単位mm
Vベルトの種類
αの許容差
kの許容差(3)
fの許容差
eの許容差(4)
注(3) kの許容差は,外径 (de) を基準とし,溝の幅がl0となるdmの位置の許容差を示す。
(4) Vプーリ1個の中でのe寸法の誤差の累積は,A形・B形・C形・D形・E形とも
±0.8mm以内とする。
4.5
寸法許容差の規定がない部分の寸法許容差 Vプーリの寸法許容差の規定がない部分で,削り加工
部分の寸法許容差は,JIS B 0405(削り加工寸法の普通許容差)の粗級による。
鋳放し部分の寸法許容差は,JIS B 0407(鋳鉄品普通許容差)の並級による。
5. 品質
5.1
外観 Vプーリには,有害な鋳巣,きず,き裂などの欠陥があってはならない。
5.2
外周の振れ及びリム側面の振れの許容値 Vプーリの軸穴中心に対する外周の振れ及びリム側面の
振れの許容値は,表5による。
表5 Vプーリの外周の振れ及びリム側面の振れの許容値
単位mm
5.3
呼び径
外周の振れの許容値
リム側面の振れの許容値
75以上 118以下
125以上 300以下
315以上 630以下
710以上 900以下
釣合い良さ Vプーリの釣合い良さは,Vプーリの質量の0.2%又は3gのいずれか大きい方を許容値
とし,これを満足しなければならない。
6. 検査
6.1
外観 Vプーリの外観は,目視によって検査を行い,5.1の規定を満足しなければならない。
6.2
形状及び寸法 Vプーリの形状及び寸法は,4.の規定を満足しなければならない。
参考 溝のピッチ,e溝の角度α及び外周から溝の基準幅l0までの深さkの測定には参考図1〜3のよ
うなノギス,限界ゲージ及びバーニヤ式デプスゲージを用いる。
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参考図1 溝のピッチe及び溝のピッチの累積の測定
参考図2 溝の角度αの測定
参考図3 外周から溝の基準幅 (l0) までの深さ (k) の測定
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B 1854-1987
6.3
外周の振れ及びリム側面の振れ Vプーリの軸穴中心に対する外周の振れ及びリム側面の振れは,
原則として円筒マンドレルにVプーリを取り付けて1回転したときのダイヤルゲージの読みの最大値と最
小値との差を測定し,5.2の規定を満足しなければならない。
なお,測定器は,原則としてJIS B 7503(0.01mm目盛ダイヤルゲージ)によるダイヤルゲージとする。
6.4
釣合い良さ Vプーリの外周における釣合い良さは,軸穴中心について行い,5.3の規定を満足しな
ければならない。
7. 製品の呼び方 Vプーリの呼び方は,規格番号又は規格名称,呼び径,種類及びボスの位置の区別(付
表の1形〜5形)による。
なお,軸穴加工を指定する場合は,穴の基準寸法,種類及び等級を示す。
例1:JIS B 1854 250A1−2形
例2:一般用Vプーリ 250B3−2形−40H8
8. 表示 Vプーリには,見やすい箇所に,種類,呼び径及び製造業者名又はその略号を表示する。
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付 表 Vプーリの形状及び寸法(溝部を除く。)
備考 Vプーリのアームの形状,寸法,数及び位置は,参考表に示す。
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(その1 A1〜A3の場合)
単位mm
種類 呼び径 (最大) de
(最小) w
1形
2形
3形
4形
5形
(最小)
(参考)
適用す
る軸径
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1854-1987
単位mm
種類 呼び径 (最大) de
(最小) w
1形
2形
3形
5形
(参考)
適用す
る軸径
(最小)
4形
備考1. dの寸法は,下穴直径を示す。
2. 軸穴直径は,受渡し当事者間の協議によって定めることができる。
3. s1:ハブのプーリ側面からの突き出し長さ。
s2:ハブ側面からの引っ込み長さ。
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B 1854-1987
(その2 B1〜B5の場合)
単位mm
種類 呼び径 (最大) de
(最小) w
2形
3形
5形
(最小)
(参考)
適用す
る軸径
4形
1形
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B 1854-1987
単位mm
種類 呼び径 (最大) de
4形
5形
(最小)
(参考)
適用す
る軸径
3形
2形
(最小) w
1形
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B 1854-1987
単位mm
種類 呼び径 (最大) de
(最小) w
1形
2形
3形
4形
5形
(最小)
(参考)
適用す
る軸径
備考1. dの寸法は,下穴直径を示す。
2. 軸穴直径は,受渡し当事者間の協議によって定めることができる。
3. s1:ハブのプーリ側面からの突き出し長さ。
s2:ハブ側面からの引っ込み長さ。
(その3 C3〜C6の場合)
単位mm
種類 呼び径 (最大) de
(最小) w
1形
2形
3形
4形
5形
(最小)
(参考)
適用す
る軸径
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B 1854-1987
単位mm
種類 呼び径 (最大) de
(最小) w
1形
2形
3形
4形
5形
(最小)
(参考)
適用す
る軸径
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1854-1987
単位mm
種類 呼び径 (最大) de
(最小) w
1形
2形
3形
4形
5形
(参考)
適用す
る軸径
(最小)
備考1. dの寸法は,下穴直径を示す。
2. 軸穴直径は,受渡し当事者間の協議によって定めることができる。
3. s1:ハブのプーリ側面からの突き出し長さ。
s2:ハブ側面からの引っ込み長さ。
参考表 Vプーリのアームの寸法 Vプーリのアームの形状,寸法,数及び位置を参考として,次に示す。
単位mm
種類 呼び径
アーム
の数
(本)
種類 呼び径
アーム
の数
(本)
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B 1854-1987
単位mm
種類 呼び径
アーム
の数
(本)
種類 呼び径
アーム
の数
(本)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1854-1987
単位mm
種類 呼び径
アーム
の数
(本)
種類 呼び径
アーム
の数
(本)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1854-1987
附属書 ISO形一般用Vプーリの溝部の形状,寸法及びデータム径
1. 適用範囲 この附属書は,ISO形一般用Vプーリ(以下,Vプーリという。)の溝部の形状,寸法及
びデータム径について規定する。
備考 この附属書は,ISO 4183-1980 (Grooved pulleys for classical and narrow V-belts) に規定されている
中から,この規格本体に対応する部分を抜粋したものである。
2. 用語の意味 この附属書で用いる主な用語の意味は,次による。
(1) データム幅 附属書表1の図に示す溝の幅wdをいい,Vプーリの溝部の形状を規定する上で基準とな
る溝幅の寸法である。
(2) データム径 Vプーリの溝の幅がデータム幅wdをもつところのVプーリの直径をいい,ベルト長さ
や回転比の計算などに用いる。
3. Vプーリの溝部の形状及び寸法 Vプーリの溝部の形状及び寸法は,附属書表1及び附属書表2によ
る。
附属書表1 Vプーリの溝部の形状及び寸法
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B 1854-1987
単位mm
(最小) (最小)
eの許
容差(1)
fの許
容差
Vベルトの種類
注(1) この許容差は二つの溝の中心線間の距離に対して適用し,二つの溝が隣接してい
るか否かは問わない。
附属書表2 Vプーリの溝の角度及び寸法
単位mm
Vベルトの種類
データム径による区分
4. Vプーリのデータム径 Vプーリのデータム径は,附属書表3及び附属書表4による。
備考 データム径の許容差は,データム径の呼びの±0.8%とする。
附属書表3 Vプーリのデータム径
データム
径の呼び
データム
径の呼び
適用Vベルトの種類
適用Vベルトの種類
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1854-1987
データム
径の呼び
適用Vベルトの種類
データム
径の呼び
適用Vベルトの種類
附属書表4 Vプーリの最小データム径
単位mm
Vベルトの種類
最小データム径
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B 1854-1987
機械要素部会 プーリ専門委員会 構成表
(委員会長)
(事務局)
氏名
寺 田 利 邦
中 田 哲 雄
森 田 昭 三
桜 井 俊 彦
藤 原 孝 誌
田 渕 章 夫
荒 井 洋 司
通 地 登
丸 山 勝
岡 田 秀 才
勇 川 吉 雄
浜 田 義 友
金 田 光 夫
増 田 進 彦
今 井 清 吾
池 村 征四郎
生 田 陽 伸
大 滝 光
宮 川 清 孝
佐 野 浩 一
所属
早稲田大学
通商産業省機械情報産業局
工業技術院標準部
工業技術院標準部
工業技術院機械技術研究所
クボタトレーン株式会社
株式会社日立製作所海老名分工場
社団法人日本電機工業会
株式会社荏原製作所
株式会社谷山鉄工所
株式会社宇野沢組鉄工所
株式会社大泉工場
鍋屋工業株式会社
金光産業株式会社
ゴムベルト工業会
バンドー化学株式会社
三ツ星ベルト株式会社
大泉工業株式会社
工業技術院標準部機械規格課
工業技術院標準部機械規格課