2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
B 1855-1991
細幅Vプーリ
Grooved pulleys for narrow V-belts
1. 適用範囲 この規格は,JIS K 6368に規定する細幅Vベルトを用いる細幅Vプーリ(以下,Vプーリ
という。)について規定する。
備考1. ISO 4183-1989に規定するISO形細幅Vプーリの品質,溝部の形状・寸法及びデータム径は,
附属書に規定する。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0405 普通公差−第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JIS B 0407 鋳鉄品普通許容差
JIS B 7503 0.01mm目盛ダイヤルゲージ
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品
JIS K 6368 細幅Vベルト
3. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 4183-1989 Belt drives−Classical and narrow V-belts−Grooved pulleys (system based on datum
width)
2. 種類 Vプーリの種類は,対応するVベルトの種類及び溝の数によって表1のとおりとする。
表1 Vプーリの種類
Vベルトの種類
溝の数
3. 品質
3.1
外観 Vプーリには,使用上有害な鋳巣,きず,き裂などの欠陥があってはならない。
3.2
外周の振れ及びリム側面の振れの許容値 Vプーリの軸穴中心に対する外周の振れ及びリム側面の
振れの許容値は,表2による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2
B 1855-1991
表2 Vプーリの外周の振れ及びリム側面の振れの許容値
単位 mm
呼び外径
外周の振れの許容値
リム側面の振れの許容値
125以下
125を超え 315以下
315を超え 710以下
710を超え1 000以下
1 000を超え1 250以下
67以上
3.3
釣合い良さ Vプーリの釣合い良さは,Vプーリの質量の0.1%又は2gのいずれか大きい方を許容値
とし,これを満足しなければならない。
4. 形状及び寸法
4.1
Vプーリの形状及び寸法 Vプーリの形状及び寸法(溝部を除く。)は付表1による。
4.2
溝部の形状及び寸法 Vプーリの溝部の形状及び寸法は,表3による。
表3 Vプーリの溝部の形状及び寸法
単位 mm
Vベルト
呼び外径 (1)
の種類
(最小寸法)
67以上 90以下
90を超え 150以下
150を超え 300以下
300を超えるもの
180以上
250以下
250を超え 400以下
400を超えるもの
315以上
400以下
400を超え 560以下
560を超えるもの
注(1) 溝の幅beが表中の値となるところの直径deで,一般に外径と同じである。
なお,ベルト長さの測定,回転比の目安などの計算には直径dmを用いる。
備考 de及びdmは,付表1による。
4.3
外径の許容差 Vプーリの外径の許容差は,表4による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3
B 1855-1991
表4 Vプーリの外径の許容差
単位 mm
呼び外径
67以上
4.4
外径の許容差
125以下
125を超え 315以下
315を超え 710以下
710を超え 1 000以下
1 000を超え 1 250以下
溝部の各部の寸法許容差 Vプーリの溝部の各部の寸法許容差は,表5による。
表5 Vプーリの溝部の各部の寸法許容差
単位 mm
Vベルトの種類
αの許容差
beの許容差
hgの許容差
eの許容差(2)
注(2) Vプーリ1個の中でのe寸法の誤差の累積は,3V形,5V形及び8V形とも±
0.8mm以内とする。
4.5
寸法許容差の規定がない部分の寸法許容差 Vプーリの寸法許容差の規定がない部分で,削り加工
部分の寸法許容差は,JIS B 0405のC(粗級)による。
鋳放し部分の寸法許容差は,JIS B 0407の並級による。
5. 材料 Vプーリに用いる材料は,JIS G 5501の3種 (FC200) 若しくはJIS G 5502の2種 (FCD450) 又
はこれと同等以上の品質をもつものとする。
6. 検査
6.1
外観 Vプーリの外観は,目視によって検査を行い,3.1の規定を満足しなければならない。
6.2
形状及び寸法 Vプーリの形状及び寸法は,4.の規定を満足しなければならない。
参考 溝のピッチe,溝の角度αの測定及び溝の幅beを求めるためには,参考図1〜3のようなノギス
及び限界ゲージを用いる。
備考 図中のαは,表3の溝角度(α=36°, 38°, 40°, 42°)を示す。
参考図1 溝のピッチe及び溝のピッチの累積の測定
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1855-1991
参考図2 溝の角度αの測定
参考図3 溝の幅beの測定
6.3
外周の振れ及びリム側面の振れ Vプーリの軸穴中心に対する外周の振れ及びリム側面の振れは,
円筒マンドレルにVプーリを取り付けて1回転したときのダイヤルゲージの読みの最大値と最小値との差
を測定し,3.2の規定を満足しなければならない。
なお,測定器は,JIS B 7503によるダイヤルゲージとする。
6.4
釣合い良さ Vプーリの外周における釣合い良さは,軸穴中心について測定し,3.3の規定を満足し
なければならない。
7. 製品の呼び方 Vプーリの呼び方は,規格番号又は規格の名称,呼び外径,種類及びハブの位置の区
別(付表1の1形〜4形)による。
例1. JIS B 1855 250-3V1-2形
例2. 細幅Vプーリ 250-5V3-2形
8. 表示 Vプーリには,見やすい箇所に次の事項を表示する。
(1) 呼び外径
(2) 種類
(3) 製造業者名又はその略号
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1855-1991
付表1 Vプーリの形状及び寸法(溝部を除く。)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
Vプーリの種類
外径(3)
呼び外径
(参考値)
直径
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
リム厚さ
1形
ハブ長さ S1
(最小)
3形
4形
(参考)
ハブ長さ
S2 ハブ長さ
S2 ハブ長さ
適用する軸径
2形
付表1 (続き)
(1) 3V1〜3V6の場合
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
Vプーリの種類
呼び外径
外径(3)
(参考値)
直径
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
リム厚さ
1形
ハブ長さ S1
(最小)
2形
3形
4形
(参考)
ハブ長さ
S2 ハブ長さ
S2 ハブ長さ
適用する軸径
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
呼び外径
外径(3)
(参考値)
直径
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
リム厚さ
1形
ハブ長さ S1
(最小)
3形
4形
(参考)
ハブ長さ
S2 ハブ長さ
S2 ハブ長さ
適用する軸径
2形
注(3) 外形寸法は,必ずしもこれと一致しなくてもよい。
備考1. 軸穴直径は,受渡当事者間の協議によって定めることができる。
2. S1:ハブのプーリ側面からの突き出し長さ。
S2:ハブのプーリ側面からの引っ込み長さ。
単位 mm
Vプーリの種類
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(2) 5V2〜5V10の場合
単位 mm
Vプーリの種類
呼び外径
外径(3)
直径
(参考値)
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
リム厚さ
1形
ハブ長さ
(最小)
2形
ハブ長さ
3形
S2 ハブ長さ
4形
S2 ハブ長さ
(参考)
適用する軸径
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
呼び外径
外径(3)
直径
(参考値)
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
リム厚さ
ハブ長さ
S2 ハブ長さ
適用する軸径
(参考)
S2 ハブ長さ
4形
ハブ長さ
3形
2形
(最小)
1形
単位 mm
Vプーリの種類
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
Vプーリの種類
呼び外径
外径(3)
直径
(参考値)
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
1形
ハブ長さ
(最小)
2形
ハブ長さ
3形
S2 ハブ長さ
4形
S2 ハブ長さ
(参考)
適用する軸径
リム厚さ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
呼び外径
外径(3)
直径
(参考値)
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
リム厚さ
1形
ハブ長さ
(最小)
2形
ハブ長さ
3形
S2 ハブ長さ
4形
S2 ハブ長さ
(参考)
適用する軸径
単位 mm
Vプーリの種類
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(3) 8V4〜8V10の場合
単位 mm
Vプーリの種類
呼び外径
外径(3)
直径
(参考値)
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
S2 ハブ長さ
適用する軸径
S2 ハブ長さ
ハブ長さ
(参考)
4形
ハブ長さ
3形
(最小)
2形
1形
リム厚さ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
呼び外径
外径(3)
直径
(参考値)
下穴直径 ハブ直径
リム幅
(最大) (最小)
リム厚さ
1形
ハブ長さ
(最小)
2形
ハブ長さ
3形
S2 ハブ長さ
4形
適用する軸径
S2 ハブ長さ
(参考)
単位 mm
Vプーリの種類
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B 1855-1991
附属書 ISO形細幅Vプーリの品質,溝部の形状・寸法及びデータム径
1. 適用範囲 この附属書は,ISO形細幅Vプーリ(以下,Vプーリという。)の品質,溝部の形状・寸
法及びデータム径について規定する。
備考 この附属書は,ISO 4183-1989の規定の中から,この規格本体に対応する部分を抜粋したもの
である。
2. 用語の定義 この附属書で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) データム幅 附属書表3の図に示す溝の幅wdをいい,Vプーリの溝部の形状を規定する上で基準とな
る溝幅の寸法である。
(2) データム径 Vプーリの溝の幅がデータム幅wdをもつところのVプーリの直径をいい,ベルト長さ
や回転比の計算などに用いる。
3. 品質
3.1
外周の振れ及び溝側面の振れ Vプーリの外周の振れ及び溝側面の振れの許容値は,附属書表1に
よる。
附属書表1 Vプーリの外周の振れ及び溝側面の振れの許容値
単位 mm
3.2
データム径
振れ (t) の
許容値
データム径
振れ (t) の
許容値
63以上100以下
106以上160以下
170以上250以下
425以上 630以下
670以上1 000以下
1 060以上1 600以下
265以上400以下
1 700以上2 000以下
任意の二つの溝におけるデータム径の差 多本掛けのプーリで,任意の二つの溝におけるデータム
径の最大差は,附属書表2による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1855-1991
附属書表2 任意の二つの溝におけるデータム径の差
単位 mm
Vベルトの種類
最大許容値
4. Vプーリの溝部の形状及び寸法 Vプーリの溝部の形状及び寸法は,附属書表3及び附属書表4によ
る。
附属書表3 Vプーリの溝部の形状及び寸法
単位 mm
Vベルトの
種類
αの
最小
最小
許容差
注(1) 隣接する二つの溝中心間の許容差
eの
許容差
eの誤差
の累積
最小
附属書表4 Vプーリの溝の角度
単位 mm
Vベルトの種類
溝の角度
データム径
データム径
5. Vプーリのデータム径
Vプーリのデータム径は,附属書表5及び附属書表6による。
データム径の許容差は,データム径の呼びの±0.8%とする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1855-1991
附属書表5 Vプーリのデータム径
データム
径の呼び
適用Vベルトの種類
データム
径の呼び
径の呼び
備考 ※印は,細幅Vベルト別に推奨するデータム径を表す。
附属書表6 Vプーリの最小データム径
単位 mm
Vベルトの種類 最小データム径
適用Vベルトの種類
データム
適用Vベルトの種類
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1855-1991
機械要素部会 プーリ専門委員会 構成表
(委員会長)
(事務局)
氏名
寺 田 利 邦
喜 田 勝治郎
桐 山 和 臣
細 川 幹 夫
吉 岡 武 雄
金 田 光 夫
増 田 進 彦
大 滝 光
大久保 直 彦
池 村 征四郎
生 田 陽 伸
荒 井 洋 司
通 地 登
丸 山 勝
岡 田 秀 才
勇 川 吉 雄
時 山 聖 司
所属
早稲田大学
通商産業省機械情報産業局
工業技術院標準部機械規格課
工業技術院標準部繊維化学規格課
工業技術院機械技術研究所
鍋屋工業株式会社
金光産業株式会社
大泉工業株式会社
ゴムベルト工業会
バンドー化学株式会社
三ツ星ベルト株式会社
株式会社日立製作所
社団法人日本電機工業会
株式会社荏原製作所
株式会社谷山鉄工所
株式会社宇野沢組鉄工所
工業技術院標準部機械規格課