2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
C 2338:2012
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 種類及び呼び方 ················································································································ 2
5 要求事項························································································································· 2
5.1 色・外観 ······················································································································ 2
5.2 寸法 ···························································································································· 2
5.3 性能 ···························································································································· 3
6 試験方法························································································································· 3
6.1 色・外観 ······················································································································ 3
6.2 寸法 ···························································································································· 3
6.3 性能 ···························································································································· 3
7 包装及び表示 ··················································································································· 5
7.1 包装 ···························································································································· 5
7.2 テープの表示 ················································································································ 5
7.3 外装の表示 ··················································································································· 5
8 取扱い上の注意事項 ·········································································································· 5
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 6
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
C 2338:2012
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,電気機能材料工業
会(JEIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。こ
れによって,JIS C 2338:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(2)
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日本工業規格
JIS
C 2338:2012
電気絶縁用ポリエステル粘着テープ
Pressure-sensitive adhesive polyester tapes for electrical purposes
序文
この規格は,2006年に第3版として発行されたIEC 60454-3-2を基に,我が国で使用されているA1種
〜A6種のポリエステル粘着テープを追加し,かつ,技術的内容を追加・変更した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,電線,電気・電子機器,その他の電気絶縁に用いるポリエステル(ポリエチレンテレフタ
レート)フィルム粘着テープで,かつ,粘着剤が熱硬化性ゴム,熱可塑性ゴム又は架橋型アクリルである
テープ(以下,テープという。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60454-3-2:2006,Pressure-sensitive adhesive tapes for electrical purposes−Part 3: Specifications
for individual materials−Sheet 2: Requirements for polyester film tapes with rubber thermosetting,
rubber thermoplastic or acrylic crosslinked adhesives(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2107 電気絶縁用粘着テープ試験方法
注記 対応国際規格:IEC 60454-2:2007,Pressure-sensitive adhesive tapes for electrical purposes−Part 2:
Methods of test(MOD)
JIS Z 0109 粘着テープ・粘着シート用語
IEC 60304:1982,Standard colours for insulation for low-frequency cables and wires
IEC 60426:2002,Electrical insulating materials−Determination of electrolytic corrosion caused by insulating
materials−Test methods
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0109によるほか,次による。
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2
C 2338:2012
3.1
粘着テープ
室温において,粘着性を保つ粘着剤を片面又は両面に塗布したテープ類。これらは,多様な表面に接触
させて軽く圧力を加えるだけで,水,溶剤及び熱による活性化を必要とせず,粘着させることができる。
4
種類及び呼び方
テープの種類及び呼び方は,表1による。
表1−種類及び呼び方
種類
呼び方(記号)
テープ厚さ
温度指数
粘着剤
難燃性
A1種
A2種
指定なし
指定なし
非難燃性
指定なし
指定なし
非難燃性
A3種
指定なし
指定なし
非難燃性
A4種
指定なし
指定なし
難燃性
A5種
指定なし
指定なし
難燃性
A6種
指定なし
指定なし
難燃性
B1種
ゴム系熱硬化型
非難燃性
B2種
アクリル系架橋型
非難燃性
B3種
アクリル系架橋型
難燃性
B4種
ゴム系熱硬化型
非難燃性
B5種
アクリル系架橋型
非難燃性
B6種
アクリル系架橋型
難燃性
B7種
ゴム系熱可塑性型
非難燃性
B8種
ゴム系熱可塑性型
非難燃性
注記 温度指数は,材料の熱劣化挙動の指標であるが,テープの絶縁機能における最高使用許容温度と同一視
しないほうがよい。
5
要求事項
5.1
色・外観
5.1.1
色
テープは,透明,半透明又は不透明でもよく,着色又は無着色でもよい。着色テープの色は,黒,白,
青,緑,黄,茶色,だいだい(橙)色(又はオレンジ色),赤,紫,灰色,空色,桃色(又はピンク),及
び乳白色の13色とする。ただし,B種の場合,着色テープの色は,IEC 60304に規定する色にできるだけ
一致しなければならない。
5.1.2
外観
テープの外観は,6.1によって試験したとき,均一にロール状に巻かれ,著しい変形及び巻き巣がなく,
両側面が平らで,粘着剤の剝がれ,折れ目,きずなどの使用上支障のある欠点があってはならない。
5.2
寸法
テープの寸法は,6.2によって試験したとき,表2の規定に適合しなければならない。
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3
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表2−寸法
特性
5.3
JIS C 2107の適用箇条
A種
B種
厚さ mm
箇条4(厚さの測定)
表示厚さの±0.01又は±15 %のいずれか大きい方
幅 mm
箇条5(幅の測定)
これら以外の幅は,受渡当事者間の協定による。
幅の許容差は,19以下のものは±1.0,19を超えるもの
は±1.5。
長さ m
箇条6(長さの測定)
これら以外の長さは,受渡当事者間の協定による。長
さは,表示長さ以上でなければならない。
切れ目
1巻の中に1か所の切れ目があっても差し支えないが,
その切れ目は,両端から2 m以内にないことが望まし
い。ただし,切れ目については,受渡当事者間で協定
することが望ましい。
テープの巻心
内径約25 mm以上のものを使用することが望ましい。
性能
テープの性能は,6.3によって試験を行い,表3の規定に適合しなければならない。
6
試験方法
6.1
色・外観
色・外観は,目視によって調べる。粘着剤の剝がれは,テープを3〜5秒間に1 mの速さで約1 m巻き
戻し,粘着剤が背面若しくは剝離ライナーに移らないかどうかを調べる。
6.2
寸法
寸法は,JIS C 2107の箇条4〜箇条6によって試験する。
6.3
性能
性能は,それぞれの特性に応じて表3に規定するJIS C 2107の該当箇条によって試験する。
4
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JIS C 2107の適用箇条
種
種
種
種
種
種
種
B1種
B3種
種
B4種
B6種
種
種
腐食関連特性
25 mm当たりの
絶縁抵抗 Ω
7.6(絶縁抵抗法)
1×1011以上
目視
7.7(目視法)
外観の程度は,IEC 60426のA.1.4に規定するものと同等以上。
電食係数
7.8.2(B法)
0.98以上
引張強さ及び伸び
伸び
引張強さ
N/10 mm幅
箇条8
(引張強さ及び破断時の伸び)
40以上
以上
以上
以上
以上
50以上
以上
以上
35以上
70以上
35以 70以
上
上
2.0以上
3.0以上
以上
粘着力
N/10 mm幅
箇条11(粘着力)
2.0以上
以上
熱処理中の剝がれ
14.1[熱処理中のはがれ(背面への
接着性)]
合格数3
合格数3
熱処理後の剝がれ
14.2[熱処理後のはがれ(背面への
接着性)]
合格数3
合格数
端末剝がれ試験
箇条15(端末はがれ試験)
2以下
絶縁破壊電圧 kV
常温
箇条17(絶縁耐力)
以上
以上
以上
以上
以上
以上
4.0以上
6.5以上
以上
以上
加湿処理後
箇条18(加湿処理後の絶縁耐力)
4.0以上
6.5以上
以上
以上
火炎試験
箇条20(火炎試験)
熱的耐久性
箇条21(熱的耐久性)
難燃性
注記 種類の欄の“−”は,試験の必要がないことを示す。
注a) 暴露温度は,150 ℃,160 ℃及び180 ℃とする。
終点の判定基準は,次のとおりとする。
B1種〜B3種及びB7種に対しては,絶縁破壊電圧2.2 kV(金属はく電極法)とする。
B4種〜B6種及びB8種に対しては,絶縁破壊電圧3.5 kV(金属はく電極法)とする。
難燃性
130 ℃以上a)
難燃性
種類
特性
表3−性能
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7
包装及び表示
7.1
包装
テープは,次のように包装しなければならない。
a) 湿気,ほこり及び日光から保護する。
b) 引き離しやすい。
c) 通常の輸送条件で破損を受けないように保護する。
7.2
テープの表示
テープは,1巻ごとに,巻心又はロールラベルに製造業者名若しくは供給業者名,又はこれらの略称若
しくは登録商標の表示がなければならない。
7.3
外装の表示
各輸送用こん包(カートン)の上に次の事項を明瞭に,かつ,容易に消えないように表示しなければな
らない。
a) この規格の番号及び名称
b) 種類又は呼び方
c) 製造業者名若しくは供給業者名,又はこれらの略称若しくは登録商標
d) 色(テープの色が識別できる表示方法であればよい。)
e) 幅
f)
長さ
g) テープの厚さ
h) 数量
i)
保存中,ロールが確実に正しい向きに置かれるように,“この面が上”の文字,又は同様の文字
8
取扱い上の注意事項
テープは,温度,圧力などによってその品質に影響を受けやすいので,保存及び取扱いに当たっては,
次の事項を守ることが望ましい。
a) 直射日光及び高温の場所は避ける。
b) 変形防止のため横積みは避ける。
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JIS C 2338:2012 電気絶縁用ポリエステル粘着テープ
(I)JISの規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
箇条番号
及び題名
3 用語及
び定義
4 種類及
び呼び方
5 要求事
項
6 試験方
法
7 包装及
び表示
8 取扱い
上の注意
事項
内容
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
箇条番号
内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
JIS Z 0109を引用
JISとほぼ同じ。
箇条ごと
の評価
追加
A1〜6種
B1〜8種
5.1.1 色
タイプ1〜8
追加
5.2 寸法
A1〜6種
B1〜8種
5.3 性能
A1〜6種
B1〜8種
タイプ1〜8
追加
タイプ1〜8
追加
従来JIS品をA種として追加。 我が国の実情に合わせて必要な
ため追加した。
6.1 色・外観
追加
外観の試験方法を追加。
包装及び表示につ
いて規定。
取扱い上の注意事
項について規定。
追加
JISとほぼ同じ。
技術的差異の内容
我が国の実情に合わせて必要な
ため追加した。
従来JIS品をA種として追加。 我が国の実情に合わせて必要な
ため追加した。
乳白色を追加。
我が国の実情に合わせて必要な
ため追加した。
従来JIS品をA種として追加。 我が国の実情に合わせて必要な
ため追加した。
追加
追加
我が国の実情に合わせて必要な
ため追加した。
我が国の実情に合わせて必要な
ため追加した。
取扱い上の注意事項を追加し
た。
我が国の実情に合わせて必要な
ため追加した。
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
7
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C 2338:2012
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60454-3-2:2006,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。