2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
C 3215-14:2014
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 2
3 用語及び定義,試験における一般事項並びに外観 ··································································· 2
4 寸法······························································································································· 2
5 導体抵抗························································································································· 2
6 伸び及び引張り強さ ·········································································································· 2
7 軟らかさ························································································································· 2
8 可とう性及び密着性 ·········································································································· 3
9 耐熱衝撃························································································································· 3
10 耐軟化 ·························································································································· 3
11 耐摩耗 ·························································································································· 3
12 耐溶剤 ·························································································································· 4
13 絶縁破壊 ······················································································································· 4
14 均一性 ·························································································································· 4
15 温度指数 ······················································································································· 4
16 耐冷媒 ·························································································································· 4
17 はんだ付け性 ················································································································· 4
18 融着性 ·························································································································· 5
19 誘電正接 ······················································································································· 5
20 耐トランス油 ················································································································· 5
21 加熱減量 ······················································································································· 5
22 ピンホール試験 ·············································································································· 5
23 包装 ····························································································································· 5
附属書JA(規定)代替特性 ···································································································· 6
附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 7
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
C 3215-14:2014
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
電線工業会(JCMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格で
ある。これによって,JIS C 3215-14:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 3215の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 3215-0-1 巻線共通規格−第0-1部:一般特性−エナメル銅線
JIS C 3215-0-2 巻線共通規格−第0-2部:一般特性−エナメル平角銅線
JIS C 3215-0-3 巻線共通規格−第0-3部:一般特性−エナメルアルミニウム線
JIS C 3215-0-4 巻線共通規格−第0-4部:一般特性−ガラス巻平角銅線及びエナメルガラス巻平角銅
線
JIS C 3215-1 巻線個別規格−第1部:クラス105のポリビニルアセタール銅線
JIS C 3215-8 巻線個別規格−第8部:クラス180のポリエステルイミド銅線
JIS C 3215-14 巻線個別規格−第14部:クラス105のポリビニルアセタールアルミニウム線
JIS C 3215-17 巻線個別規格−第17部:クラス105のポリビニルアセタール平角銅線
JIS C 3215-31 巻線個別規格−第31部:温度指数180のポリエステル(イミド)塗料焼付ガラス巻平
角銅線及びエナメルガラス巻平角銅線
JIS C 3215-32 巻線個別規格−第32部:温度指数155のポリエステル(イミド)塗料焼付ガラス巻平
角銅線及びエナメルガラス巻平角銅線
(2)
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日本工業規格
JIS
C 3215-14:2014
巻線個別規格−第14部:クラス105の
ポリビニルアセタールアルミニウム線
Specifications for particular types of winding wires-
Part 14: Polyvinyl acetal enamelled round aluminium wire, class 105
序文
この規格は,1990年に第2版として発行されたIEC 60317-14を基とし,技術的内容を追加及び変更し
て作成した日本工業規格である。IEC 60317-14は,2003年に廃止となったが,この規格の製品は広く国内
で使用されているため,JIS C 3215の規格群の改正内容に合わせて改正した。
この規格の共通規格は,JIS C 3215-0-3:2014である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは対応国際規格にはない事項である。
1
適用範囲
この規格は,クラス105のポリビニルアセタール樹脂を主体とした単一被覆層のエナメルアルミニウム
線(以下,ポリビニルアセタールアルミニウム線という。)について規定する。ポリビニルアセタール樹脂
は,基本的な化学特性が変わらず,かつ,規定する全ての電線特性を満足すれば,変性したものでもよい。
注記1 変性した樹脂とは,特性及び適用性を向上させるため,化学的に変性した樹脂又は1種類以
上の添加剤を加えた樹脂をいう。
注記2 ポリビニルアセタールアルミニウム線は,ホルマールアルミニウム線ともいう。
この規格は,次のサイズ範囲のポリビニルアセタールアルミニウム線について規定する。
− グレード 1:0.400 mm以上,1.600 mm以下
− グレード 2:0.400 mm以上,5.000 mm以下
− 0種: 0.400 mm以上,3.200 mm以下
− 1種: 0.400 mm以上,3.200 mm以下
公称導体径は,JIS C 3215-0-3の箇条4に規定がある。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60317-14:1990,Specifications for particular types of winding wires−Part 14: Polyvinyl acetal
enamelled round aluminium wire, class 105(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
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2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS C 3215-0-3:2014 巻線共通規格−第0-3部:一般特性−エナメルアルミニウム線
注記 対応国際規格:IEC 60317-0-3:2008,Specifications for particular types of winding wires−Part 0-3:
General requirements−Enamelled round aluminium wire(MOD)
JIS C 3216-3:2011 巻線試験方法−第3部:機械的特性
注記 対応国際規格:IEC 60851-3:2009,Winding wires−Test methods−Part 3: Mechanical properties
(MOD)
JIS C 3216-4:2011 巻線試験方法−第4部:化学的特性
JIS C 3216-5:2011 巻線試験方法−第5部:電気的特性
JIS C 3216-6:2011 巻線試験方法−第6部:熱的特性
注記 対応国際規格:IEC 60851-6:1996,Winding wires−Test methods−Part 6: Thermal properties,
Amendment 1:1997及びAmendment 2:2003(MOD)
3
用語及び定義,試験における一般事項並びに外観
3.1
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 3215-0-3の3.1による。
3.2
試験における一般事項
試験における一般事項は,JIS C 3215-0-3の3.2による。ただし,JIS C 3215-0-3とこの規格との間に相
違のある場合は,この規格の規定を優先する。
クラス105のポリビニルアセタールアルミニウム線は,温度指数105以上,かつ,耐熱衝撃温度155 ℃
以上に適合しなければならない。
注記 温度指数に相当する温度(℃)は,その温度での線の使用を必ずしも推奨するものではない。
推奨する使用温度は,使用機器に含まれる多くの要因に依存する。
3.3
外観
外観は,JIS C 3215-0-3の3.3による。
4
寸法
寸法は,JIS C 3215-0-3の箇条4による。
5
導体抵抗
導体抵抗は,JIS C 3215-0-3の箇条5による。
6
伸び及び引張り強さ
伸び及び引張り強さは,JIS C 3215-0-3の箇条6による。
7
軟らかさ
軟らかさは,JIS C 3215-0-3の箇条7による。
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3
C 3215-14:2014
8
可とう性及び密着性
可とう性及び密着性は,JIS C 3215-0-3の箇条8による。ただし,JIS C 3215-0-3の表4における丸棒の
径は2dとする。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,JA.8によってもよい。
9
耐熱衝撃
耐熱衝撃は,JIS C 3216-6の箇条3によって試験する。熱衝撃の最低試験温度155 ℃とする。
9.1
公称導体径1.600 mm以下のもの
耐熱衝撃は,皮膜に亀裂があってはならない。丸棒の径は,表1による。
表1−耐熱衝撃
公称導体径
を超え
以下
丸棒の径
注記 dは,仕上り外径を示す。
9.2
公称導体径1.600 mmを超えるもの
耐熱衝撃は,JIS C 3215-0-3の9.2による。
10 耐軟化
耐軟化は,JIS C 3216-6の箇条4によって試験したとき,170 ℃で2分以内に短絡してはならない。た
だし,受渡当事者間の協定がある場合は,JA.10によってもよい。
11 耐摩耗
耐摩耗は,公称導体径0.400 mm以上,2.500 mm以下のものに適用する。JIS C 3216-3の箇条6によっ
て試験したときの最小破壊力は,表2に適合しなければならない。
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4
C 3215-14:2014
表2−耐摩耗
公称導体径
グレード 1
最小平均
破壊力
グレード 2
3回の試験
の中の
最小破壊力
最小平均
破壊力
3回の試験
の中の
最小破壊力
注記 この表に記載のない公称導体径の場合,より大きく最も近い公称
導体径の最小破壊力を適用する。
12 耐溶剤
耐溶剤は,JIS C 3215-0-3の箇条12による。
13 絶縁破壊
絶縁破壊は,JIS C 3215-0-3の箇条13による。ここで,高温での試験温度は105 ℃とする。
14 均一性
均一性は,JIS C 3215-0-3の箇条14による。
15 温度指数
温度指数は,JIS C 3215-0-3の箇条15による。ここで,最小温度指数は105とする。
16 耐冷媒
耐冷媒は,適用しない。
17 はんだ付け性
はんだ付け性は,適用しない。
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C 3215-14:2014
18 融着性
融着性は,適用しない。
19 誘電正接
誘電正接は,適用しない。
20 耐トランス油
耐トランス油は,適用しない。ただし,受渡当事者間の協定によって試験する場合は,JIS C 3216-4の
箇条6による。
21 加熱減量
加熱減量は,適用しない。
22 ピンホール試験
ピンホール試験は,JIS C 3216-5の箇条7によって試験したとき,ピンホール個数は,表3に適合しな
ければならない。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,JA.22によってもよい。
表3−最大ピンホール個数
区分
最大ピンホール個数
グレード 1
グレード 2
23 包装
包装は,JIS C 3215-0-3の箇条23による。
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C 3215-14:2014
附属書JA
(規定)
代替特性
この附属書は,本体の対応する箇条を補足するものであり,本体で規定する箇条に対し,適用が可能な
規格値について規定する。
注記 この附属書で規定する規格値は,この規格をIEC 60317-14に整合させるに当たり,この内容に
よって大きな変更となり市場の混乱が予想される事項について,完全整合化に向けた経過措置
として,JIS C 3202:1994に従った規格値を併記したものである。
JA.8 可とう性及び密着性
JIS C 3216-3のJA.5.1によって,表JA.1に規定する丸棒に巻き付けて試験したとき,皮膜に導体が見え
る亀裂があってはならない。
表JA.1−エナメル線の丸棒の径
公称導体径
丸棒の径
JA.10 耐軟化
JIS C 3216-6のJA.4によって試験したときの耐軟化温度は,170 ℃以上とする。
JA.22 ピンホール試験
JIS C 3216-5の箇条7によって試験したときのピンホール個数は,表JA.2に適合しなければならない。
なお,ピンホール数が規定値に適合しない場合は,同一巻枠から更に2本をとって再試験を行うことが
できる。
表JA.2−最大ピンホール個数
区分
最大ピンホール個数
0種
1種
参考文献 JIS C 3202:1994 エナメル線
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附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS C 3215-14:2014 巻線個別規格−第14部:クラス105のポリビニルアセター
ルアルミニウム線
(I)JISの規定
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
箇条
番号
JISにほぼ同じ
箇条ごと
の評価
追加
6 伸び及び
引張り強さ
JISにほぼ同じ
8 可とう性
及び密着性
10 耐軟化
20 耐トラ
ンス油
22 ピンホ
ール試験
箇条番号
及び題名
1 適用範囲
内容
国際
規格
番号
内容
(V)JISと国際規格との技術的差異の理由及
び今後の対策
技術的差異の内容
従来から使用しているホルマールアルミニ
ウム線という呼称を注記として追加した。
追加
表題に“及び引張り強さ”を追加
した。
JISにほぼ同じ
選択
受渡当事者間の協定によって,
JIS C 3216-3のJA.5.1の試験方法
を用いてもよい。
JISにほぼ同じ
選択
受渡当事者間の協定によって用
いる試験方法を追加した。
引用先であるJIS C 3215-0-3の箇条6には規
格値として伸びだけでなく,引張り強さも規
定されている。内容を分かりやすくするた
め,表題に“引張り強さ”を追加した。
国内のIEC規格対応状況を勘案し,経過処
置としてJIS C 3216-3のJA.5.1の試験方法
を用いてもよいこととした。
次回見直し時,IEC規格整合化を図る。
国内のIEC規格対応状況を勘案し,経過処
置としてJIS C 3216-6のJA.4の試験方法を
用いてもよいこととした。
次回見直し時,IEC規格整合化を図る。
JISにほぼ同じ
追加
受渡当事者間の協定によって選
択可能な代替特性を追加した。
規定値を設定した。
追加
受渡当事者間の協定によって取り決めるこ
とが妥当と考えられる。
JIS C 3202:1994では既に規定されており,
実績もあることから今回新たに設定した。グ
レード 1及びグレード 2の規定値は現在
IECで検討中の数値を記載した。
IEC 60317-14:1990はJIS C 3202
の附属書3と対象となる品名呼
称が異なる。
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C 3215-14:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
内容
代替特性
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
箇条
番号
箇条ごと
の評価
追加
内容
(V)JISと国際規格との技術的差異の理由及
び今後の対策
技術的差異の内容
適用する巻付け径,試験方法,規
定値が異なる可とう性及び密着
性,耐軟化並びにピンホール試験
の規定を追加した。
国内のIEC規格対応状況を勘案し,経過処
置としてJIS C 3202:1994の附属書3に準じ
た規格値を追加した。
次回見直し時,IEC規格整合化を図る。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60317-14:1990,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 選択 ················ 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
箇条番号
及び題名
附属書JA
(規定)
国際
規格
番号
(I)JISの規定