2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

まえがき

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)/財

団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工

業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 19438:2003,Diesel fuel and petrol

filters for internal combustion engines−Filtration efficiency using particle counting and contaminant retention

capacityを基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS D 1623には,次に示す附属書がある。

附属書A(規定)フィルタ試験用試験油の仕様

附属書B(参考)代表的なフィルタ試験報告書

附属書C(参考)フィルタ効率計算の例

附属書D(参考)ISO 19438 (JIS D 1623) を検定するラウンドロビン試験の概要

(1)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

ページ

序文 ··································································································································· 1

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 2

3. 定義 ······························································································································ 2

4. 記号 ······························································································································ 3

5. 試験装置及び材料 ············································································································ 3

5.1 試験装置 ······················································································································ 3

5.2 材料 ···························································································································· 5

6. 計測機器の精度及び試験条件 ····························································································· 5

7. 試験装置の検定 ··············································································································· 5

7.1 一般 ···························································································································· 5

7.2 オンライン希釈及び粒子カウント回路の検定 ······································································· 5

7.3 フィルタ試験回路の検定 ································································································· 5

7.4 コンタミナント注入回路の検定 ························································································ 6

8. 試験準備 ························································································································ 7

8.1 試験用フィルタ ············································································································· 7

8.2 コンタミナント注入回路 ································································································· 7

8.3 フィルタ試験回路 ·········································································································· 8

9. 試験手順 ························································································································ 8

9.1 初期手順 ······················································································································ 8

9.2 性能試験 ······················································································································ 9

10. 計算及び試験結果の報告 ································································································ 10

10.1 試験報告 ···················································································································· 10

10.2 計算 ·························································································································· 10

附属書A(規定)フィルタ試験用試験油の仕様 ········································································· 13

附属書B(参考)代表的なフィルタ試験報告書 ·········································································· 14

附属書C(参考)フィルタ効率計算の例 ·················································································· 19

附属書D(参考)ISO 19438 (JIS D 1623) を検定するラウンドロビン試験の概要 ······························ 22

(2)

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日本工業規格

JIS

D 1623:2006

(ISO 19438:2003)

自動車部品ー内燃機関用ディーゼルフューエルフィ

ルタ及びガソリンフィルター

粒子カウント法によるろ過効率試験方法及びコンタ

ミナント捕そく(捉)容量試験方法

Automotive parts-

Diesel fuel and petrol filters for internal combustion engines-

Filtration efficiency using particle counting and contaminant retention

capacity

序文 この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 19438,Diesel fuel and petrol filters for internal

combustion engines−Filtration efficiency using particle counting and contaminant retention capacityを翻訳し,技

術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲 この規格は,一定流量の試験流体で使用される内燃機関用ディーゼルフューエルフィルタ

及びガソリンフィルタの性能評価のための,オンライン粒子カウント法による,コンタミナント連続注入

方式のマルチパス試験方法について規定する。この試験方法は,フィルタのコンタミナント捕そく(捉)

容量,粒子除去特性及び圧力損失を判定するものである。

この規格は,フィルタの定格流量が50 L/h〜800 L/hのフィルタエレメントの試験に適用する。しかしな

がら,フィルタ製造業者と顧客との合意によって,より流量の大きい燃料フィルタに適用することが認め

られる。

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。

ISO 19438:2003,Diesel fuel and petrol filters for internal combustion engines−Filtration efficiency

using particle counting and contaminant retention capacity (IDT)

参考 ISO 19438 (JIS D 1623) の試験方法による“ラウンドロビン試験”(国際的試験施設間試験)が,

2002年に6試験施設で実施された。代表的なフィルタに対して,ろ過効率及びコンタミナント

捕そく(捉)容量について,試験方法の繰返し性,再現性及び変動係数を求めて,評価が行わ

れた。初期ろ過効率の試験結果から,この規格による試験方法がISO/TS 13353 (Diesel fuel and

petrol filters for internal combustion engines−Initial efficiency by particle counting)の試験方法によ

る結果と極めて近い結果が得られることが分かり,ISO/TS 13353の代わりにJIS D 1623の試験

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2

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

方法を主体として使用してよい。

なお,ラウンドロビン試験の概要を附属書D(参考)に示す。

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成

するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 0125-1 油圧・空気圧システム及び機器−図記号及び回路図−第1部:図記号

備考 ISO 1219-1:1991,Fluid power systems and components−Graphic symbols and circuit diagrams−

Part 1:Graphic symbolsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 8356-2 油圧用フィルタ性能評価方法−第2部:フィルタエレメントの組立完全性試験及びファ

ーストバブルポイントの測定

備考 ISO 2942 : 1994,Hydraulic fluid power−Filter elements−Verification of fabrication integrity and

determination of the first bubble pointが,この規格と一致している。

JIS B 8356-7 油圧用フィルタ性能評価方法−第7部:フィルタの圧力降下特性試験

備考 ISO 3968:2001,Hydraulic fluid power−Filters−Evaluation of differential pressure versus flow

characteristicsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 9931 質量法による作動油汚染の測定方法

備考 ISO 4405:1991,Hydraulic fluid power−Fluid contamination−Determination of particulate

contamination by the gravimetric methodからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 9932 油圧−液体用自動粒子計数器の校正方法

備考 ISO 11171:1999,Hydraulic fluid power−Calibration of automatic particle counters for liquidsが,

この規格と一致している。

JIS B 9935 油圧−液体用オンライン式自動粒子計数システム−校正方法及び妥当性確認方法

備考 ISO 11943:1999,Hydraulic fluid power−On-line automatic particle-counting systems for lignids−

Methods of calibration and validationが,この規格と一致している。

JIS B 9936 油圧−微粒子分析−運転中のシステム管路からの作動油試料採取方法

備考 ISO 4021:1992,Hydraulic fluid power−Particulate contamination analysis−Extraction of fluid

samples from lines of an operating systemが,この規格と一致している。

JIS D 0117-1 自動車及び内燃機関−フィルタ用語−第1部:フィルタ及びフィルタ構成部品の定義

備考 ISO 11841-1:2000, Road vehicles and internal combustion engines−Filter vocabulary−Part

1:Definitions filters and filter componentsが,この規格と一致している。

JIS D 0117-2 自動車及び内燃機関−フィルタ用語−第2部:フィルタ及びフィルタ構成部品の特性の

定義

備考 ISO 11841-2:2000, Road vehicles and internal combustion engines−Filter vocabulary−Part 2:

Definitions of characteristics of filters and,their componentsが,この規格と一致している。

ISO 12103-1:1997,Road vehicles−Test dust for filter evaluation−Part 1:Arizona test dust

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS D 0117-1及び JIS D 0117-2によるほか,次による。

3.1

マルチパス試験 (multi-pass test) フィルタエレメントに未ろ過の試験油を繰返し循環させる試験。

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3

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

3.2

基準上流コンタミナント濃度 (base upstream gravimetric level) コンタミナントが再循環されない場

合の上流側コンタミナント濃度。

3.3

ろ過効率 (filtration efficiency) フィルタが捕そく(捉)する特定サイズの粒子の比率(%)。

3.4

全効率 (overall efficiency) 試験終了までに得られた上流及び下流の平均粒子カウント数から計算し

た効率(%)。

3.5

フィルタミクロン等級 (filter rating) 指定された初期効率又は指定された累積全効率に相当する粒

径[μm(c)]。

備考 この規格のすべてを通して,粒径の測定はJIS B 9932に従って校正された自動粒子カウンタを

使用して行い,その粒径は[μm(c)]で表示する。

3.6

フィルタ標準ミクロン等級 (filter reference rating) フィルタの99 %効率に相当する粒径〔ミクロン

等級[μm(c)]〕。

3.7

初期効率 (initial efficiency) 4分,5分及び6分の粒子カウントから計算された最初のデータポイン

トでの効率(%)。

4. 記号 この規格で使用する図及び記号は,JIS B 0125-1による。

5. 試験装置及び材料

5.1

試験装置

5.1.1

試験機器 この試験機器の配置を,図1に示す。

なお,○の数値は図中の番号を示す。

5.1.1.1

5.1.1.1.1

フィルタ試験回路 フィルタ試験回路は,5.1.1.1.1〜5.1.1.1.7の構成とする。

油タンク 油タンク①は,内角が90度以下の円すい状の底部をもち,油流入口が油面下で拡散

する構造のものとする。

5.1.1.1.2

油圧ポンプ 油圧ポンプ②は,コンタミナントの粒径分布を変えず,かつ,入り口圧の平均に

対して10 %以上の脈動を起こさないようにする。

5.1.1.1.3

取付器具 試験用フィルタ⑥を接続するフィルタヘッドをもち,また,バイパス用の直管に置

換できるようになっているものとする。

5.1.1.1.4

クリーンアップフィルタ クリーンアップフィルタ⑨は,粒径10 μm(c)を超える粒子の数が15

個/mL未満の初期清浄度を得られるものとする。

5.1.1.1.5

試料採取弁 試料採取弁⑱は,オンライン粒子カウント法による測定のために,試験用フィル

タの上流及び下流での乱流試料採取を行うためのJIS B 9936に準拠するものとする。また,質量法による

測定のために試料採取弁⑪をおく。

5.1.1.1.6

圧力取出口 圧力取出口は,JIS B 8356-7に準拠するものとする。

5.1.1.1.7

配管 配管は,フィルタ試験回路内で乱流混合状態を維持できるものとする。

5.1.1.2

5.1.1.2.1

コンタミナント注入回路 コンタミナント注入回路は,5.1.1.2.1〜5.1.1.2.4の構成とする。

油タンク 油タンク⑫は,内角が90度以下の円すい状の底部をもち,油流入口が油面下で拡散

する構造のものとする。

5.1.1.2.2

油圧ポンプ 油圧ポンプ⑬は,コンタミナントの粒径分布を変えることのない遠心形ポンプ又

は他の形式のポンプとする。

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4

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

5.1.1.2.3

クリーンアップフィルタ クリーンアップフィルタ⑭は,次のいずれかの条件を得られるもの

とする。

a) 粒径10 μm(c)を超える粒子の数が1 000個/mL未満の初期清浄度

b) JIS B 9931の二重膜法による試験での計算値が2 %未満になるコンタミナント濃度

5.1.1.2.4

配管 配管は,コンタミナント注入回路内で乱流混合状態を維持できるものとする。

0.25 L/minの注入流量を用いることが望ましい。必要があれば0.25 L/min未満の注入流量を用いてもよ

い。

しかし,フィルタコンタミナント捕そく(捉)容量への影響を最小限にするために,0.25 L/minを超え

る注入流量を用いてはならない。

① 温度制御装置を備えた油タンク

⑬ 油圧ポンプ

② 油圧ポンプ

⑭ クリーンアップフィルタ

③ 三方弁

⑮ 熱交換器

④ 圧力計

⑯ インジェクションポンプ

⑤ 差圧計

⑰ 流量計

⑥ 試験用フィルタ

⑱ 試料採取弁

⑦ 絞り弁(圧力調整用)

⑧ 流量計

⑲ 希釈回路

⑳ 粒子センサ

⑨ クリーンアップフィルタ

21 粒子カウンタ

⑩ 熱交換器

22 油量調整弁

⑪ 試料採取弁

23 バイパス回路

⑫ 温度制御装置を備えた油タンク

A: コンタミナント注入回路

B: フィルタ試験回路

C: 希釈及び粒子カウント回路

図 1 試験装置

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5

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

5.1.2

オンライン希釈及び粒子カウント回路 オンライン希釈及び粒子カウント回路は,JIS B 9935

従い,次の5.1.2.1〜5.1.2.4の構成とする。

5.1.2.1

オンラインサンプリングの排出用配管 オンラインサンプリングの排出用配管は,流量0.125

L/minでコンタミナントのたい(堆)積を防ぐための流速を維持できる大きさとする。全フィルタ流量の

10 %以上の試料採取流量での試験の場合,試料採取流に流出したダストの量が重要になる。この量を捕そ

く(捉)された質量から差し引く必要がある。低流量の場合にも,この条件を満たしていれば用いてもよ

い。

5.1.2.2

希釈回路 希釈回路⑲は,油タンク,ポンプ,クリーンアップフィルタ,流量計及び流量制御弁

を備えるものとする。

5.1.2.3

21にこの

光学式粒子センサ 光学式粒子センサ⑳は2台とし,最低5チャンネルの粒子カウンタ○

2台を接続する。

5.1.2.4

5.2

タイマ タイマは,分及び秒を測定できるものとする。

材料

5.2.1

試験コンタミナント

5.2.1.1

コンタミナントのグレード コンタミナントは,ISO 12103-1で規定するダストのうち,ISO

12103-A3ダスト(ミディアムテストダスト)を使用する。

5.2.1.2

コンタミナントの準備 試験用ダストは200 g以下の量を105 ℃±5 ℃で1時間以上乾燥し,室

温で冷却する。使用時までデシケータ内に保管する。

5.2.2

試験油 試験油は石油を主成分とし,その物性は附属書Aに規定する仕様に適合するものを使用

する。

6. 計測機器の精度及び試験条件 計測機器の精度及び試験条件の許容誤差を,表1に示す。

表 1 計測機器の精度及び試験条件の許容誤差

試験条件

流量

フィルタ試験流量

サンプリング流量

注入流量

圧力

温度

油量

基準上流コンタミナント濃度

導電率

動粘度(1)

単位

計測機器の精度

試験条件の許容誤差

8.3.4による。

注(1) 試験油の動粘度は,試験が15 mm2/s ± 1 mm2/sの粘度に相当する油温で確実に行えるように,定期

的な間隔で点検することが望ましい。

7. 試験装置の検定

7.1

一般 これらの検定手順は,コンタミナントの混合状態の維持若しくは粒径分布変化防止の有効性

又はその両者を判定するために行う。

7.2

オンライン希釈及び粒子カウント回路の検定 オンライン希釈回路はJIS B 9935に従い,粒子カウ

ンタはJIS B 9932に従って検定する。

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6

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

7.3

フィルタ試験回路の検定

7.3.1

検定は,フィルタ試験回路の最低流量で実施する。

7.3.2

検定中は,試験用フィルタの代わりに直管を取り付ける。

7.3.3

フィルタ試験回路の総油量(L)は,フィルタを通る1分間当たりの流量の1/2とし,最小6 Lに調整

する。フィルタ試験回路の総油量(L)は,試験回路の油タンク,配管及びフィルタ内の油を含むものとする。

低流量の試験条件では,バイパス流回路を利用する。

7.3.4 試験油にISO 12103-A3ダストを計算濃度で5 mg/Lのコンタミナントの濃度になるように添加する。

備考 このコンタミナント濃度は,自動粒子カウンタの測定信頼限界内である。

7.3.5

試験回路の試験油を1時間循環させ,10分ごとにオンライン希釈なしで粒径5 μm(c),10 μm(c)及

び20 μm(c)での下流側累積カウント数を計測する。

7.3.6

オンラインカウント(Co)を次の式によって算出し記録する。

C

ここに,

7.3.7

o=

N

c

V

Co: オンラインカウント数(粒子数/mL)

Nc: サンプリング時間内の累積カウント数(粒子数)

V: サンプリング時間内に粒子カウントセンサを通過した油量(mL)

次の条件が満足された場合,その検定は成立となる。

a) 粒径5 μm(c),10 μm(c)及び20 μm(c)の各粒子カウント数が,各平均粒子カウント数から10 % 以内の

範囲にある場合。

b) 粒子カウンタのチャンネル5 μm(c)以上での1 mL当たりのカウント数の平均個数が6 000個以上7 300

個以下の場合。

c) 粒子カウンタのチャンネル10 μm(c)以上での1 mL当たりのカウント数の平均個数が,815個以上1 015

個以下の場合。

d) 粒子カウンタのチャンネル20 μm(c)以上での1 mL当たりのカウント数の平均個数が77個以上106個

以下の場合。

7.3.8

ISO 12103-A3ダストを使用し,最大コンタミナント濃度になるよう添加する。

7.3.9

試験回路の試験油を1時間循環させ,10分ごとにオンライン希釈で5 μm(c),10 μm(c)及び20 μm(c)

での下流側累積カウント数を計測する。

7.3.10 実証試験は,粒径5 μm (c),10 μm(c)及び20 μm(c)の各粒子カウント数がこれらのサイズの平均粒

子カウント数から10 %以下の誤差の場合,その検定は成立とする。

7.4

コンタミナント注入回路の検定

7.4.1

コンタミナント注入回路の検定は,使用する最大油量及び最大コンタミナント濃度で行う。

7.4.2

注入回路に所要コンタミナント量をスラリ状で添加し,コンタミナントが完全に拡散するのに十分

な時間だけ循環させる。

備考 全回路にコンタミナントが同じ割合で拡散しないかもしれない。コンタミナントが完全に拡散

するまでには10分から20分かかる。

7.4.3

注入油がフィルタ試験回路の油タンクに注入される位置で30分間隔で2時間以上,試料を採取し,

各試料を質量法によって測定する。

備考 これらの試料は設定注入量で採取する。

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D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

7.4.4

検定試験は,各試料の測定値が試料4個の平均値の±5 %であり,この平均値が7.4.1のコンタミ

ナント濃度の±5 %である場合,その試験は成立とする。

8. 試験準備

8.1

試験用フィルタ

8.1.1

試験油が,エレメントをバイパスしてはならない。

8.1.2

試験用フィルタエレメントはMIL-H-5606油を使いマルチパス試験の前にJIS B 8356-2に規定する

組立完全性試験にかける。ただし,スピンオンフィルタのように,エレメントだけの試験ができない場合

には,マルチパス試験の後に行ってもよい。

8.1.3

組立完全性試験がマルチパス試験の前に行われ,かつ,使用者と製造業者とで合意した試験圧力に

適合しない場合には,そのエレメントを不適合とする。組立完全性試験がマルチパス試験後に行われ,試

験圧力に適合しない場合には,その試験結果を不適合とする。

8.2

コンタミナント注入回路

8.2.1

50 mg/Lを基準上流コンタミナント濃度として,次の式で予想試験時間Teを算出する。

T

e

=

ここに,

F

c

F

c

=

G

×

Q

50

×

Q

Fc: 試験用フィルタエレメントの予想捕そく(捉)質量(mg)

G: 基準上流コンタミナント濃度(mg/L)

Q: 試験流量(L/min)

Te: 予想試験時間(min)

試験時間は30分以上を推奨する。基準上流コンタミナント濃度Gの50 mg/Lは,使用者と製造業者と

の間で合意がない限り変更すべきでない。

なお,試験時間を短縮するために,同コンタミナント濃度は100 mg/L まで上げてもよい。また,試験

時間を長くするために,同コンタミナント濃度は25 mg/Lまで下げてもよい。ただし試験結果は,同一基

準上流コンタミナント濃度で比較する。

備考 フィルタエレメントの予想捕そく(捉)質量Fcが不明な場合,エレメントを試験し,それを測

定する。

8.2.2

次の式を用いて,予想試験時間及び注入流量0.25 L/minに適合する注入回路に必要な最小油量Vm

を算出する。

V

m

=

2.1

T

e

×

Q

i

+

V

o

ここに,

Vm: 最小油量(L)

Te: 8.2.1で得られた予想試験時間(min)

Qi: 注入流量(L/min)

Vo: 空気の混入を防ぐのに必要な注入回路の最小油量(L)

計算した最小油量は,エレメントを目詰まりさせるのに十分なコンタミナント注入油量の120 %以上と

する。

8.2.3

注入油のコンタミナント濃度Giは,次の式で算出する。

G

i

=

ここに,

G

×

Q

50 Q

=

Q

i

Q

i

Gi: コンタミナント濃度(mg/L)

G: 8.2.1で算出した基準上流コンタミナント濃度(mg/L)

Q: 試験流量(L/min)

Qi: 注入流量(L/min)

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8

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

8.2.4

コンタミナント注入回路に必要なコンタミナント質量Wを,次の式で算出する。

W

=

ここに,

G

i

×

V

i

1 000

W: コンタミナント質量(g)

Gi: 8.2.3で算出したコンタミナント濃度(mg/L)

Vi: 注入回路の総油量(L)

8.2.5

注入流量を,8.2.2で選択した値の±5 %の安定した油温下で調節し試験中維持する。

8.2.6

コンタミナント注入回路の油をクリーンアップフィルタ⑭に流し循環させ,次のいずれかの条件を

満たすまで洗浄する。

a) 汚染度は,粒径10 μm(c)を超える粒子の数で1 000個/mL未満とする。

b) コンタミナント濃度は,8.2.3で算出した値の2 %を超えない濃度とする。

8.2.7

この条件が満たされたならクリーンアップフィルタ⑭はバイパスする。

8.2.8

コンタミナント注入回路の総油量を8.2.2で算出した容量(L)に調整する。

8.2.9

毎回試験前に試験油と注入油の導電率を計測し,油の導電率を1 000 pS/m以上に確保する。導電

率は1 500 pS/m±500 pS/mのレベルとする。静電防止剤を0.01 %添加することによって初期レベルがこの

範囲内になる。

8.2.10 8.2.4で算出したコンタミナント質量Wをスラリ状態でコンタミナント注入油タンクに添加し,コ

ンタミナントが完全に拡散するまで循環する。

備考 コンタミナントが完全に拡散するためには10分から20分かかる。

8.3

フィルタ試験回路

8.3.1

試験用フィルタの代わりに直管を取り付ける。

8.3.2

試験回路の油をクリーンアップフィルタ⑨を通して,汚染度が粒径10 μm(c)を超える粒子の数が

15個/ml未満になるまで循環洗浄する。この数値は,初期清浄度として記録する。汚染度はオンライン粒

子カウント回路で点検し,同時に,サンプリングラインも洗浄する。

8.3.3

試験回路の油量を7.3.3で算出した油量(L)に調節し,これを記録する。

8.3.4

毎回試験前に試験油の導電率を計測し,油の導電率を1 000 pS/m以上に確保する。導電率は1 500

pS/m±500 pS/mのレベルとする。静電防止剤を0.01 %添加することによって初期レベルがこの範囲内に

なる。

8.3.5

エレメントのない状態でハウジングを試験回路に装着する。スピンオン形フィルタは,エレメント

を除去したフィルタを試験回路に装着する。

8.3.6

試験用回路フィルタに,定格流量で油を循環させ,その時の温度を油の動粘度が15 mm2/s±1 mm2/s

p

3

になる試験温度±2 ℃に安定させる。その時の空のハウジングの圧力損失

∆を測定し記録する。

8.3.7

粒子カウンタのチャンネルを次の粒子サイズ[μm(c)]で設定する。

− 6(又は5)チャンネルカウンタ :4,5,10,15,20,30[5チャンネルカウンタでは,4 μm(c)

を使用しない。]

− 16チャンネルカウンタ :4,5,6,7,8,9,10,11,13,15,17,20,25,30,40,50

9. 試験手順

9.1

初期手順

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9

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

9.1.1

ハウジングにフィルタエレメント⑥を装着し,使用者指定流量と油の動粘度15 mm2/s±1 mm2/sと

を維持できる油温で流す。この時,油タンクの油量を再点検する。

9.1.2

1p

試験用フィルタの初期圧力損失

∆を測定し,記録する。

9.1.3

p

2

エレメントの初期圧力損失

∆を次の式で算出し,記録する。

p

2

=

p

1

p

3

ここに,

1p

9.1.2で測定した試験用フィルタの初期圧力損失(kPa)

∆:

∆:

p

2

エレメントの初期圧力損失(kPa)

∆:

p

3

8.3.6で測定した空ハウジングの圧力損失(kPa)

9.1.4

p

5

次の式で正味圧力損失の80 %及び100 %に相当する圧力損失

∆を計算する。

p

5

=

p

4

p

2

ここに,

∆:

p

4

エレメントの終期圧力損失(kPa)

∆:

p

5

最終正味圧力損失(kPa)

1p

∆までを図2に図示する。製造業者の仕様がない場合には,

p

6

これらを明確にするため,

∆から

終期圧力損失として30 kPaを使用する。

圧力

P

(kPa)

試験時間t (min)

1p

∆:試験用フィルタの初期圧力損失(kPa)

∆:エレメントの初期圧力損失(kPa)

p

2

∆:空ハウジングの圧力損失(kPa)

p

3

∆:エレメントの終期圧力損失(kPa)

p

4

∆:最終正味圧力損失(kPa)

p

5

∆:試験終了時の試験用フィルタの圧力損失(kPa)

p

6

∆:試験用フィルタの測定圧力損失(kPa)

p

図 2 フィルタ圧力損失の概略図

9.1.5

コンタミナント注入回路の油タンク⑫に戻るパイプから試料を採取する。

9.1.6

注入流量を測定し,記録する。

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10

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

9.1.7

9.2

試験開始前に試験中の粒子カウンタの飽和を避けるように,必要な最大希釈率に設定する。

性能試験

9.2.1

クリーンアップフィルタ⑨をバイパスする。

9.2.2

注入油をフィルタ試験回路の油タンクに流す。

9.2.3

タイマを始動する。

9.2.4

上流側及び下流側のセンサに油を流し始める。

9.2.5

圧力損失を記録し,指定流量でセンサに流れる上流側及び下流側の粒子カウント数を毎分50秒間

ずつ計測する。

9.2.6

次の式で,オンラインカウントCoを算出し,記録する。

C

o

=

N

c

×

D

V

ここに, Co: オンラインカウント

Nc: サンプル時間の累積カウント数

D: 希釈倍率

V: センサを通過する油量(mL)

9.2.7

試験用フィルタの圧力損失増加が80 %及び100 %に到達する試験時間(min)を記録する。

9.2.8

試験用フィルタの圧力損失が正味圧力損失の80 %に増加したとき,質量法による測定のために,

上流側試料をバルブ⑪から採取する。

備考 試料採取は,圧力損失100 %時点では,試験の終了と重なることが多いため,圧力損失80 %

で試料を採取する。

9.2.9

試験用フィルタへの流れを停止し,フィルタ試験回路の正確な最終油量Vfを測定し,記録する。

9.2.10 最終油量Vfが初期油量の±10 %の場合には,その試験は成立とする。

9.2.11 最終試料は注入油がフィルタ試験回路に流れる箇所から採取する。

9.2.12 最終注入流量を測定し,記録する。

9.2.13 試験用エレメントを取り出し,試験後のエレメントに破損がないことを目視検査する。

10. 計算及び試験結果の報告

10.1 試験報告 代表的な試験報告書については,附属書Bを参照する。試験報告には,附属書B図B.1

に示すような粒径に対する全効率のグラフ,並びに附属書B図B.2に示すような時間及び加えられたコン

タミナントの質量に対する差圧のグラフを示す。購入者から要求があった場合,製造業者は附属書B図

B.3に示すような粒径に対する全効率のグラフを示す。

10.2 計算

10.2.1 一般 次の計算をし,その結果を試験報告書に記録する。

10.2.2 質量測定レベル

10.2.2.1 回路から採取した2個の試料(9.1.5及び9.2.11参照)及び圧力損失80 %到達時に試験回路の上流

側から採取した試料(9.2.8参照)についてJIS B 9931に準じて質量法による測定をする。

10.2.2.2 圧力損失80 %到達時に上流側から採取した試料はフィルタ試験回路残留コンタミナント濃度

(非捕そく(捉)コンタミナント濃度)であり,最終コンタミナント濃度Gf (mg/L)として記録する。

10.2.2.3 9.1.5及び9.2.11のコンタミナント注入回路から採取した2個の試料の平均注入コンタミナント濃

度Giaを計算し,記録する。

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11

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

10.2.2.4 各試料の測定値が10.2.2.3で算出した平均値Giaの±10 %の場合には,その試験は成立とする。

10.2.2.5 9.1.6及び9.2.12で得た測定値を平均して,注入流量Qiaを求め,記録する。

10.2.2.6 Qiaの値が設定注入流量±5 %にある場合には,その試験は成立とする(8.2.2参照)。

10.2.2.7 次の式によって,実際の基準上流コンタミナント濃度Ga(mg/L)を算出する。

G

a

=

ここに,

G

ia

×

Q

ia

Q

Ga: 基準上流コンタミナント濃度(mg/L)

Gia: 10.2.2.3で算出した平均注入コンタミナント濃度(mg/L)

Qia: 10.2.2.5で算出した平均注入流量(L/min)

Q: 試験流量(L/min)

10.2.2.8 基準上流コンタミナント濃度Gaが,50 mg/L又は表1に示す許容誤差で8.2.1に従って許容され

た値にある場合には,その試験は成立とする。

10.2.3 ろ過効率

10.2.3.1 初期効率 8.3.7で各チャンネルごとに記録した上流側及び下流側カウント数から各粒径ごとの

初期効率を算出する(附属書CのC.1及びC.2参照)。各粒径ごとに算出した初期効率を試験報告書中の

ろ過効率欄に記録する(附属書B参照)。

10.2.3.2 平均中間効率 上流側及び下流側カウント数から各粒径ごとの平均中間効率を算出する(附属書

CのC.1及びC.3参照)。各粒径ごとに算出した最大及び最小の中間効率値を特定して試験報告書中の全効

率欄に記録する(附属書B参照)。

10.2.3.3 全効率 各粒径ごとの全効率を算出する(附属書CのC.4参照)。各粒径ごとに算出した全効率

を試験報告書中の全効率欄に計算値を記録する。附属書B図B.1に示すような全効率対粒径の算出したグ

ラフを作成する。また,必要なら附属書B図B.3のようなグラフも作成する。

10.2.4 フィルタミクロン等級 全効率対粒径のグラフは附属書B図B.1に例示するように全効率の50 %,

90 %,95 %及び99%に相当する粒径を表示してもよい。これらの粒径は試験報告書中に記載しなければ

ならない。全効率95 %及び99 %に相当する粒径は,許容できる精度ではグラフ上で決定できないので,

直線補間によって計算することが望ましい。

10.2.5 注入コンタミナント質量 次の式によって試験用フィルタに投入した注入コンタミナント質量mi

を算出する。

m

i

=

ここに,

Q

ia

×

G

ia

×

T

1 000

mi: 注入コンタミナント質量(g)

Qia: 10.2.2.5で算出した平均流量(L/min)

Gia: 10.2.2.3で算出した注入液の平均注入コンタミナント濃度(mg/L)

T: 終期圧力損失に到達するまでの所要時間(min) (9.2.7参照)

試験報告書にmiの計算値を記録する。

10.2.6 非捕そく(捉)コンタミナント質量 次の式によって非捕そく(捉)コンタミナント質量mnr (g)

を算出する。

V

f

G

f

+

Q

d

T

(

G

f

G

a

)

+

Q

u

T

m

nr

=

(

G

f

+

G

a

)

2

1 000

ここに, mnr: 非捕そく(捉)コンタミナント質量(g)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

12

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

Vf: 9.2.9で算出した試験回路の最終試験油量(L)

Gf: 10.2.2.2で取得した注入液の最終注入コンタミナント濃度(mg/L)

Qd: 下流側サンプリング回路の平均流量(L/min)

Qu: 上流側サンプリング回路の平均流量(L/min)

試験報告書にmnrの計算値を記載する。

備考 この式の分子の3項は,それぞれ次による。

a) 試験終了時点の試験回路に残るコンタミナント量

b) 下流側サンプリングシステムを通して連続的に抽出コンタミナント推定値[式中(Gf−Ga)はフィル

タ下流側の質量測定レベルの推定値]。

(

G+

G

a

)

はフィルタ上

2

c) 上流サンプリングシステムを通して連続的に抽出コンタミナント推定値[式中

流側の質量測定レベルの推定値]。

10.2.7 フィルタ捕そく(捉)質量 次の式によってフィルタ捕そく(捉)質量Cr (g)を算出する。

C

r

=

m

i

m

nr

ここに,

Cr: フィルタ捕そく(捉)質量(g)

mi: 10.2.5で算出した試験用フィルタに投入したコンタミナント質量(g)

mnr: 10.2.6で算出したコンタミナントの非捕そく(捉)質量(g)

試験報告書にCrの計算値を記録する。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

13

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書A(規定)フィルタ試験用試験油の仕様

序文 この附属書は,フィルタ試験に使用する試験油の仕様を規定する。

備考 最適な試験油は,航空機用作動油として使われる油MIL-H-5606又はAIR 3520である。

A.1 石油を主成分とする原料 この基油は,次の特性とする。

− 流動点:

−59.4 ℃(以下)

− 引火点:

93.3 ℃(最小)

− 酸価又は塩基価: 0.1 mg KOH/g(最大)

− 沈殿価:

0

A.2 添加物 試験油は,次の添加剤を含む。

− 粘度指数向上剤: 10 %(最大)

− 酸化防止剤:

2 %(最大)

− トリセレシル・りん酸塩耐摩耗剤: 0.5 %± 0.1 %

トリセレシル・りん酸塩耐摩耗剤の遊離フェノール含有量は,0.05 %を超えないことが望ましい。

A.3 特性 試験油は,次の特性とする。

− 40 ℃での動粘度: 13.2 mm2/s(最小)

− −40 ℃での動粘度: 500 mm2/s(最小)

− 流動点:

−59.4 ℃(以下)

− 引火点:

93.3 ℃(最小)

− 沈殿価:

− 酸価又は塩基価:

0

0.2 mg KOH/g(最大)

A.4 色 試験油は,汚れがなく透明でなければならない。識別のため赤い染料を油10 000に対して染料1

以下の割合で含むものとする。

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14

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書B(参考)代表的なフィルタ試験報告書

序文 この附属書は,フィルタ試験に対する代表的なフィルタ試験報告書を記述するものであり,規定の

一部ではない。

附属書B表B.1 代表的なフィルタ試験結果の報告書

試験報告書:JIS D XXXX

試験日:

試験場所:

試験識別名:

試験時間:

試験者:

プロジェクト:

フィルタ識別

フィルタ識別名:

組立完全性:

ハウジング形式:

製造年月日:

試験条件

動粘度:

試験油:

タイプ:

試験ダスト:

コンタミナント注入回路:

導電率:

温度:

グレード:

バッチNo.:

添加ダスト量W:

初期コンタミナント濃度: mg/L

油量,Vi:

L 終期コンタミナント濃度: mg/L

注入流量,

流量,Q:

mL/min 平均コンタミナント濃度: mg/L

L/min 初期清浄度[10μm(c)を超える粒子の

数]:

(個/mL)

油量:

L 基準コンタミナント濃度Ga: mg/L

最終油量,Vf:

L 最終コンタミナント濃度Gf :

試験回路:

希釈回路:

センサ形式:

流量:

カウント方法:

上流希釈率:

下流希釈率:

サンプル時間:

ホールドタイム:

サイクルタイム:

平均カウント数:

総合カウント数:

圧力損失

試験結果

試験用フィルタの初期圧力損失

∆の比率

最終正味圧力損失 Δp:

空ハウジングの圧力損失

エレメントの初期圧力損失

試験用フィルタ測定圧力損失: kPa

試験時間min

ろ過効率

粒径

初期効率(%)

最小効率(%)

全効率(%)

粒径

初期効率(%)

最小効率(%)

全効率(%)

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D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書B表B.1 代表的なフィルタ試験結果の報告書(続き)

注入ダスト質量,mi:

効率%

非捕そく(捉)質量,mnr:

初期フィルタミクロン等級

捕そく(捉)質量,Cr:

総合フィルタミクロン等級

注(1) フィルタ標準ミクロン等級

附属書B表B.2 代表的なフィルタ試験結果の報告書−データ例

試験結果報告書

試験日:

試験時間:

粒径

試験場所:

試験者:

試験識別名:

プロジェクト:

初期ろ過効率−経過時間:6.00 (min)−圧力損失:63.88(kPa)

上流のカウント数(個/mL)

下流のカウント数(個/mL)

効率(%)

粒径

上流のカウント数(個/mL)

下流のカウント数(個/mL)

効率(%)

ろ過効率−経過時間:10.00(min)−圧力損失:64.56(kPa)

粒径

上流のカウント数(個/mL)

下流のカウント数(個/mL)

効率(%)

粒径

上流のカウント数(個/mL)

下流のカウント数(個/mL)

効率(%)

ろ過効率−経過時間:15.00(min)−圧力損失:60.25(kPa)

上流のカウント数(個/mL)

下流のカウント数(個/mL)

効率(%)

粒径

粒径

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16

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書B表B.2 代表的なフィルタ試験結果の報告書−データ例(続き)

上流のカウント数(個/mL)

下流のカウント数(個/mL)

効率(%)

粒径

ろ過効率−経過時間:20.00(min)−圧力損失:61.51(kPa)

上流のカウント数(個/mL)

下流のカウント数(個/mL)

効率(%)

粒径

上流のカウント数(個/mL)

下流のカウント数(個/mL)

効率(%)

粒径 μm(c)

附属書B図B.1 全効率と粒径との関係−例

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D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

コンタミナント添加質量 g

110%

100%

90%

80%

70%

60%

50%

40%

30%

20%

10%

0%

-10%

試験時間 min

附属書B図B.2 圧力損失と試験時間との関係−例

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18

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

粒径 μm(c)

附属書B図B.3 全効率と粒径との関係(確率表示)−例

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19

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書C(参考)フィルタ効率計算の例

序文 この附属書は,フィルタ効率計算の例について記述するものであり,規定の一部ではない。

C.1 一般条件 この例は,86分間の試験時間に16チャンネルで上流及び下流とも1分間隔で粒子カウン

トを行ったものと想定している。これらの計算例は,粒子カウンタのチャンネル20 μm(c)で1分間隔で読

み取ったものを附属書C表 C.1に示す。

附属書C表C.1 1チャンネルでの粒子カウンタの読み

測定時間

粒子数

上流

下流

測定時間

粒子数

上流

下流

備考 21分から79分のカウント数は,この計算例で使用しないため省略する。

C.2 フィルタ初期効率の計算 フィルタ初期効率,E6は,6分間で上流側及び下流側の平均粒子カウント

数から,次の式で算出する。

E=

6

C

u6

C

d6

×

100

C

u6

ここに, Cu6: 4分,5分及び6分間隔で取得した上流側カウント数の平均値を示し,

次のようになる。

163

7.

+

190

9.

+

182

8.

=

179

.

13

3

Cd6: 4分,5分及び6分間隔で取得した下流側カウント数の平均値を示し,

次のようになる。

47

3.

+

51

5.

+

54

9.

=

51

.

23

3

したがって,E6は次のようになる。

E

6

=

179

.

13

51

.

23

×

100

=

71

.

40

(%)

179

.

13

C.3 フィルタ中間効率の計算

C.3.1 一般 中間効率は,上流及び下流の平均粒子カウント数から次の時間間隔のいずれかで計算する。

a) 試験時間が1時間を超えなかった場合は5分

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20

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

b) 試験時間が1時間を超えた場合は10分

この例では,試験時間は86分である。したがって中間効率は各10分間隔で計算する。

C.3.2 最初の10分間の区間 システムが安定する前に潜在する粒子カウントエラーを排除するために,

最初の3分の試験は無視する。最初の10分間の区間でのフィルタ中間効率E10は,次の式で算出する。

E

10

=

ここに,

C

u10

C

d10

×

100

C

u10

Cu10: 4分から10分まで取得した上流側カウント数の平均値を示し,

次のようになる。

163

7.

+

190

9.

+

Κ

+

218

4.

=

185

.

56

7

Cd10: 4分から10分まで取得した下流側カウント数の平均値を示し,

次のようになる。

47

3.

+

51

5.

+

Κ

+

49

4.

=

52

.

73

7

したがって,E10は次のようになる。

E

10

=

185

.

56

52

.

73

×

100

=

71

.

58

(%)

185

.

56

C.3.3 その後の10分ごとの区間 その後の10分ごとの区間での中間効率の計算は,次の20分後に相当

するE20の計算例によって計算する。

E

20

=

ここに,

C

u20

C

d20

×

100

C

u20

Cu20: 11分から20分まで取得した上流側カウント数の平均値を示し,

次のようになる。

190

7.

+

174

8.

+

Κ

+

224

4.

=

205

.

57

10

Cd20: 11分から20分まで取得した下流側カウント数の平均値を示し,

次のようになる。

54

9.

+

59

1.

+

Κ

+

85

5.

=

70

.

75

10

したがって,E20は次のようになる。

E

20

=

205

.

57

70

.

75

×

100

=

65

.

58

(%)

205

.

57

C.3.4 最終区間 最終区間の6分間(81分から86分まで)での中間効率は,次の式で算出する。

E

86

=

ここに,

C

u86

C

d86

×

100

C

u86

Cu86: 81分から86分まで取得した上流側カウント数の平均値を示し,

次のようになる。

350

9.

+

347

7.

+

Κ

+

295

7.

=

318

.

18

6

Cd86: 81分から86分まで取得した下流側カウント数の平均値を示し,

次のようになる。

198

2.

+

208

3.

+

Κ

+

147

4.

6

したがって,E86は次のようになる。

=

173

.

13

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21

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

E

86

=

318

.

18

173

.

13

×

100

=

45

.

59

(%)

318

.

18

C.4 フィルタ全効率の計算 粒径20 μm(c)以上のフィルタ全効率は,次の式で算出する。

E

020

=

ここに,

C

u020

C

d020

×

100

C

u020

Cu020: 4分から86分までの1分間隔で取得した上流側カウント数の平

均値を示し,次のようになる。

163

7.

+

190

9.

+

Κ

+

295

7.

=

287

.

35

83

Cd020: 4分から86分までの1分間隔で取得した下流側カウント数の平

均値を示し,次のようになる。

47

3.

+

51

5.

+

Κ

+

147

4.

=

142

5.

83

したがって,E020は次のようになる。

E

020

=

287

.

35

142

5.

×

100

=

50

.

41

(%)

287

.

35

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D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D(参考)

ISO 19438 (JIS D 1623) を検定するラウンドロビン試験の概要

序文 この附属書は,この規格を検定するラウンドロビン試験の概要を記述するものであり,規定の一部

ではない。

D.1 経過 ISO 19438(JIS D 1632)は,燃料フィルタに対し,鉱物標準微粒子によるコンタミナントを

用いて,ある一定の圧力損失までのフィルタ効率の変動の測定方法,及びコンタミナント捕そく(捉)容

量の計算方法を規定するために制定した規格である。

効率は,フィルタの上流側及び下流側で測定した粒子の個数を各粒径ごとに比べることによって測定し,

光学的原理を用いた光学的自動粒子カウンタ(APCs)を用いて求める。

ISO/TC22/SC7は,“ラウンドロビン試験”(国際的研究施設間試験)を,次の二つの目的をもって計画

した。

a) APCs校正の影響,試験装置の検定,及び作動条件の変動を含めて試験施設内及び試験施設間の両方

の試験結果について,総合的な変動を定量化する。

b) 試験の最初の6分間に測定した初期ろ過効率を,ISO/TS 13353の測定方法によって60分間に測定し

たろ過効率と比較する。

参加した6試験施設は,次の4段階を含め,同じ試験方法によって試験を行った。

a) ISO 11171(JIS B 9932)による粒子カウンタの校正

b) ISO 11943(JIS B 9935)によるオンライン希釈及び粒子カウント回路の検定

c) ISO 19438(JIS D 1623)及びISO/TS 13353(合意された場合)による試験装置の検定

d) ISO 19438(JIS D 1623)及びISO/TS 13353による燃料フィルタ試験

前の段階が完全に検定された場合だけは,次の一つの段階を省略してもよい。

統計的なパラメータを計算するために,ISO 5725-2及びISO 5725-6によって試験結果を処理した。すべ

ての参加試験施設は,平均気孔径が近い2種類のフューエルフィルタに対してそれぞれ2個ずつ試験を行

った。

D.2 試験前校正及び検定試験

D.2.1 粒子カウント回路の校正 すべての試験施設は,ISO 11171(JIS B 9932)の6.によって,センサ付

きの粒子カウンタを,NIST SRM 2806を用いて校正(一次校正)を行い,又は,ISO 11943(JIS B 9935

の9.によって一次APCで認定したISO MTD(ミディアムテストダスト)浮遊粒子及び検定回路を用いて

校正(二次校正)を行った。2番目のAPCは,この規格(ISO 19438)の本体の10.によって最初のものに

合わせた。

D.2.2 オンライン希釈及び粒子カウント回路の検定 試験に定められたコンタミナント濃度(50 mg/L)

は,APCセンサの飽和濃度より高かった。そのため,試験液は,カウンタで測定する前に,継続的に希釈

した。すべての参加試験施設の希釈回路は,この規格(ISO 19438)の本体の11.によって検定した。

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23

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

D.2.3 試験装置の検定 フィルタ試験回路及びコンタミナント注入回路を含め,各試験装置はこの規格

(ISO 19438)の本体の7.及びISO/TS 13353の6.によって検定した。検定基準を附属書D表D.1に示し,

また,この表をすべての試験参加者が作成した。

附属書D表 D.1 検定用データシート

検定シートISO 19438(JIS D 1623による。)

試験施設名称:

試験日:

重要パラメータ

該当

記事

表D.1−1) 粒子カウンタの粒径の校正[ISO 11171(JIS B 9932)の6.による。]

最初の限界値設定 > 1.5 × 騒音レベル

最初のカウント数 > 10.000

全カウント数 > 100

試験油量 > 10 mL

前回校正から6 ヶ月以内

計算希釈倍数 < 最大Dq

表D.1−2) オンライン粒子カウンタの校正[ISO 111943(JIS B 9935)の9.1〜9.11による。]

試験油量 > 25 mL(オプション)

標準偏差 < 許容値

表D.1−3) オンライン粒子カウンタ回路の検定[ISO 11943(JIS B 9935)の9.12〜9.17による。]

列3=列2±列4(表D.1−3)

表D.1−4) オンライン粒子カウンタ回路の検定[ISO 11943(JIS B 9935)の10.による。]

上流側平均カウント数/μg=列3±1.3列4(表D.1−3)

下流側平均カウント数/μg=列3±列4(表D.1−3)

上流側カウント数−下流側カウント数 < 列5

表D.1−5a)及び表D.1−5b) オンライン希釈回路の検定[ISO 11943(JIS B 9935)の11.による。]

1分ずつ3回測定

上流側平均/μg=列3±列4(表D.1−3)

下流側平均/μg=列3±列4(表D.1−3)

上流側−下流側計測数 < 列5

表D.1−6) 試験装置の検定[フィルタ試験回路:ISO 19438(JIS D 1623)の7.3による。]

バッチ4961 F

各カウント数=平均の±10 %

チャンネル10 μm(c)の平均カウント数750〜1 000

チャンネル20 μm(c)の平均カウント数70〜120

表D.1−7) 試験装置の検定[注入回路:ISO 19438(JIS D 1623)の7.4による。]

各測定値=平均の±5 %

平均値=設定値の±5 %

結論

D.3 試験条件

D.3.1 試験用フィルタ 次の2種類のフューエルフィルタを,それぞれ2個ずつ試験した。

− フィルタ“A”: MFP=5(μm),フィルタ捕そく(捉)質量Cr≒ 10 g〜12 g・・・2個

− フィルタ“B”: MFP=15(μm),フィルタ捕そく(捉)質量Cr≒ 10 g〜15 g・・・2個

備考 MFPは,平均気孔径を示す。

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D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

D.3.2 試験パラメータ

D.3.2.1 JIS D XXXXによるろ過効率及び捕そく(捉)容量

試験油:MIL H 5606又はAIR 3520−動粘度:15 mm2/s

油量:6 L−導電率:1 500 pS/m±500 pS/m

試験流量:フィルタA:180 L/h,フィルタB:50 L/h

コンタミナント:ISO 12103-A3,バッチNo.4961 F

濃度:50 mg/L

最終圧力損失:ΔpF=ΔpO+30 kPa

D.3.2.2 ISO/TS 13353による初期ろ過効率

D.3.2.1と同一試験条件,

ただし,試験濃度:5 mg/L

試験時間:60分

D.4 試験施設内試験結果

D.4.1 圧力損失,コンタミナント濃度,性能 附属書D表D.2は,フィルタA及びフィルタBを2回試

験して得た試験結果,並びに対応する平均値,変動係数,繰返し性(r)及び再現性(R)を示す。

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D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D表D.2 2種類のフューエルフィルタに対して5試験施設で測定した圧力損失,

コンタミナント濃度(質量法)及びコンタミナント質量

圧力損失(kPa)

コンタミナント濃度(mg/L)

コンタミナント質量(g)

サンプル名

試験用フ

ィルタ圧

力損失

最終正味圧

力損失

上流コンタ

ミナント濃

平均値

変動係数

繰返し性r(%)

再現性R(%)

平均値

変動係数

繰返し性r(%)

再現性R(%)

試験施設

番号

圧力損失

注入コンタ

80%時の上流

ミナント質

側コンタミナ

ント濃度

捕そく(捉)

コンタミナ

ント質量

フィルタA

フィルタB

D.4.2 平均ろ過効率

D.4.2.1 ISO 19438(JIS D 1623)による方法 試験用フィルタのろ過効率は,オンライン上流側及び下流

側粒子カウントによって1分ごとに計算する。

各試験施設によってフィルタA及びフィルタBに対して2回測定した全効率を,それぞれ附属書D図

D.1及び附属書D図D.2に示す。

フィルタA及びフィルタBのろ過効率について,全効率,初期効率及び最小ろ過効率を,対応する平均

値,変動計数,繰返し性及び再現性と共に,附属書D表D.3に示す。

附属書D表D.3に示すろ過効率の平均値,最小値及び最大値に基づいて,フィルタAとフィルタBと

の差,すなわち,試験方法の精度を附属書D図D.3に示す。

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D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

ISO 19438(JIS D 1623),フィルタA

附属書D図 D.1 フィルタAに対する5試験施設で測定した平均ろ過効率と粒径との関係

ISO 19438(JIS D 1623),フィルタB

附属書D図 D.2 フィルタBに対する3試験施設で測定した平均ろ過効率と粒径との関係

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27

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

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附属書D表 D.3 フィルタA及びフィルタBの全効率,初期効率及び最小効率と粒径との関係

−平均値,変動係数,繰返し性及び再現性

効率(%)

粒径[μm(c)]

フィルタA

全データによる平均値

全データによる変動係数

繰り返し性(r)

再現性(R)

全データによる平均値

全データによる変動係数

繰返し性(r)

再現性(R)

全データによる平均値

全データによる変動係数

繰返し性(r)

再現性(r)

フィルタB

全データによる平均値

全データによる変動係数 8.64% 7.33% 5.61% 3.26% 2.37% 0.58% 0.34% 0.25% 0.37% 0.46% 0.52% 0.25% 0.01% 0.01% 0.00%

繰返し性(r)

再現性(R)

全データによる平均値

全データによる変動係数 18.1% 11.2% 7.09% 7.35% 5.12% 0.69% 4.04% 3.37% 2.01% 1.35% 0.16% 0.57% 0.06% 0.04% 0.00%

繰返し性(r)

再現性(R)

全データによる平均

全データによる変動係数 12.5% 7.12% 4.80% 3.30% 1.67% 1.02% 0.47% 0.27% 0.44% 0.57% 0.39% 0.19% 0.00% 0.00% 0.00%

繰返し性(r)

再現性(R)

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D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

ISO 19438(JIS D 1623)/試験方法の精度

附属書D図 D.3 全効率の平均値,最小値及び最大値と粒径との関係−試験方法の精度

D.4.2.2 ISO/TS 13353による方法 初期ろ過効率は,試験用フィルタの上流側及び下流側で1分ごとに測

定したカウント数によって計算する。

ISO/TS 13353の方法によって,得られた効率は差異カウント数との対比で示す。また,ISO/TS 13353

の結果とISO 19438(JIS D 1623)の結果とを比較するために,得た効率は累積カウント数との対比で示す。

各試験施設でフィルタA及びフィルタBに対して,2回測定した初期効率を,“差異”及び“累積”平

均初期効率の両方で,附属書D図D.4〜附属書D図D.7に示す。

すべての試験施設から得たすべてのデータのろ過効率の平均値,最小値及び最大値を,フィルタA及び

フィルタBの両方に対して,附属書D図D.8及び附属書D図D.9に示す。

これらの図から,すべての試験施設でISO/TS 13353の試験方法の精度を示す方法で測定したフィルタA

の特性とフィルタBの特性との間には,重なる部分がない。

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29

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D図 D.4 フィルタAに対して3試験施設で測定した累積平均初期効率と粒径との関係

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30

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D図 D.5 フィルタAに対して3試験施設で測定した差異平均初期効率と粒径との関係

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31

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D図 D.6 フィルタBに対して3試験施設で測定した累積平均初期効率と粒径との関係

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32

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D図 D.7 フィルタBに対して3試験施設で測定した差異平均初期効率と粒径との関係

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33

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D図 D.8 フィルタA及びフィルタBに対する累積平均初期効率と粒径との関係

(全データによる平均値,最小値及び最大値)

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34

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D図 D.9 フィルタA及びフィルタBに対する差異平均初期効率と粒径との関係

(全データによる平均値,最小値及び最大値)

D.2.4.3 ISO 19438(JIS D 1623)及びISO/TS 13353による初期ろ過効率の比較 フィルタミクロン等級

が,ISO/TS 13353に従って初期単一ろ過効率試験によって測定した場合と,ISO 19438に従って複合ろ過

試験によって測定した場合との間に何らかの差が生じた場合には,その差を示すために,次の効率を報告

する。

− ISO 19438試験(50 mg/L)での最初の6分間の測定値

− ISO/TS 13353試験(5 mg/L)での最初の60分間の測定値

すべての参加試験施設が2回試験したフィルタBに対して得た平均値を,附属書D表D.4に示す。

フィルタA及びフィルタBの両方に対しての試験結果を,附属書D図D.10及び附属書D図D.11に示

し,これからISO/TS 13353又はJIS D 1623によって得た試験結果は,非常に近いことが分る。

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35

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

附属書D表 D.4 ISO 19438及びISO/TS 13353によって測定したフィルタBの平均初期効率

平均初期効率(%)

粒径[μm(c)]

全データ

による平

均値

全データ

による変

動係数

最小値

最大値

繰返し性

再現性(R) 45% 53% −

全データ

による平

均値

全データ

による変

動係数

最小値

最大値

繰返し性

再現性(R) 50

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36

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

ISO 19438(JIS D 1623)及びISO/TS 13353,フィルタA

1623/

1623/

附属書D図 D.10 フィルタAに対し二つの方法で測定した平均初期効率の比較

ISO 19438(JIS D 1623)及びISO/TS 13353,フィルタB

附属書D図 D.11 フィルタBに対し二つの方法で測定した平均初期効率の比較

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37

D 1623:2006 (ISO 19438:2003)

D.4.3 フィルタミクロン等級 附属書D表D.4から,設定効率にそれぞれ相当する粒径を,フィルタミク

ロン等級として,各フィルタに対して求めることができる。これらの値を,附属書D表D.5に示す。

附属書D表 D.5 フィルタA及びフィルタBに対する設定全効率でのフィルタミクロン等級

粒径[μm(c)]

全効率(%)

全データによる平均値

全データによる変動係数

繰返し性(r)

再現性(R)

フィルタA

フィルタB

全データによる平均値

全データによる変動係数

繰返し性(r)

再現性(R)

D.5 結論 参加試験施設の数が限られることは,“ラウンドロビン試験”の意義を減少させる。しかし,

ISO/TC22/SC7の専門家グループによって,幾つかの結論を引き出すことができた。

a) ISO 19438は,産業界に高い繰返し性をもつ試験方法を提供し,それは製造過程のフォローアップの

ための的確な道具となる。また,この試験方法は,試験用フィルタのフィルタミクロン等級及びコン

タミナント捕そく(捉)質量を的確に測定することができる。

b) ISO 19438は,密なフィルタに対しては良好な再現性(試験施設間での変動において)を示し,粗い

フィルタに対しては低い再現性を示した。

c) ISO 19438による方法は,最初の6分間の試験で,ISO/TS 13353の方法によって60分間で得た初期ろ

過効率と同様な試験結果を得ることができた。

したがって,ISO/TS 13353の方法及びISO 19438の方法によって測定した初期フィルタミクロン等級は,

同等である

関連規格 ISO 5725-2:1994 Accuracy (trueness and precision) of measurement methods and results−Part 2:

Basic method for the determination of repeatability and reproducibility of a standard measurement

method

ISO 5725-6:1994 Accuracy (trueness and precision) of measurement methods and results−Part 6: Use

in practice of accuracy values

ISO/TS 13353:2002 Diesel fuel and petrol filters for internal combustion engines−Initial efficiency

by particule counting

ASTM D-4308:1995 Standard test method for electrical conductivity of liquid hydrocarbons by

precision meter