2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

E 1311:2002

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日

本工業規格である。

これによって,JIS E 1311:1994は改正され,この規格に置き換えられる。

(1)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

E 1311:2002

ページ

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 分類 ······························································································································ 1

4. 番号,用語及び定義 ········································································································· 1

(2)

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日本工業規格

JIS

E 1311:2002

鉄道―分岐器類用語

Railway―Turnouts and crossings vocabulary

1. 適用範囲 この規格は,鉄道の分岐器類に関する主な用語について規定する。

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS E 1101 普通レール及び分岐器類用特殊レール

JIS E 1301 鉄道用分岐器類の番数

JIS E 3013 鉄道信号保安用語

3. 分類 分岐器類用語の分類は,次のとおりとする。

a) 分岐器一般

b) ポイント

c) クロッシング

d) ガード

e) レール

f)

部品

g) 線形その他

4. 番号,用語及び定義 番号,用語及び定義は,次による。

なお,参考として対応用語を示す。

備考1. 慣用語を,定義欄に参考として示す。

2. 用語の読み方が紛らわしいものは,用語の下に読み方を括弧を付けて示す。

3. 定義の中でこの規格に規定している用語が出てきた場合,その用語の後に括弧を付けてその

番号を参考のために示す。

4. 規定している用語のJISがある場合,定義の後に括弧でそのJIS番号を参考のために示す。

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2

E 1311:2002

a) 分岐器一般

番号

用語

定義

対応英語(参考)

分岐器類

(ぶんぎきるい)

分岐器

ダイヤモンド

クロッシング

分岐器,ダイヤモンドクロッシング,シーサースク

ロッシング,スリップスイッチ及び渡り線の総称。

軌道を二つ以上に分ける軌道構造。

二つの軌道が交差する軌道構造。

シーサース

クロッシング

スリップスイッチ

片開き分岐器

(かたびらきぶんぎき)

隣り合う2軌道間の,二つの渡り線(124)が交差

する軌道構造。

ダイヤモンドクロッシング(103)に渡り線を付け

た(124)軌道構造で,シングルスリップスイッチ

(116)及びダブルスリップスイッチ(117)の総称。

直線の軌道で他の1軌道が,直線の左側又は右側に

分かれる分岐器。

両開き分岐器

(りょうびらきぶんぎき)

直線の軌道が,左右対称に2方向に分かれる分岐

器。

振分分岐器

(ふりわけぶんぎき)

直線の軌道が,左右非対称に2方向に分かれる分岐

器。

曲線分岐器

内方分岐器

(ないほうぶんぎき)

曲線の軌道で他の1軌道が,曲線の内方又は外方に

分かれる分岐器。

曲線の内方に分かれる曲線分岐器。

外方分岐器

(がいほうぶんぎき)

曲線の外方に分かれる曲線分岐器。

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3

E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

固定ダイヤモンド

クロッシング

固定クロッシング(306)を用いて構成される,ダ

イヤモンドクロッシング。

可動ダイヤモンド

クロッシング

可動クロッシング(305)を用いて構成するダイヤ

モンドクロッシング。

普通シーサース

クロッシング

隣り合う2軌道が平行な直線で,渡り線(124)の

交差する形状が前後・左右対称のシーサースクロッ

シング。

特殊シーサース

クロッシング

シングルスリップ

スイッチ

四つの分岐器のうち,少なくとも一つの分岐器の向

きが変わったり,番数が変わったり,両開き分岐器,

振分分岐器,ダイヤモンドクロッシング,スリップ

スイッチなどになったり,又は渡り線の交点が2

軌道の中心にないなど,普通シーサースクロッシン

グ以外のシーサースクロッシングの総称。

片側に渡り線があるスリップスイッチ(105)。

ダブルスリップ

スイッチ

両側に渡り線がスリップスイッチ(105)。

三枝分岐器

(さんしぶんぎき)

1軌道を1か所のポイント部で3方向に分ける分岐

器。

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4

E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

複分岐器

1軌道を2か所のポイント部で3方向に分ける分岐

器。

三線式分岐器

四線式分岐器

3本のレールを並列して,二つの軌間を併用してい

る軌道に用いる分岐器。

4本のレールを並列して,二つの軌間を併用してい

る軌道に用いる分岐器。

普通分岐器

片開き分岐器,両開き分岐器,振分分岐器及び曲線

分岐器の総称。

特殊分岐器類

渡り線

ダイヤモンドクロッシング,シーサースクロッシン

グ,スリップスイッチ,三枝分岐器,複分岐器,三

線式分岐器及び四線式分岐器の総称。

二つの軌道を連絡する軌道構造。

隣り合う軌道の場合

交差する軌道の場合(スリップスイッチの渡り線

構造)

左分岐器

右分岐器

分岐器前端から見て,分岐線が左側にある分岐器。 left hand turnout

分岐器前端から見て,分岐線が右側にある分岐器。 right hand turnout

大正14年形分岐器

帽子形分岐器

大正14年形ポイント(214)を用いた分岐器。

帽子形ポイント(215)を用いた分岐器。

N形分岐器

N形ポイント(216)を用いた分岐器。

ノーズ可動分岐器

乗越分岐器

(のりこしぶんぎき)

直結分岐器

組立分岐器類

ノーズ可動クロッシング(307)を用いた分岐器。 turnout with movable

乗越ポイント(209)及び乗越クロッシング(311) run-over type turnout

を用いた分岐器。

道床バラストを用いないで,コンクリート床などに

取り付けた構造の分岐器類。

製造業者が,ポイント,クロッシング,ガード及び

部品のほか,レール,まくらぎ及び犬くぎ又はレー

ル用ねじくぎを用いて,工場で組み立てた分岐器

類。

参考 組立分岐器

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5

E 1311:2002

番号

用語

新幹線用分岐器類

定義

新幹線鉄道に用いられている分岐器類。

参考 新幹線用分岐器

対応英語(参考)

b) ポイント

番号

用語

ポイント

直線ポイント

曲線ポイント

定義

対応英語(参考)

分岐器を構成する部品のうち,軌道を分ける部分の

装置。

直線のトングレール(507)を用いたポイント。

曲線のトングレールを用いたポイント。

弾性ポイント

トングレール後端部が固定されていて,ポイント転

換のときトングレールをたまわせる構造のポイン

ト。

関節ポイント

ポイント転換のとき,トングレールが後端部を中心

に回転する構造のポイント。

滑節ポイント

(かっせつ――)

ポイント転換のとき,トングレール後端部が継目板

と間隔材との間で滑り回転する構造のポイント。

鈍端ポイント

(どんたん――)

ポイントの転換するレールに,鈍端レール(508)

を用いたポイント。

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6

E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

スプリングポイント

ばね力によってポイントを常時一定方向に開通さ

せ,他の方向から背向(760)で車両が進入する場

合は,ばね力に抗して車輪がトングレールを転換さ

せながら車両を通過させる機能の転換装置を用い

たポイント。

車両が分岐線を通過する場合,車輪が本線レールを

乗り越える形式のポイント。

車両を脱線させるポイント。

乗越ポイント

(のりこし――)

脱線ポイント

スリップポイント

スリップスイッチに用いるポイント。

三枝ポイント

三枝分岐器に用いるポイント。

マンガンポイント

大正14年形ポイント

帽子形ポイント

N形ポイント

高マンガン鋳鋼製のレールを用いたポイント。

大正14年に設計された滑節ポイント。

備考 大正14年形ポイントの主な特徴

トングレールは,普通レールを用い,直線形。

トングレールの上面は,基本レールの上面か

ら7〜10 mm高い。締結装置はファングボル

ト式。

昭和10年に設計された,トングレールとして帽子

形レール(510)を用いた関節ポイント。

備考 帽子形ポイントの主な特徴

トングレールは,帽子形レールを用い,入射

角付き曲線形。トングレールの上面は,基本

レール上面と同じ高さ。トングレールの後端

部は,ピボット式。締結装置はファングボル

ト式。

Nレール(JIS E 1101参照)に用いる。関節ポイン

ト。

備考 N形ポイントの主な特徴

トングレールは,Sレール(511)を用い,

入射角なし曲線形。トングレールの後端部

は,ウェブヒンジ式。

締結は調節式で,ボルト・犬くぎ式。

入射角なし曲線ポイント

ポイント前端部に入射角(721)がない曲線ポイン

ト。

入射角付き曲線ポイント

ポイント前端部に入射角がある曲線ポイント。

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7

E 1311:2002

c) クロッシング

番号

用語

クロッシング

マンガンクロッシング

定義

対応英語(参考)

分岐器類を構成する部分のうち,軌間線(765)が

交差する部分の装置又は特殊形状のレール。

高マンガン鋳鋼製の固定クロッシング。

frog(米語)

組立クロッシング

レールを加工して,ボルト,間隔材などで組み立て

た固定クロッシング。

組立マンガン

クロッシング

可動クロッシング

レールと高マンガン鋳鋼性レールとをボルトで組

み立てた固定クロッシング。

可動部分があるクロッシングの総称。

固定クロッシング

ノーズ可動クロッシング

可動部分がないクロッシングの総称。

ノーズレールが可動式のクロッシング。

ウィングレールが可動式のクロッシング。

鈍端形可動クロッシング

マンガン可動クロッシン

乗越クロッシング

可動レールに鈍端レール(508)を用いた可動クロ

ッシング。

高マンガン鋳造製の可動クロッシング。

溶接クロッシング

鍛造クロッシング

盛上げクロッシング

K字クロッシング

エンドクロッシング

可動K字クロッシング

熱処理クロッシング

圧接クロッシング

接着クロッシング

固定K字クロッシング

マンガン固定K字クロッ

シング

高マンガン鋳鋼製の固定K字クロッシング

マンガンエンドクロッシ

ング

サイドクロッシング

高マンガン鋳鋼製のエンドクロッシング

ウィング可動クロッシン

車両が分岐線を通過する場合,車輪が本線レールを

乗り越える形式のクロッシング。

レールを加工して溶接で組み立てた固定クロッシ

ング。

鍛造で成形した固定クロッシング。

鼻端(749)付近を通過する車輪の落ち込みを防止

する目的で,ウイングレール乗り移り部を高くした

クロッシング。

ダイヤモンドクロッシングの中央にあるK字形の

クロッシング。

参考 センタークロッシング

ダイヤモンドクロッシングの両端のクロッシング。 end crossing

可動部分があるK字クロッシング。

レール頭部が熱処理された,レール製のクロッシン

グ。

ノーズレールを圧接接合によって一体化し,間隔材

を介してウィングレールと接着して組み立てた固

定クロッシング。

加工したレールと間隔材とを接着して組み立てた

固定クロッシング。

可動部分がないK字クロッシング

分岐器のクロッシングで,シーサースクロッシング

に用いる場合の呼び方。

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8

E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

曲線クロッシング

軌間線の片方又は両方が,クロッシングの全長にわ

たって曲線になっているクロッシング。

無開先電子ビーム溶接ク

ロッシング

レール母材同士の溶接面を開先を付けずに密着さ

せ,真空中で密着面に電子ビームを照射させて溶接

したクロッシング。

参考 NEWクロッシング

定義

対応英語(参考)

d) ガード

番号

用語

ガード

ポイントガード

レールに近接して設ける車輪の誘導装置。

備考 通常はクロッシング用のガードをいう。

ポイント部に用いるガード。

e) レール

番号

用語

定義

対応英語(参考)

基本レール

トングレールが接するレール。

主レール

リードレール

クロッシングと一対で軌間を構成し,ガードレール

(518)が近接して設けられているレール。ただし, main rail

基本レールと主レールとの間に継目がない場合は,

主レールを含めて基本レールという。

トングレール後端とクロッシング前端とをつなぐ

レール。

スリップレール

スリップスイッチの渡り線の中で,トングレール後

端相互をつなぐレール。

へ形レール

K字クロッシングの外郭を構成する“へ”の字形に

曲がったレール。

固定K字クロッシングの場合

可動K字クロッシングの場合

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9

E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

役レール

(やく――)

分岐器類を構成するレール。

備考 通常はトングレール,クロッシング及びガー

ドレール以外のレールをいう。

参考 役金(やくがね)

トングレール

ポイント部に用いる,先端の頭部がとがった転換さ

れるレール。

鈍端レール

鈍端ポイント又は鈍端形クロッシングに用いる,先

端の頭部が細くなっていない転換されるレール。

乗越レール

乗越ポイントに用いる,先端側が本線レールにかぶ

さるレール。

帽子形レール

主として分岐器に用いる頭部と腹部とが同じ厚さ

で,断面が帽子形状のレール。

Sレール

可動レール

ウィングレール

主として分岐器に用いる腹部を厚くした,特殊断面

形状のレール。ただし,帽子形レールを除く。

可動クロッシングに用いる,転換されるレール。

クロッシングを構成するノーズレール(514)の外

側のレール。

参考 翼レール

ノーズレール

長ノーズレール

クロッシングを構成する,先端の頭部がとがったレ

ール。

参考 鼻端レール

2本のレールでノーズレールが構成された場合,ク

ロッシング交点の近くに先端が出ている方のレー

ル。

短ノーズレール

クロッシング構

ガードレール

参考 鼻端長レール

2本のレールでノーズレールが構成された場合,長

ノーズレールに組み合わせるレール。

参考 鼻端短レール

ノーズ可動クロッシングの可動レールを取り付け

るレール。

ガード及び固定K字クロッシングを構成する,車

輪背面に接して車輪を誘導するレール。

例1.

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10

E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

ガードレール(続き)

例2.

熱処理トングレール

レール頭部を熱処理したトングレール。

熱処理ガードレール

レール頭部を熱処理したガードレール。

f)

部品

番号

用語

定義

対応英語(参考)

転てつ棒

転換装置とつなぐために,トングレール又は可動レ

ールに取り付ける棒。

参考 タイバー

控え棒

トングレールの横たわみを減らすために,左右のト

ングレールをつなぐ棒。

連結板

転てつ棒又は控え棒を取り付けるため,トングレー

ル又は可動レールに取り付ける金具。

止め金具

トングレール又は可動レールが車輪横圧でたわま

ないように,レールの腹部に取り付ける金具。

間隔材

間隔を保つために,近接したレールの腹部間に取り

付ける金具。

カラー

座金

間隔を保つために用いる,円筒形の金具。

レールブレス

レールの転棟防止用に,レールの腹部又は首部に当

てる締結金具。

床板

(しょうはん)

分岐タイプレート

分岐継目板

丸止めくぎ

角止めくぎ

ファングボルト

主に2本以上のレールの下に敷く鋼板で,ポイン base plate, (slide,

ト・クロッシング及びガードを構成する部品。

分岐器類に用いる目的で設計されたタイプレート。 tie plate

分岐器類に用いる目的で設計された継目板。

分岐器類に用いる目的で設計された犬くぎで,床

板,分岐タイプレートなどをまくらぎに取り付ける

ときに用いる,幹部の断面が円形のくぎ。

分岐器類に用いる目的で設計された犬くぎで,床

板,分岐タイプレートなどをまくらぎに取り付ける

とき又は継目部のレール締結に用いる,幹部の断面

が角形のくぎ。

頭部に回り止め用のつめ付き座金をもち,まくらぎ

の下からレール,床板などを固定するボルト。

補支材

分岐まくらぎ

ボルト・ナットを用いてレール底部を締結する金

具,及びボルト・ナットの座面に挿入する金具。

乗越レールを構成する。本線レールにかぶさる部

材。

分岐器類に用いるまくらぎ。

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11

E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

まくらぎ継手

まくらぎを長さ方向につなぐ継手金具。

ゲージタイ

ゲージストラット

軌間保持のため左右のレールをつなぐ器具(JIS E

3013参照)。

軌間縮小防止のために用いる器具。

床敷板

(とこしきいた)

ポイントリバー(おもり付

き)

ポイントリバー(S形)

クランクによる鎖錠機構をもち,背向割りだし可能

なポイント転換装置。

横圧受装置

直結分岐器で,床板,分岐タイプレートなどの固定

に用いる装置。

転てつ棒ボルト

転てつ棒を連結板に取り付けるボルト。

参考 タイバーボルト

分岐器と転換鎖錠装置との固定などに用いる鋼板

(JIS E 3013参照)。

おもり付きのポイント転換装置。

参考 だるま

g) 線形その他

番号

用語

分岐器類の線形

分岐器類の基本的平面形状及び寸法

定義

軌間線欠線

分岐器類のスケルトン

軌間線(765)が中断している部分。

リード長

トングレール先端からクロッシング交点までの,ト

ングレール先端における基準線基本レールの接線

方向の直線距離。

理論リード長

入射角がない分岐器で,基準線基本レールと分岐線

トングレール理論上の先端との接点からクロッシ

ング交点までの,接点における基本レールの接線方

向の直線距離。

例1.

分岐器類の最も簡略化した線形で,分岐交点,分岐

方向,並びに分岐器の前端及び後端を図に表したも

の。

参考 スケルトン

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対応英語(参考)

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E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

理論リード長(続き)

例2.

実際リード長

入射角がない分岐器で,分岐線トングレール先端か

らクロッシング交点までの,基準線基本レールと分

岐線トングレール理論上の先端との接点における

基本レールの接線方向の直線距離。

基準線

分岐器を構成する軌道のうち,基準となる軌道。

分岐線

分岐器を構成する軌道のうち,基準線から分かれる

軌道。

基準線半径

分岐線半径

基準線の軌道中心半径。ただし,振分分岐器の場合

は,基準線の外軌の半径。

分岐線の外軌の半径。

リード半径

リード曲線の外軌の半径。

クロッシング交点

クロッシングにおける二つの軌間線の交点。

分岐交点

クロッシング後端位置で分岐線の軌道中心線の接

線が,基準線の軌道中心線と交わる点。

分岐角

クロッシング後端位置で分岐線の軌道中心線の接

線が,分岐交点における基準線の軌道中心線の接線

となす角(分岐交点における交角)。

例1.

θ:クロッシング角

α:分岐角

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13

E 1311:2002

番号

用語

分岐角(続き)

定義

対応英語(参考)

例2.

θ:クロッシング角

α:分岐角

クロッシング角

クロッシング番数

クロッシング後端位置で,二つの軌間線の接線がな

す角,又はクロッシング交点における軌間線の交角

(JIS E 1301参照)。

備考 曲線分岐器・曲線ダイヤモンドクロッシング

のクロッシング及び三枝分岐器,複分岐器,

三線式分岐器などの中央のクロッシングの

場合は,通常後者を意味する。

クロッシング角を,次の式のNで表したもの。

ここに,N:クロッシング番数

θ:クロッシング角

分岐器の番数

分岐器が分岐する度合いを示すもので,その分岐器

に用いるクロッシングのクロッシング番数で表す。

ダイヤモンドクロッシン

グの番数

シーサースクロッシング

の番数

ダイヤモンドクロッシングの交差角を示すもので,

そのダイヤモンドクロッシングに用いるクロッシ

ングの場合には二つの軌道中心線の交角をクロッ

シング角として,そのクロッシング番数による。

シーサースクロッシングに用いる主な分岐器の番

数で表す。

振分率

(ふりわけりつ)

振分分岐器において,分岐角を直線軌道の延長線に

よって振り分けた比率で次の式によってm:nで表

す。

ここに,θ1>θ2

θ:クロッシング角

m及びnは整数とする。

入射角

主に,ポイント前端における分岐線外軌と基本線基

本レールとの軌間線が交わる角度。

例 直線ポイントの場合

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14

E 1311:2002

番号

用語

走入角

定義

走行する車輪がレールに当たる角度。

対応英語(参考)

参考 アタック角

誘導角

無誘導長

リード曲線

分岐

参考 導入角

α,β:誘導角

固定K字クロッシングなどの軌間線欠線部におい

て,ガードレールによる車輪の誘導がない区間の長

さ。

リード部の曲線。

一つの軌道から他の軌道が分かれること。

分岐付帯曲線

分岐器内及びその前後の曲線。

分岐器内曲線

分岐器後方曲線

分岐付帯曲線中の分岐器内の曲線。

参考 分岐内曲線

分岐器後端に近接した曲線。

分岐器前端

分岐器後端

分岐器の分岐する手前の基本レール端の位置。

ポイント前端

ポイントのトングレール先端の位置。ただし,両ト

ングレール先端位置が食い違っている場合は,分岐

器前端に近い方をいう。

ポイント後端

ポイントのトングレール後端の位置。ただし,両ト

ングレール後端位置が食い違っている場合は,分岐

器後端に近い方をいう。

トングレール先端

トングレール後端

クロッシング前端

トングレールの頭部がとがった方の端。

参考 トングレール前端

トングレールの他のレールと接続する側との端。

クロッシングのポイント側の端。

クロッシング後端

クロッシングの前端長

クロッシングの分岐器後端側の端。

クロッシングの後端長

クロッシングの交点からクロッシングの後端まで

の長さ。

先端の開き

クロッシング前端の開き

トングレール又は可動レールを転換して開いた場

合,これらの先端と基本レール又はへ形レールとの

間隔。

クロッシング前端の軌間線の間隔。

ガードレール及びウィングレールの誘導部の,フラ

ンジウェー幅をてい(逓)減する角度。

例 ガードレールの場合

分岐器の分岐した後の基準線及び分岐線の,最遠の

クロッシング端又はレール端の位置。

クロッシングの交点からクロッシングの前端まで

の長さ。

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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E 1311:2002

番号

用語

定義

クロッシング後端の開き

行程

クロッシング後端の軌間線の間隔。

フランジウェー

フランジウェー幅

フランジウェーの深さ

近接したレール間を車輪フランジが通る場合の,レ

ール頭部間のすきま。

フランジウェーの軌間線位置における幅。

レールの弾性部

弾性ポイントのトングレールなどにおいて,転換す

るとき横にたわみやすくするために底部幅を縮小

した部分。

ピボット

鼻端

(びたん)

トングレール後端部などで,回転中心となる円柱形

又は半円柱形の軸。

ノーズレールの頭部がとがった端部。

ウィングレール盛上げ部

鼻端(749)付近を通過する車輪の落ち込みを防止

する目的で,ウィングレール乗移り部を高くした部

分。

誘導部

ガードレール,ウィングレールなどにおいて,車輪

を基準のフランジウェーに誘導する部分。

誘導部の開き

トングレール又は可動レールを転換するとき,これ

らの転てつ棒の位置における移動量。

レール面から,フランジウェーの下にある間隔材な

どの上面までの深さ。

例 ガードの場合

単位 mm

参考 導入部

誘導部におけるフランジウェーの最も広い幅。

参考 導入部開き

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対応英語(参考)

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E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

導線

ガードレール,ウィングレールなどのフランジウェ

ーにおいて,車輪の背面を誘導する軌間線に対応し

た線。

例 ウィングレールの場合

単位 mm

バックゲージ

ガードレールの導線と,対応するノーズレールの軌

間線との距離。

ガード面距離

縦距

(じゅうきょ)

ガードレールとウィングレールとの導線間距離。

曲線又は折線の形状・寸法を表す値で,一直線から

の垂直距離で示す。

例1.

例2.

例3.

突合せ

二つの分岐器の前端が近接している状態。

突付け

分岐器の前端が,他の分岐器の後端に近接している

状態。

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E 1311:2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

対向

背向

(はいこう)

分岐器の前端側から後端側への向き。

分岐器の後端側から前端側への向き。

トングレールの接着

圧力なしでトングレールが,基本レールと所定の部

分で一様に接している状態。

トングレールの密着

定位

接着状態にあるトングレールが,基本レールに圧力

をもって接している状態。

分岐器類の常時開通している方向。

反位

軌間線

外軌

(がいき)

ガードの有効長

分岐器類の常時開通していない方向。

軌間を表示する場合のレール面から14 mm下がっ

た位置の線

曲線軌道において,軌道中心線より外側のレール。

参考 軌道中心線より内側のレールを内軌という。

ガードにおいて,基準のフランジウェー部分の長

さ。

日本工業標準調査会標準部会 鉄道技術専門委員会 構成表

氏名

(委員会長)

(委員)

所属

財団法人鉄道総合技術研究所

鵜 川 浩 正

財団法人日本鋼索交通協会

遠 藤

東日本旅客鉄道株式会社JR東日本研究開発センター

木 村 謙 治

株式会社日立製作所電力・電機グループ交通システム事業部

久 保

社団法人日本鉄道電気技術協会

中 島 将 文

社団法人日本鉄道施設協会

鉄道分岐器工業協会

清 一

富 樫

株式会社電業

長 崎 邦 夫

信号工業協会

中 島 正 博

日本鋼管株式会社鉄鋼技術総括部

西

日本貨物鉄道株式会社物流システム本部技術開発部

重 樹

沼 沢 隆 治

社団法人日本民営鉄道協会技術部

野 竹 和 夫

国土交通省鉄道局技術企画課

水 元 亜紀雄

東京都交通局車両電気部

安 原 碩 人

社団法人日本鉄道電気技術協会

山 田 桑太郎

社団法人日本鉄道車輌工業会

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