2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

F 7230:2003

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶

標準協会(JMSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調

査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS F 7230:1996は改正され,この規格に置き換えられる。

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F 7230:2003

ページ

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 設計圧力 ························································································································ 1

4. 構造,形状及び寸法 ········································································································· 1

5. 材料 ······························································································································ 2

6. 試験及び検査 ·················································································································· 2

7. 応力除去 ························································································································ 2

8. 製品の呼び方 ·················································································································· 2

9. 表示 ······························································································································ 2

(2)

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日本工業規格

JIS

F 7230:2003

船用鋼板製始動空気だめ

Shipbuilding─Steel plate starting air reservoirs

1. 適用範囲 この規格は,船用内燃機関に用いる,内容量60〜20 000 Lの鋼板製始動空気だめ(以下,

空気だめという。)について規定する。

備考1. この規格において“受検規則”とは,船舶安全法船舶機関規則又は日本海事協会鋼船規則を

いう。

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 1181 六角ナット

JIS F 7102 船舶機関部管系用ガスケット及びパッキン使用基準

JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材

JIS G 3103 ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板

JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材

JIS G 3115 圧力容器用鋼鈑

JIS G 3201 炭素鋼鍛鋼品

JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4105 クロムモリブデン鋼鋼材

JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条

JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管

3. 設計圧力 空気だめの設計圧力は,2.45 MPa又は2.94 MPaとする。

備考 設計圧力とは,製造業者が計画した設計最高温度(最高使用温度)における最高の使用圧力を

いう。

4. 構造,形状及び寸法 空気だめの構造,形状及び寸法は,付図1〜9によるほか,次による。

a) 本体は,胴部及び鏡板部に鋼板を用いたアーク溶接構造とし,施工は適用される受検規則による。

b) バルブの取付方法は,ヘッダ方式又は独立方式とし,ヘッダ方式の場合は原則として,次の 1) 及び 2)

とし,独立方式の場合は 3) とする。

1) 呼び60〜600は,バルブヘッダ取付け座金は付図9のA,B又はCとし,ヘッダ取付け座金の取付

け位置は,付図6のa又はbの位置とする。

2) 呼び700〜2 000は付図9のB又はCとし,ヘッダ取付け座金の位置は付図7のa又はbの位置とす

る。

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F 7230:2003

3) 呼び2 500〜20 000は受検当事者間の協議によって定める。組立図の一例を付図4及び付図5に示す。

c) 掃除穴座金,検査穴座金,検査穴プラグ座金及びマンホールについては,適用される受検規則による。

d) 圧力計,安全装置,ドレン抜きなどについては,適用される受検規則による。

e) 六角ナットは,JIS B 1181の規定による。

参考1. 原則として,マンホール付きの空気だめには内部点検用ステップを設置する。

2. 原則として,ドレン抜き内管を設置する。

3. 原則として,据付け足を設置する。

4. 溶接後,スラッグを取り除き,かつ,適当な内部さび止めを行えるような構造とする。

5. 材料 空気だめの材料は,原則として付表1によるほか,適用される受検規則による。

6. 試験及び検査 空気だめの試験及び検査は,次による。

a) 溶接用開先検査 空気だめの本体(胴板,鏡板)を溶接するときは,所定の開先を作り,溶接を行わ

なければならない。

なお,開先検査は,適用される受検規則による。

b) 溶接施工試験 空気だめの溶接施工試験(機械試験)は,適用される受検規則による。

c) 非破壊試験 空気だめの溶接継手に対する放射線試験及び磁粉探傷試験は,適用される受検規則によ

る。

d) 水圧検査 空気だめの水圧試験は,原則として設計圧力の1.5倍の試験圧力で水圧を加え,各部に異

状があってはならない。

なお,特に指定がある場合は,受渡当事者間の協定による。

7. 応力除去 空気だめの応力除去が必要な場合は,適用される受検規則による。

8. 製品の呼び方 空気だめの呼び方は,規格の名称又は規格番号及び呼びによる。

例 船用鋼板製始動空気だめ60又はJIS F 7230−60

9. 表示 空気だめの本体の見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を記入した銘板を取り付け

る。

a) 製造業者名又はその略号

b) 製造年又はその略号

c) 製造番号

d) 設計圧力 MPa

e) 水圧試験圧力 MPa

f)

内容量 L又はm3

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F 7230:2003

付表 1

番号

名称

本体

材料

胴板

JIS G 3103のSB410又はJIS G 3115のSPV355

鏡板

JIS G 3103のSB410又はJIS G 3115のSPV355

バルブヘッダ取付け座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

空気入口弁取付け座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

空気出口弁取付け座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

マンホールリング

JIS G 3103のSB410又はJIS G 3115のSPV355

ドレン弁取付け座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

逃し弁又は可溶栓取付け座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

掃除穴座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

検査穴座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

検査穴プラグ座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

圧力計元弁取付け座金

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS25C

マンホールふた

JIS G 3103のSB410又はJIS G 3115のSPV355

掃除穴ふた

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS30C,S35C

検査穴ふた

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS30C,S35C

検査穴プラグ

JIS G 3201のSF440又はJIS G 4051のS30C,S35C

マンホール押さえ板

JIS G 3101のSS400又はJIS G 3201のSF440

マンホールヒンジ

JIS G 3101のSS400又はJIS G 3106のSM400

取付け座金ガスケット

JIS H 3100のC1100P又はJIS F 7102の規定による。

マンホールふたガスケット

JIS F 7102の規定による。

掃除穴ふたガスケット

JIS H 3100のC1100P

検査穴ふたガスケット

JIS H 3100のC1100P

検査穴プラグガスケット

JIS H 3100のC1100P

植込みボルト(掃除穴用,検査穴用,

JIS G 3101のSS490又はJIS G 4051のS30C

マンホール用)

植込みボルト(バルブヘッダA,B用) JIS G 3101のSS490又はJIS G 4051のS30C 付図9参照

植込みボルト(バルブヘッダC用)

JIS G 4105のSCM435付図9参照

六角ナット(掃除穴用,検査穴用,

マンホール用)

JIS G 3101のSS490又はJIS G 4051のS30C

六角ナット(バルブヘッダA,B用) JIS G 3101のSS490又はJIS G 4051のS30C 付図9参照

六角ナット(バルブヘッダC用)

JIS G 4105のSCM435付図9参照

据付け足

JIS G 3101のSS400又はJIS G 3106のSM400

ドレン抜き内管

JIS G 3452のSGP又はJIS H 3300のC1201T

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F 7230:2003

備考 組立図は,一例を示す。

付図 1 組立図(縦置形)呼び60〜600

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F 7230:2003

備考 組立図は,一例を示す。

付図 2 組立図(縦置形)呼び700〜2 000

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F 7230:2003

備考 組立図は,一例を示す。

付図 3 組立図(横置形)呼び700〜2 000

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F 7230:2003

備考 組立図は,一例を示す。

付図 4 組立図(縦置形)呼び2 500〜20 000

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F 7230:2003

備考 組立図は,一例を示す。

付図 5 組立図(横置形)呼び2 500〜20 000

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F 7230:2003

単位 mm

呼び

内容

内径

参 考

胴長

設計圧力

鏡板厚さを 鏡板の

含まない 内高さ

全長

2.45 MPa又は2.94 MPa

胴板

厚さ

鏡板

厚さ

計算

質量

本体の

材料

備考1. 全長L については,原則としてこの表によるが,取付け場所の制限などで,やむを得ない場合には,この規

格に規定された内径のうち適切なものを使用し,全長を適宜変更して差し支えない。

2. 計算質量は,胴部,鏡板部だけを加算したものを記入した。

なお,計算質量は2.94 MPaの設計圧力で算定した。

3. 胴板縦継手溶接の開先形状は,V形又はX形とする。

4. 放射線検査を実施しない条件で板厚を算定した。

5. a又はbに付着するバルブヘッダ取付け座金は,呼び60〜150はA,呼び200〜300はA又はB,呼び350〜

600はB又はC(A,B及びCは付図9参照)とする。

付図 6 60〜600 L船用鋼板製始動空気だめ寸法表

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F 7230:2003

単位 mm

呼び

内容

内径

参 考

胴長

設計圧力

鏡板厚 鏡板の

さを含

内高さ

まない

全長

本体の

材料

胴板

厚さ

鏡板

厚さ

計算

質量

胴板

厚さ

鏡板

厚さ

計算

質量

備考1. 全長L については,原則としてこの表によるが,取付け場所の制限などで,やむを得ない場合には,この規

格に規定された内径のうち適切なものを使用し,全長を適宜変更して差し支えない。

2. 鏡板形状は,近似半だ円体形鏡板とする。

3. マンホール付きとする。

4. 計算質量は,胴部と鏡板部だけを加算したものを記入した。

5. 胴板縦継手溶接の開先形状は,X形とする。

6. a又はbに付着するバルブヘッダ取付け座金は,B又はC(付図9参照)とする。

7. 放射線検査を実施しない条件で板厚を算定した。

付図 7 700〜2 000 L 船用鋼板製始動空気だめ寸法表

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F 7230:2003

単位 mm

呼び 内容量

内径

参 考

胴長

設計圧力

鏡板厚 鏡板の

さを含

内高さ

まない

全長

本体の

材料

胴板

厚さ

鏡板

厚さ

計算

質量

胴板

厚さ

鏡板

厚さ

計算

質量

備考1. 全長L については,原則としてこの表によるが,取付け場所の制限などで,やむを得ない場合には,この規

格に規定された内径のうち適切なものを使用し,全長を適宜変更して差し支えない。

2. 鏡板形状は,近似半だ円体形鏡板とする。

3. マンホール付きとする。

4. 計算質量は,胴部と鏡板部だけを加算したものを記入した。

5. 胴板縦継手溶接の開先形状は,X形とする。

6. 放射線検査を実施しない条件で板厚を算定した。

付図 8 2 500〜20 000 L 船用鋼板製始動空気だめ寸法表

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F 7230:2003

単位 mm

種類

ねじの呼び

参考

ボルト・ナットの材質

JIS G 3101のSS490

JIS G 4051のS30C

JIS G 3101のSS490

JIS G 4051のS30C

JIS G 4105のSCM435

備考1. 図中の“胴板の半径、又は鏡板の球半径”は,空気だめの座金取付け面によって決める。

2. 空気だめへの取付け方法は,アーク溶接とする。

付図 9 バルブヘッダ取付け座金