L 0209:2006

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人繊維評価

技術協議会(JTETC)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業

標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS L 0209:1983は改正され,この規格に置き換えられる。

また,令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標

準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

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日本産業規格

JIS

L 0209:2006

紡績用語

Glossary of terms used in spinning

1. 適用範囲 この規格は,繊維工業において紡績部門の操作などに用いる主な用語について規定する。

2. 分類 紡績用語は,次の5分類とする。

a) 紡績一般

b) 綿糸紡績

c) 毛糸紡績

d) 麻糸紡績・絹糸紡績

e) 化繊紡績

3. 用語及び定義 用語及び定義は,次による。

なお,対応英語を参考として示す。

a) 紡績一般

番号

用語

紡績

スライバツウヤーン

リング紡績

オープンエンド紡績

ロータ式オープンエンド紡績

フリクション式オープンエン

ド紡績

サイロスパン紡績

コアスピニング

定義

対応英語(参考)

短い繊維からなる糸を作ること。 spinning

練条スライバから直接糸を紡出す

ること。

粗糸からドラフトを経て,リング

とトラベラによって加ねんして糸

にする紡績。

供給繊維の流れを断続し,開放糸

端に順次給綿,加ねんする紡績。 break spinning

回転加ねん部にロータを利用した

オープンエンド紡績。

スライバからローラなどの回転

で,摩擦によって加ねんして糸に

する紡績。

2本の粗糸からドラフトを経て, sirospun spinning

合流点に至るまでに,局部的に実

よりを与え,トラベラの回転によ

って加ねんして糸にする紡績。双

糸のような糸構造が得られる。

しん糸に他の繊維を精紡工程で,

さや状に巻き付けて糸にするこ

と。

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L 0209:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

セルフツイスト紡績

2本の粗糸のそれぞれに一定間隔

ごとに方向を変えたよりを与えな

がら引きそろえ,互いによりつか

せて1本の双糸にする紡績。

混紡

原料種類の異なった繊維を混ぜて

紡績すること。

解俵

俵から帯鉄又は包装材を取り外し

て,原料を取り出すこと。

開繊

開綿

開綿,開毛などの総称。

給綿

オイリング

除じん

原料中に含まれるきょう雑物など

をビータや空気流によって除くこ

と。

きょう雑物

ラップ

リッキング

原料中に含まれる土砂,じんあい,

葉茎などの総称。

繊維をシート状にしたもの又はこ

れを円筒状に巻いたもの。

ラップがはがされるとき,繊維層

が互いにくっつき合うこと。

カーディング

針布,メタリックワイヤなどを使

い,繊維塊をくしけずって単繊維

に分離する操作又は工程。

シュート給綿

カードにシュートを設けて,連続

的に給綿すること。

ウェブ

カードのドッファからはぎ取られ

た繊維からなる薄膜。

クラウディ

カードウェブに雲状のむらがある

状態。

トウ

カードのシリンダに対するフラッ

ト針布の入口側。

ヒール

カードのシリンダに対するフラッ

ト針布の出口側。

カードゲージ

針布番手

針布巻き

カードにおいて対向する針頭間な

どの距離。単にゲージともいう。

針布などの針密度を示す数値。

磨針

側磨

針布などにおいて,針の頭部側面

を研磨すること。

機上磨針

カード機台上において行うフラッ

トなどの磨針。

ストリッピング

針布などに沈んだ繊維をはぎ取る

こと。

原料をビータなどによって適切な

大きさに解きほぐすこと。

機械に原料を供給すること。

紡績を容易にするために,繊維に

油剤などを与えること。

カードのシリンダ,ドッファなど

に針布などを巻き付ける作業。

針頭部を研磨すること。

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L 0209:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

よろい綿

フラットからかき取った短繊維及

びきょう雑物。

コーミング

コーマ準備

スライバ又はラップを多数のくし

状の針などでくしけずり,ネップ,

短繊維,きょう雑物などを除去す

るとともに,繊維の配列度を高め

る操作又は工程。

コーマに仕掛ける準備又はその工

程。

コーマラップ

フリース

ノイル

コーマに仕掛けるラップ。

薄いシート状の繊維群。

落ち率

コーマ落ち率

各工程で発生する落物や飛散くず

の量と投入原料量との比率。

コーマにおいて, ノイル量の供給

量に対する百分率。ノイル落ち率

ともいう。

前紡

a) そ毛紡績では,トップから精

紡前までの一連の操作又は工

程。

b) 綿紡では,精紡前までの操作

又は工程。

c) 絹紡,麻紡では延展,続線以

後,精紡前までの一連の操作

又は工程。

練条

スライバをダブリング,ドラフト

してスライバにする操作又は工

程。

スライバ

カードスライバ

練条スライバ

よりのない帯状又はロープ状にし

た繊維の集合体。

カード上がりのスライバ。

練条上がりのスライバ。

コーマスライバ

ダブリング

コイリング

コーマ上がりのスライバ。

2本以上のスライバ,ラップなど

を併合すること。

スライバを, らせん状にケンスに

巻き収めること。

ラージパッケージ

ケンス,ボビンなどの収容量の大

きいこと。

デリベリ

練条機,ギルなどでスライバなど

が機械から送り出される出口側の

単位区分。尾ともいう。

デリベリスピード

スライバなどが送り出しローラな

どから送り出される速度。

ヘッド

練条機,ギルなどで主要作業をす

るように構成された機械の単位部

分。生産単位としても用いる。頭

ともいう。

コーミングによって除去された短

繊維くず。コーマ落ちともいう。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

ギリング

スライバをギルにかける操作又は

工程。

フォーラドロップ

粗紡

ギルにおいて, ドラフトゾーンに

ギルフォーラを打ち込むこと。単

位時間の打込数でギルの速度を表

す。

粗糸を作る操作又は工程。

粗糸

精紡の準備のために,スライバか

ら作られた比較的細い繊維の集合

体。

しの巻

スライバ,粗糸をボビンに巻いた

もの。

リフト

粗紡機,精紡機,ねん糸機などの

巻き取りにおいて,ボビンの巻付

け位置の最下端と最上端との距

離。

ボビンリード

ボビンの回転数が,フライヤのそ

れよりも速く,その差によって粗

糸などを巻き取る方式。

フライヤリード

ローラゲージ

フライヤの回転数がボビンのそれ

よりも速く,その差によって粗糸

などを巻き取る方式。

二つのローラの中心間距離。

スタッフ

相隣るローラスタンドの中心間距

離。

ドラフト

ラップ,スライバなどを長さの方

向に引き伸ばして細くすること。

ドラフト比

単位長さ当たりの供給する繊維質

量と生産される繊維質量の比又は

計算された速度比。

ドラフト定数

ドラフトを調整するときに用いる

計算に便利な紡機の定数。

ドラフト配分

単位ドラフトゾーン内又は間にお

いて,各部のドラフトを適切に定

めること。

ドラフトゾーン

ドラフト装置において,繊維がド

ラフトを受ける領域。

トータルドラフト

ドラフトを行う機械での総計ドラ

フト比。

メインドラフト

ドラフト装置の中での主要なドラ

フト又はそのドラフト比。

ブレークドラフト

メインドラフトをしやすくするた

めの準備のドラフト又はそのドラ

フト比。

ドラフトコントロール

ドラフトが正常に行われるように

繊維の運動を制御すること。

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L 0209:2006

番号

用語

ローラドラフト

スピンドルドラフト

エプロンドラフト

ハイドラフト

スーパハイドラフト

フリーゲージ

ドラフトむら

スライバむら制御

浮遊繊維

フック繊維

精紡

ダブルロービング

加ねん

より係数

強ねん

甘より

定義

対応英語(参考)

a) スピンドルドラフトに対する

用語で,ローラ間で行うドラ

フト。

b) ドラフトコントロールにロー

ラだけを使用するドラフト。

通常ミュール精紡機で, ローラと

スピンドルとの間で行うドラフ

ト。

ドラフトコントロールにエプロン

バンドを使用するドラフト。

ドラフト比の大きいドラフト。

ハイドラフトより更に大きいドラ

フト。

エプロンドラフトにおいて,フロ

ントローラのニップ点からテンサ

先端までの距離。

ドラフトする際に発生するむら。 draft waves

スライバの太さむらを自動制御す

ること。

ドラフトゾーンの中で,ドラフト

コントロールされていない繊維。

繊維の一端又は両端の折れ曲がっ

ているもの。

スライバ,粗糸などから単糸を作

る操作又は工程。

精紡の1すい(錘)に2本の粗糸

を供給する方法。

繊維束又は糸に, よりをかけるこ

と。

よりの程度を表す定数。

普通よりも多いより。

普通よりも少ないより。

仮より

2点の中間で加ねんして得られる

正逆のより。

すい(鍾)

スピンドルを紡機の生産単位とし

て表すときに用いる用語。つむと

もいう。

スピンドルゲージ

精紡機などで相隣るスピンドル間

の中心距離。

バルーニング

精紡機などで回転する糸が遠心力

によって外方に膨らむこと。

ボビン

スライバ,粗糸,糸などを巻くた

めの管又はこれに巻いたもの。

ボビン差し

空ボビンを所定の保持具に挿入す

ること。

空ボビン

糸などが巻き戻されて空になった

ボビン。

満管

コップ

ボビンに糸などが所定量巻き取ら

れた状態。

糸を管状に巻いたもの。

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L 0209:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

管糸

フィリング巻

管に糸を巻いたもの又はその糸。 bobbin

精紡機などの巻き方の一種で,木

管などの底部からチェースを形成

しながら巻き付ける巻き方。

精紡機などの巻き方の一種で,木

管などに平行して糸層を順次外側

に形成していく巻き方。

フィリング巻とパラレル巻とを折

衷する巻き方。

フィリング巻において,コップの

糸が上下に往復して巻かれてい

く,円すい形の糸の巻付き斜面。

紡機の運転において,スライバ,

糸などが所定量巻かれたとき,空

木管などと交換すること。

ローラに原料繊維が巻き付くこ

と。

紡績工程中,製品繊維群から離れ

て飛散する短繊維。

ニューマチッククリヤラで集めら

れたくず綿。

クリヤラローラなどに巻き付いた

綿を抜き取った輪状のくず綿。

パラレル巻

コンビネーション巻

チェース

玉揚げ

ローラ巻付き

フライ

ニューマくず

棒綿

再用綿

ラップ,スライバ,粗糸のくず及

びコーマノイル,よろい綿など再

使用される原料の総称。

スラブ

糸で,他の部分より太く,よりが

ほとんどない比較的長い節。

スナール

加ねんした糸が緩んだときに,よ

りのためにできた糸のもつれ。

糸切れ

糸つぎ

精紡機など糸を扱う機械で糸の切

れること。

精紡機で糸をつなぐこと。

合糸

ねん糸

より止め

糸にかけたよりを固定させるこ

と。

糸蒸し

糸を蒸気でより止めしたり,水分

をもたせること。単にセットとも

いう。

かせ揚げ

あやがせ

棒がせ

かせ枠を用い,糸を一定長に巻き

取ること。

糸を交錯させて巻いたかせ。

糸を平行に巻いたかせ。

ワインディング

主に糸などを,その加工目的や用

途に応じ,所定の形状,固さなど

に巻くこと又はその工程。

糸を2本又は2本以上合わせる操

作又は工程。

1本又は2本以上の糸によりをか

ける操作。より糸ともいう。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

チーズ巻

ボビンなどに糸を円筒状に巻き取

ること。

コーン巻

ボビンなどに糸を円すい状に巻き

取ること。

ソフト巻

染色で,染液が糸層中を通りやす

いようにチーズやコーンに柔らか

目に巻き取ること。

チップパンチ

精紡機などの管糸の糸端処理法の

一つで,ボビンの先端部に巻き付

ける方法。

スモークヤーン

煙やほこりによって糸表面が薄黒

く汚れた糸。

玉締め

一玉量のかせ糸を締めて包装する

こと。

b) 綿糸紡績

番号

用語

定義

対応英語(参考)

綿糸紡績

綿繊維などを原料とする紡績。略

して綿紡ともいう。

落綿紡績

がら紡

落綿などを原料とする紡績。

ジンニング

混打綿

繊維塊を混合開繊して不純物を取

り除き,通常ラップにする操作。

打綿

開繊,除じん作用のため,繊維塊

をビータなどで打つこと。

混綿

a) 品種の異なる原綿などを混合

すること。

b) 2種類以上の繊維を所定の比

率に混ぜること。

ラップ混綿

異種のラップをスカッチャに供給

して行う混綿。

スライバ混綿

異種のスライバを練条機などに供

給して行う混綿。

スライバラップ

スライバラップマシン上がりのラ

ップ。

リボンラップ

リボンラップマシン上がりのラッ

プ。

水気

管糸をより止めするために水分を

与えること。

乾式ねん糸

湿式ねん糸に対する用語で,糸を

乾燥状態のままでよること。

湿式ねん糸

糸に水などを与えながらよるこ

と。

落綿などを原料とし,日本独得の

特殊な紡機による紡績法。和紡と

もいう。

実綿から種子を除去する作業。

c) 毛糸紡績

番号

用語

毛糸紡績

定義

対応英語(参考)

羊毛繊維などを原料とする紡績。

略して毛紡ともいう。

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番号

用語

そ毛紡績

仏式そ毛紡績

英式そ毛紡績

セミそ毛紡績

紡毛紡績

ソーティング

洗毛

グリース

スイント

バー

シード

洗剤洗毛

アルカリ洗毛

中性洗毛

スイント洗毛

溶剤洗毛

洗上げ羊毛

洗上げ歩留まり

反毛

化炭

酸づけ

定義

対応英語(参考)

トップを作り, これを更に前紡, worsted spinning

精紡にかける紡績。

フランスで発達したそ毛紡績の一

種で,ドライトップを作り,前紡

工程でよりをかけない。

イギリスで発達したそ毛紡績の一

種で,オイルトップを作り,前紡

工程でよりをかける。

カード及び2〜4工程のドローイ semi-worsted spinning

ングを通して精紡につなぐ工程短

縮のそ毛紡績法。

カードでしのを作り,これを直ち

に精紡機にかける紡績。

羊毛原料を繊維の長さ,太さ,色

沢,きょう雑物などの程度によっ

て分類すること。

グリージーウールからグリース,

スイント,土砂などを洗い落とす

こと。

原毛に付着している油脂分。

原毛に付着している汗などの水溶

性不純物。

原毛に付着している植物性きょう

雑物。一般には,いがのある植物

の種子などをいう。植物性きょう

雑物全般をいう場合もある。

原毛に付着している植物性きょう

雑物。いね科植物の穂などをいう。

洗剤を使用する洗毛。

石けん,ソーダなどを使用する洗

毛。

非イオン系の洗剤などを使用する

洗毛。

スイントの洗浄作用を利用する洗

毛。

溶剤を使用する洗毛。

グリージーウールを洗って不純物

を除いた羊毛。

投入グリージーウール質量に対す

る洗上げ羊毛質量の比率。

一般に反毛機械によって糸くず,

織物くずなどを繊維状とする操作

又は得られた繊維。

酸づけした原料を加熱して,バー

などをぜい化し除去すること。

化炭のため,紡毛原料を酸液に浸

せきすること。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

混毛

所要の糸を紡出するため,類似又

は異なった原料又は中間原料を選

んで混合すること。調合ともいう。

トップ工程

トップ

ドライトップ

オイルトップ

バンプトップ

トップ歩留まり

紡績歩留まり

トップを作るための一連の工程。 top making process

そ毛前紡工程にかける状態として

のスライバ又はこれを巻いたも

の。

油をあまり含まない羊毛のトッ

プ。

油を多く添加した羊毛のトップ。 oil top,

コイラを通してケンス取りされた

スライバをプレスして作られたト

ップ。

投入洗い上げ羊毛質量に対する仕

上りトップ質量の比率。

投入トップ質量に対する仕上がり

糸質量の比率。

バックウォッシング

エカートメントゲージ

テヤ

リコーミング

プレペアリング

トップエージング

仏式前紡

英式前紡

ラビングモーション

バックウォッシャにかける操作又

は工程。

仏式コーマにおいて,ニッパの下

の先端とデタッチングローラとの

最小間隔。

そ毛紡績のコーミングにおいて,

製品量をノイル量で除した値。

トップ染め後,コーマにかけるこ

と。特別な場合,トップ工程で再

びコーミングする操作又は工程。

長い羊毛をトップにするとき,カ

ードを用いず,数台の特殊なギル

にかけてスライバを作る操作又は

工程。

紡績を容易にするため,トップ工

程で,できたトップを所要期間適

切な場所に放置する操作又は工

程。

仏式そ毛紡績の前紡。

英式そ毛紡績の前紡。

紡毛カードのコンデンサや仏式前

紡において,巻き取る前のスライ

バをもみ固める方式又は装置。

d) 麻糸紡績・絹糸紡績

番号

用語

定義

対応英語(参考)

麻糸紡績

亜麻紡績

ラミー紡績

亜麻,ラミー,ジュート,大麻などを原

料とする紡績。略して麻紡ともいう。

亜麻を原料とする紡績。

ラミーを原料とする紡績。

ジュート紡績

ジュートを原料とする紡績。

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番号

用語

はく皮

浸水

麻精練

製繊

軟繊

ハックリング

続線

正線

粗線

短線

長線

ジュート開繊

ロールホーマ

延線

潤紡

乾紡

ギル精紡

ローブ

ローブ精練

絹糸紡績

ちゅう糸紡績

定義

対応英語(参考)

ラミー茎などのじん皮部を木質部から

はぎ取ること。

麻などの繊維植物から繊維をとるため

にこれを水,温湯などに浸せきするこ

と。

亜麻,ラミーなどの原料をかせいソー

ダを加えた液で煮沸し,セルロースと

ペクチンとを分離すること。

亜麻茎の木質部をくだき繊維を分離

し,打撃を加えて木質部を落とし,繊

維をとること。

硬質繊維,ラミー,ジュートなどを柔

軟にすること。溝付きローラを備えた

機械を使用するものが多い。

亜麻正線をくしけずり,分裂させて長

線をとること。せつりゅう(櫛梳)と

もいう。

長線をつなぎ,スライバにすること。 spreading

亜麻茎を製繊して得られる長い繊維。 scutching line

ハックリング機にかけたときに生じた

短繊維。

亜麻正線をハックリング機にかけると

きに生じる短繊維及び仕分け,仕上げ,

丸つぶしなどから生じる短繊維。

亜麻正線をハックリング機にかけて得

られる長い繊維。

ジュート紡績で,原料を柔軟にし,く

しけずり,ドラフトする工程。普通は

コイル状に巻き取る。

ジュート紡績で,取扱いやすいように

スライバをコイル状にすること。

亜麻紡績の前紡工程。一般にギルを使

用する。

亜麻紡績の精紡の一種。ドラフト前に

ローブを湿潤させるため,水又は温湯

を通すこと。

亜麻紡績の精紡の一種。潤紡に対しロ

ーブを乾燥状態で精紡すること。

亜麻紡績の精紡の一種。延線機のスラ

イバより直接ギルを用いてドラフト

し,精紡する。

スライバを粗紡機でドラフトして細く

し甘よりをかけたもの。粗糸ともいう。

潤紡工程での繊維の滑りを助けるため

に,アルカリなどを用いて粗糸を精練

又は漂白すること。

副蚕糸などを原料とする紡績。略して

絹紡ともいう。

ブーレットなどを原料とする紡毛式の

絹糸紡績。

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番号

用語

長綿

短綿

精選綿

切綿フリンジ

精綿

精乾綿

洗練

前洗い

大洗

腐化練り

緩和

製綿

開絹

打繭

切綿

排綿

延展

ブーレット

ペニー

製条

e) 化繊紡績

定義

対応英語(参考)

絹糸紡績及びラミー紡績の製綿工程で

得られる長繊維の精綿,精選綿の総称。

絹糸紡績及びラミー紡績の製綿工程で

得られる短繊維の精綿,精選綿の総称。

排綿を行った精綿。

切綿機にかけて一端を切綿棒に巻いた

ふさ状綿。

切綿フリンジをくしけずって,短繊維,

ネップ,きょう雑物を除いて平行にそ

ろえ,よろい状に重ねたもの。

副蚕糸又はラミーを洗練し乾燥したも

の。

絹糸紡績で,精乾綿を得るために副蚕

糸に付着している汚染物,油脂分,セ

リシンなどを除くこと。

精練に入る前にあらかじめ副蚕糸を微

温湯で水洗し,汚物,不純物を除去す

ること。口洗いともいう。

副蚕糸又はラミーをつきつぶしなが

ら,きょう雑物を流し出し洗浄するこ

と。

副蚕糸を腐化発酵させてセリシン,油

脂を除去する精練法。

精乾綿の固着を柔らげ,さなぎくず,

きょう雑物を除去すること。

絹糸紡績及びラミー紡績で,精乾綿か

ら精選綿などを作ること。

精乾綿の固塊,てん絡を解きほぐして

切綿機に供給するラップ(開絹ラップ)

を作ること。

主に, くず繭,さなぎはだを原料とす cocoon beating

る精乾綿の固着を柔軟緩和し,さなぎ

くずを除くために革製のむちで打つこ

と。

切綿フリンジを作ること。

精綿中に混在しているきょう雑物を人

手によって取り除いて精選綿を作るこ

と。

精選綿をつないでドラフトし,定長定

重の帯状綿を作ること。

絹糸紡績の円形機でできるくず繊維

で,ちゅう糸紡績の原料となる。

絹糸紡績工程で延展機によってできた

ラップを商品にするために,島田形に

したもの。展綿ともいう。

延展機からのラップを供給して,スラ

イバを作ること。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

化繊紡績

化学繊維などを原料とする紡績。

スフ紡績

ステープルファイバを原料とする紡

績のことであるが,普通はレーヨンス

テープルの綿紡式による紡績。略して

スフ紡ともいう。

合繊紡績

合成繊維のステープルファイバなど

を原料とする紡績。略して合繊紡とも

いう。

トウ紡績

トウツウスライバ

けん切

トウを原料とする紡績。

トウから直接スライバを作ること。

パーロック紡績

けん切機を用いてトウから直接にス

ライバを作る紡績。

クリンピング

トウ,スライバ又は糸にけん縮を与え

ること。

直紡

トウを延伸切断し,直接紡績単糸を作

ること。

関連規格 JIS L 0305 紡績機械用語

トウを延伸切断してスライバを作る

こと。