2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

L 3201 : 2002

まえがき

この規格は,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これに

よってJIS L 3201 : 1997は改正され,この規格に置き換えられる。

(1)

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

L 3201 : 2002

羊毛長尺フェルト

Wool press felts

序文 この規格は,対応するISO規格はないが,我が国における長尺羊毛フェルトの品質規格として,1958

年(昭和33年)に制定された。

今回の改正では,引用規格の改正に伴う引用規格の番号及び名称を変更し,さらにJIS Z 8301(規格票の

様式)に基づき様式を変更している。

1. 適用範囲 この規格は,一般工業用圧縮羊毛長尺フェルト(1)(以下,フェルトという。)について規定

する。

注(1) ここにいうフェルトは,製織過程を経たものは含まない。

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS K 8161 ジクロロメタン(試薬)

JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則

JIS L 1030-1 繊維製品の混用率試験方法−第1部:繊維鑑別

JIS L 1030-2 繊維製品の混用率試験方法−第2部:繊維混用率

JIS R 3503 化学分析用ガラス器具

JIS Z 8401 数値の丸め方

JIS Z 8802 pH測定方法

3. 種類 フェルトの種類は,次のとおりとする。

a) R36W

b) R33W

c) R28W

d) R25W1

e) R25W2

f)

R19W

g) R25M

h) R23M

i)

R19M

j)

R17M

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2

L 3201 : 2002

4. 品質 フェルトの品質は,6.2〜6.10によって試験したとき,表1〜10のとおりとする。

5. 材料 材料は,羊毛を主材とし,他繊維を混入することができる。

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3

L 3201 : 2002

表1

種類

厚さ

単位面積当

長さ

120以上

400以上

95以上

16以下

2以下

たりの質量

羊毛

水分率

混用率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

水 %

3以下

引張強さ

はく離強さ

390以上

160以上

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4

L 3201 : 2002

表2

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

95以上

16以下

2以下

水 %

3以下

引張強さ

はく離強さ

360以上

150以上

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L 3201 : 2002

表3

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

95以上

16以下

2以下

水 %

3以下

引張強さ

はく離強さ

310以上

130以上

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L 3201 : 2002

表4

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

80以上

16以下

2以下

水 %

3以下

引張強さ

はく離強さ

290以上

100以上

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L 3201 : 2002

表5

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

60以上

16以下

3以下

水 %

5以下

引張強さ

はく離強さ

230以上

60以上

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L 3201 : 2002

表6

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

60以上

16以下

3以下

水 %

5以下

引張強さ

はく離強さ

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L 3201 : 2002

表7

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

90以上

16以下

4以下

水 %

5以下

引張強さ

はく離強さ

250以上

80以上

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10

L 3201 : 2002

表8

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

70以上

16以下

4以下

水 %

5以下

引張強さ

はく離強さ

180以上

50以上

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11

L 3201 : 2002

表9

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

60以上

16以下

4以下

水 %

7以下

引張強さ

はく離強さ

150以上

30以上

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L 3201 : 2002

表10

種類

厚さ

単位面積当

長さ

たりの質量

羊毛

水分率

可溶性物質含有率

ジクロロメタン

混用率

120以上

400以上

60以上

16以下

4以下

水 %

7以下

引張強さ

はく離強さ

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13

L 3201 : 2002

6. 試験方法

6.1

試験室及び試料の準備 試験室は,原則として標準状態(2)とする。試料は,この試験室中に放置し

て1時間以上の間隔で質量を測定し,その前後の質量差が,後の質量の0.03%以内となったものを用いる。

注(2) JIS L 0105に規定する標準状態とする。

備考 試験室が標準状態に保たれない場合は,試験時の温度及び湿度を記録に付記する。

6.2

厚さ 厚さの試験は,スナップゲージ(測定子の底面直径30mm)を用いて表11の荷重を加え,幅

の方向にランダムに5か所を選んで0.1mmまで測定し,その平均値を求め,JIS Z 8401によって小数点以

下1けたに丸める。

表11 荷重

単位 N

種類

荷重

6.3

単位面積当たりの質量 単位面積当たりの質量の試験は,試料の両端から100mmずつ除いた部分に

ついて,200mm×200mmの試験片をランダムに3個採取し,質量を1gまで測定し,その平均値を求め,

JIS Z 8401によって整数に丸める。

6.4

羊毛混用率 羊毛混用率の試験は,JIS L 1030-1及び/又はJIS L 1030-2によって行う。ただし,正

量混用率によって算出する。

6.5

水分率 水分率の試験は,試験片を3個採取し,乾燥前のそれぞれの質量を測定し,これを105±2℃

で絶乾状態にした後,再度質量を測定し,次の式によって水分率を算出し,3枚の平均値を求め,JIS Z 8401

によって小数点以下1けたに丸める。

mr

m

m'

×

100

m'

ここに, mr: 水分率 (%)

m: 乾燥前の試験片の質量 (g)

m': 試験片の絶乾質量 (g)

6.6

ジクロロメタン可溶性物質含有率 ジクロロメタン可溶性物質含有率の試験は,次のとおり行う。

a) 試料から約5gの試験片を採取し,これを3mm角以下に切断して,絶乾質量を量った後フラスコに移

し,共通すり合わせソックスレー抽出器(3)を用いてジクロロメタン(4)150mlで4時間(少なくとも20

回サイホン)抽出する。

注(3) JIS R 3503に規定のもの。

(4) JIS K 8161に規定する特級のもの。

b) 次に,試料部にたまった溶液をフラスコに戻し,抽出液を5ml以下に濃縮した後(必要があれば1G1

又は3G1のガラスろ過器でろ過する。),あらかじめ絶乾質量を量ったひょう量瓶に移す。

c) さらに,ジクロロメタンでフラスコ内を洗浄し,洗液を[ガラスろ過器を用いた場合は,この洗液も

b)で用いたガラスろ過器でろ過した後]ひょう量瓶に入れた後,水浴上でジクロロメタンを揮散させ,

その残分を105±2℃の熱風乾燥機で乾燥し,絶乾質量を量る。

d) 次の式によってジクロロメタン可溶性物質含有率を算出し,2回の平均値を求め,JIS Z 8401によっ

て小数点以下2けたに丸める。

mdm=

m

100

m

1

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L 3201 : 2002

ここに, mdm: ジクロロメタン可溶性物質含有率 (%)

m1: 抽出前の試験片の絶乾質量 (g)

m2: 抽出物の絶乾質量 (g)

6.7

水可溶性物質含有率 水可溶性物質含有率の試験は,試料を約5g採取し,105±2℃で絶乾状態にし

た後質量を測定し,その試料をフラスコに移して約200mlの水を加え,15分間煮沸した後十分に水洗し,

105±2℃で絶乾状態にした後,再度質量を測定し,次の式によって算出し,JIS Z 8401によって小数点以

下1けたに丸める。

m

f

m

d

m

e

×

100

m

d

ここに, mf: 水可溶性物質含有率 (%)

md: 試料の絶乾質量 (g)

me: 煮沸水洗後の試料の絶乾質量 (g)

6.8

pH pHの試験は,試料を約5g採取し,これに200mlの水を加え,15分間煮沸して抽出液を作り,

ガラス電極pH計でJIS Z 8802の7.2(測定方法)によって測定する。

6.9

引張強さ 引張強さの試験は,試料のたて方向及びよこ方向に大きさ50mm×200mmの試験片それ

ぞれ5個を採取し,引張試験機によって,引張速度300±50mm/min,つかみ間隔100mmで試験し,次の

式によって単位断面積当たりの引張強さを算出し,たて方向及びよこ方向それぞれ5枚の平均値を求め,

JIS Z 8401によって有効数字3けたに丸める。ただし,試験片の断面積は,6.2によって得た値に幅50mm

を乗じた値を用い,引張荷重は有効数字3けたまでの測定値を用いる。

備考 引張強さに用いる試験機は,当分の間,引張強さが従来単位によって表示されたものを使用し

てよい。この場合,引張強さは,1kgf=9.806 65Nの換算率でSI単位に換算し,JIS Z 8401

よって有効数字3けたに丸める。

F

F

w

A

ここに,

F: 引張強さ (N/cm2)

Fw: 引張荷重 (N)

A: 試験片の断面積 (cm2)

6.10 はく離強さ はく離強さの試験は,試料のたて方向及びよこ方向に大きさ50mm×200mmの試験片

をそれぞれ5個採取し,試験片の一端を長さの方向に,深さ50mmまで厚さを等分に切り込み,切り開い

た2片を引張試験機で30mmつかみ,300±50mm/minの速度で引きはがし,はく離したときの最大荷重を

1Nまで量り,たて方向及びよこ方向それぞれ5枚の平均値を求め,JIS Z 8401によって整数に丸める。

備考 はく離強さに用いる試験機は,当分の間,はく離強さが従来単位によって表示されたものを使

用してよい。この場合,はく離強さは1kgf=9.806 65Nの換算率でSI単位に換算し,JIS Z 8401

によって整数に丸める。

7. 検査方法 フェルトは,4.について検査を行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的な抜取検査

方式によって行う。

8. 表示 フェルトには,製品ごとに適切な方法で,次の事項を表示しなければならない。

a) 種類

b) 厚さ

c) 幅及び長さ

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L 3201 : 2002

d) 製造業者名又はその略号

JIS L 3201 羊毛長尺フェルト改正原案作成委員会 構成表

氏名

(委員長)

小 林 茂 雄

小 倉 悟

松 浦 高 司

高 橋 和 夫

柴 崎 増 治

森 数 馬

佐 藤 倭 敏

鈴 木 龍 雄

清 水 昭 二

佐 藤 悦 康

種 廣 重 一

大 村 恒 雄

日 置 有 一

土 屋 勇 夫

井 原 寛 夫

松 田 寿 一

古 屋 匡 蔵

吉 田 和 正

古 屋 匡 蔵

(事務局)

所属

共立女子大学家政学部

工業技術院繊維化学規格課

工業技術院繊維化学規格課

通商産業省生活産業局繊維製品課

通商産業省製品評価技術センター

財団法人毛製品検査協会

財団法人日本化学繊維検査協会

株式会社フジコー

日本フェルト工業株式会社

丸新フェルト紡織株式会社

日本毛織株式会社インテリヤ寝装部

大村合名会社

日置株式会社

フェルテック株式会社

千代田インテグレ株式会社

押谷フェルト化成株式会社

日本フェルト工業組合

成和フェルト株式会社

社団法人日本フェルト協会

日本工業標準調査会標準部会 消費生活技術専門委員会 構成表

(委員会長)

(委員)

氏名

小 川 昭二郎

秋 庭 悦 子

井 村 五 郎

入 江 稔 員

長 見 萬里野

口ノ町 康 夫

小 熊 誠 次

佐 野 真理子

所 村 利 男

高 野 信 一

堤 暢 廣

土 橋 明 美

長久保 徹

鍋 嶋 詢 三

橋 本 享

菱 木 純 子

肥 塚 忠 雄

万 代 善 久

村 田 政 光

所属

お茶の水女子大学

社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会

千葉工業大学

社団法人日本ガス石油機器工業会

財団法人日本消費者協会

独立行政法人産業技術総合研究所

社団法人日本オフィス家具協会

主婦連合会

独立行政法人製品評価技術基盤機構

社団法人日本電機工業会

社団法人繊維評価技術協議会

文化女子大学

財団法人製品安全協会

社団法人消費者関連専門家会議

株式会社西友

全国地域婦人団体連絡協議会

社団法人日本住宅設備システム協会

財団法人共用品推進機構

財団法人日本文化用品安全試験所