2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
M 2504-1992
鉱山用I形鋼及び継目板
I section steels and fish plates for mine
1. 適用範囲 この規格は,鉱山において使用する支保用I形鋼(以下I形鋼という。)及びこれを使用し
て施枠する剛性鋼枠の継目板(以下,継目板という。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS G 0303 鋼材の検査通則
JIS G 1214 鉄及び鋼中のりん定量方法
JIS G 1215 鉄及び鋼中の硫黄定量方法
JIS G 1252 炭素鋼及び低合金鋼の発光分光分析方法
JIS G 1253 鉄及び鋼の光電測光法による発光分光分析方法
JIS G 1256 鉄及び鋼の蛍光X線分析方法
JIS G 1257 鉄及び鋼の原子吸光分析方法
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3192 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS Z 2201 金属材料引張試験片
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考値である。
なお,1N/mm2は1MPaである。
2. 種類及び記号
2.1
I形鋼 I形鋼の種類及び記号は,表1のとおりとする。
表1 I形鋼の種類及び記号
2.2
種類
記号
甲
乙
丙
継目板 継目板の種類は,表2のとおりとする。
表2 継目板の種類
種類
適用I形鋼
U形
甲
乙
丙
M形
甲
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2
M 2504-1992
種類
適用I形鋼
乙
丙
3. 化学成分及び機械的性質 I形鋼及び継目板の化学成分及び機械的性質は,表3による。
表3 化学成分及び機械的性質
種類
記号
I形鋼
化学成分 %
甲
乙
丙
機械的性質
引張強さ
伸び
0.050以下
0.050以下
657 {67} 以上
12以上
継目板
化学成分及び機械的性質
JIS G 3101のSS 400又はこ
れと同等以上のものとす
る。
備考 化学成分は,とりべ分析による。
4. 断面形状,寸法及び質量
4.1
I形鋼 I形鋼の断面形状,寸法及び質量は,図1(a)による。
なお,継目穴をあける場合は,その寸法は図1(b)による。
図1 I形鋼
単位mm
種類
断面寸法
甲
乙
丙
断面積
質量
参考 重心の位置,断面二次モーメント,断面二次半径及び断面係
数は,参考表1に示す。
単位mm
種類
甲
乙
丙
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3
M 2504-1992
参考表1 I形鋼の断面特性
4.2
種類
重心の位置
断面二次モー
メント cm4
甲
乙
丙
断面二次半径
断面係数
継目板 継目板の断面形状,寸法及び質量は,図2〜4による。
図2 U形継目板(断面図)
図3 M形継目板(断面図)
単位 mm
種類
U形
甲
乙
丙
単位 mm
種類
M形
甲
乙
丙
図4 継目板(側面図)
単位 mm
種類
甲
乙
丙
甲
1枚の質量
U形
M形
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M 2504-1992
単位 mm
種類
乙
丙
1枚の質量
備考 L,l1,l2及びl3は,弧の長さとする。
単位 m
継目板の曲
率半径 R
参考 継目板の曲率半径と鋼枠部材の曲率半径との関係は参考表2に示す。
参考表2 曲率半径と適用範囲
単位 m
継目板曲率半径
部材曲率半径の適用範囲
5. 寸法の許容差
5.1
I形鋼 I形鋼の寸法の許容差は,表4による。
表4 I形鋼の寸法許容差
単位 mm
区分
寸法の許容差
ウエブの高さ (A)
フランジの幅 (B)
ウエブの厚さ (t1)
長さ1 000又はその端数を増すごと
に,上記+の許容差に5を加える。
ただし,最大120にとどめる。
長
さ 長さ7 000以下
長さ7000を超えるも
の
穴の径と位置
5.2
継目板 継目板の寸法の許容差は,表5による。
表5 継目板の寸法許容差
単位 mm
区分
寸法の許容差
長さ (L)
穴の相互位置
6. 外観 I形鋼及び継目板には,使用上有害な欠陥があってはならない。ただし,表面に有害な欠陥の
ある場合は,JIS G 3192の9.(外観)の規定によって,補修を行うことができる。
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M 2504-1992
7. 試験 I形鋼の試験は,次による。ただし,継目板材料の試験は,JIS G 3101による。
(1) 分析試験
(1.1) 分析試験の一般事項及び分析試料のとり方は,JIS G 0303の3.(化学成分)の規定による。
(1.2) 分析方法は,次のいずれかによる。
(a) JIS G 1214
(b) JIS G 1215
(c) JIS G 1252
(d) JIS G 1253
(e) JIS G 1256
(f) JIS G 1257
(2) 機械試験
(2.1) 機械試験の一般事項は,JIS G 0303の4.(機械的性質)の規定による。ただし,供試材のとり方は
A類によって,試験片の数及び採取位置は,次による。
(a) 試験片の数は,同一溶鋼及び同一種類に属するものを一括して1個とする。ただし,50tを超えると
きは2個とする。
(b) 試験片の採取位置は,図5による。
図5 試験片採取位置
(2.2) 引張試験片は,JIS Z 2201に規定する1A号試験片を用いる。
(2.3) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。
8. 検査
8.1
化学成分,機械的性質,形状,寸法,質量及び外観の検査は,3.〜6.の規定に適合しなければならな
い。
8.2
再検査 引張試験で合格にならなかったI形鋼及び継目板材料は,JIS G 0303の4.4(再試験)の規
定によって再試験を行って合否を決定する。
9. 製品の呼び方
9.1
鉱山用I形鋼は名称及び種類,又は記号による。
例1. 鉱山用I形鋼甲
例2. SMI 105
9.2
継目板は名称及び種類,又は適用I形鋼及び形状区分による。
例1. 鉱山用I形鋼継目板U形甲
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M 2504-1992
例2. SMI 105U
10. 表示
10.1 I形鋼には1本ごと又は1結束ごとに,次の項目を適切な方法で明示しなければならない。
(1) 種類の記号
(2) 製造業者名又はその略号
10.2 継目板には,継目板腹部の内面に,継目板の曲率半径を刻印で次の例によって明示しなければなら
ない。
例 109