R 5210:2009

ページ

1 適用範囲 ························································································································· 1

2 引用規格 ························································································································· 1

3 種類及び構成 ··················································································································· 1

4 品質······························································································································· 2

4.1 一般事項 ······················································································································ 2

4.2 全アルカリ量の算出 ······································································································· 2

4.3 鉱物量の算出 ················································································································ 2

5 原材料···························································································································· 4

5.1 クリンカー ··················································································································· 4

5.2 せっこう ······················································································································ 4

5.3 少量混合成分 ················································································································ 4

5.4 粉砕助剤 ······················································································································ 5

6 試験方法 ························································································································· 5

6.1 密度,比表面積,凝結,安定性及び圧縮強さ ······································································· 5

6.2 化学成分 ······················································································································ 5

6.3 水和熱 ························································································································· 5

7 検査······························································································································· 5

8 包装······························································································································· 5

9 表示······························································································································· 5

10 報告 ····························································································································· 5

附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表······························································ 12

(1)

R 5210:2009

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人セメント

協会(JCA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 5210:2003は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。

(2)

日本工業規格

JIS

R 5210:2009

ポルトランドセメント

Portland cement

1

適用範囲

この規格は,ポルトランドセメントについて規定する。

なお,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を附属書Aに記載する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS A 6201 コンクリート用フライアッシュ

JIS M 8850 石灰石分析方法

JIS R 5201 セメントの物理試験方法

JIS R 5202 ポルトランドセメントの化学分析方法

JIS R 5203 セメントの水和熱測定方法(溶解熱方法)

JIS R 5204 セメントの蛍光X線分析方法

JIS R 5211 高炉セメント

JIS R 5212 シリカセメント

JIS R 9151 セメント用天然せっこう

JIS Z 1505 クラフト紙袋−セメント用

3

種類及び構成

ポルトランドセメントの種類は次の12種類とし,ポルトランドセメントの構成は表1による。

なお,少量混合成分は5.3に規定するものを組み合わせて用いてもよい。また,粉砕助剤の使用量はポ

ルトランドセメントに対し,質量で1 %未満とする。

a) 普通ポルトランドセメント

b) 早強ポルトランドセメント

c) 超早強ポルトランドセメント

d) 中庸熱ポルトランドセメント

e) 低熱ポルトランドセメント

f)

耐硫酸塩ポルトランドセメント

g) 普通ポルトランドセメント(低アルカリ形)

h) 早強ポルトランドセメント(低アルカリ形)

i)

超早強ポルトランドセメント(低アルカリ形)

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2

R 5210:2009

j)

中庸熱ポルトランドセメント(低アルカリ形)

k) 低熱ポルトランドセメント(低アルカリ形)

l)

耐硫酸塩ポルトランドセメント(低アルカリ形)

表1−ポルトランドセメントの構成

種類

クリンカー及び

せっこうの合量

(質量%)

少量混合成分の

合量

(質量%)

普通ポルトランドセメント

普通ポルトランドセメント(低アルカリ形)

95以上100以下

0以上5以下

早強ポルトランドセメント

早強ポルトランドセメント(低アルカリ形)

95以上100以下

0以上5以下

超早強ポルトランドセメント

超早強ポルトランドセメント(低アルカリ形)

95以上100以下

0以上5以下

中庸熱ポルトランドセメント

中庸熱ポルトランドセメント(低アルカリ形)

低熱ポルトランドセメント

低熱ポルトランドセメント(低アルカリ形)

耐硫酸塩ポルトランドセメント

耐硫酸塩ポルトランドセメント(低アルカリ形)

4

品質

4.1

一般事項

ポルトランドセメントの品質は,箇条6によって試験し,表2の規定に適合しなければならない。

なお,安定性は,パット法又はルシャテリエ法のいずれかの規定に適合すればよい。また,表2の全ア

ルカリ量は4.2によって,表2の鉱物組成の各鉱物量は4.3によって算出する。

4.2

全アルカリ量の算出

全アルカリ量は,JIS R 5202又はJIS R 5204による化学分析の結果から,式(1)によって算出し,四捨五

入によって小数点以下2けたに丸める。

Na2Oeq=Na2O+0.658×K2O ························································· (1)

ここに,

4.3

Na2Oeq: ポルトランドセメント中の全アルカリの含有率(%)

Na2O: ポルトランドセメント中の酸化ナトリウムの含有率(%)

K2O: ポルトランドセメント中の酸化カリウムの含有率(%)

鉱物量の算出

鉱物量は,JIS R 5202又はJIS R 5204による化学分析の結果から,式(2)〜式(4)によって算出し,四捨五

入によって整数に丸める。

3CaO・SiO2=(4.07×CaO)−(7.60×SiO2)−(6.72×Al2O3)−

(1.43×Fe2O3)−(2.85×SO3) ·········································· (2)

2CaO・SiO2=(2.87×SiO2)−(0.754×3CaO・SiO2) ································ (3)

3CaO・Al2O3=(2.65×Al2O3)−(1.69×Fe2O3) ······································ (4)

ここに, 3CaO・SiO2: ポルトランドセメント中のけい酸三カルシウムの含有

率(%)

2CaO・SiO2: ポルトランドセメント中のけい酸二カルシウムの含有

率(%)

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3

R 5210:2009

3CaO・Al2O3: ポルトランドセメント中のアルミン酸三カルシウムの

含有率(%)

CaO: ポルトランドセメント中の酸化カルシウムの含有率

(%)

SiO2: ポルトランドセメント中の二酸化けい素の含有率(%)

Al2O3: ポルトランドセメント中の酸化アルミニウムの含有率

(%)

Fe2O3: ポルトランドセメント中の酸化鉄(III)の含有率(%)

SO3: ポルトランドセメント中の三酸化硫黄の含有率(%)

表2−ポルトランドセメントの品質

品質

普通

普通

早強

早強

超早強

超早強

ポルトランド

ポルトランド

ポルトランド

ポルトランド

ポルトランド

ポルトランド

セメント

.セメント

セメント

セメント

セメント

(低アルカリ形)

セメント

(低アルカリ形)

(低アルカリ形)

密度a) g/cm3

比表面積 cm2/g

2 500以上

3 300以上

4 000以上

凝結

始発 min

60以上

45以上

45以上

終結 h

10以下

10以下

10以下

安定性 パット法

ルシャテリエ法 mm

10以下

10以下

10以下

10.0以上

20.0以上

12.5以上

20.0以上

30.0以上

22.5以上

32.5以上

40.0以上

42.5以上

47.5以上

50.0以上

圧縮

強さ

水和熱

化学

成分

酸化マグネシウム

5.0以下

5.0以下

5.0以下

三酸化硫黄

3.5以下

3.5以下

4.5以下

強熱減量

5.0以下

5.0以下

全アルカリ

塩化物イオン

注a) 測定値を報告する。

0.75以下

0.60以下

0.035以下

0.75以下

0.60以下

0.02以下

5.0以下

0.75以下

0.60以下

0.02以下

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4

R 5210:2009

表2−ポルトランドセメントの品質(続き)

品質

中庸熱

中庸熱

低熱

低熱

耐硫酸塩

耐硫酸塩

ポルトランド

ポルトランド

ポルトランド

ポルトランド

ポルトランド

ポルトランド

セメント

セメント

セメント

セメント

セメント

セメント

(低アルカリ形)

(低アルカリ形)

(低アルカリ形)

密度a) g/cm3

比表面積 cm2/g

2 500以上

2 500以上

2 500以上

凝結

始発 min

60以上

60以上

60以上

終結 h

10以下

10以下

10以下

ルシャテリエ法 mm

10以下

10以下

10以下

7.5以上

10.0以上

15.0以上

7.5以上

20.0以上

32.5以上

22.5以上

40.0以上

42.5以上

290以下

250以下

340以下

290以下

酸化マグネシウム

5.0以下

5.0以下

5.0以下

三酸化硫黄

3.0以下

3.5以下

3.0以下

強熱減量

3.0以下

3.0以下

3.0以下

安定性 パット法

圧縮

強さ

水和熱

化学

成分

全アルカリ

鉱物

組成

0.75以下

0.60以下

塩化物イオン

0.02以下

けい酸三カルシウム

けい酸二カルシウム

アルミン酸三カルシウ

注a) 測定値を報告する。

5

原材料

5.1

クリンカー

0.75以下

0.60以下

0.75以下

0.60以下

0.02以下

0.02以下

50以下

40以上

8以下

6以下

4以下

けい素,アルミニウム,鉄,カルシウムのいずれかを含む原料を適切な割合で混ぜ,その一部が溶融す

るまで焼成して得られたものとする。

5.2

せっこう

JIS R 9151に規定するセメント用天然せっこう又はこれに準じるものとする。

5.3

少量混合成分

少量混合成分は,次に規定する4種類とする。

a) JIS R 5211の5.3(高炉スラグ)に規定する高炉スラグ。

b) JIS R 5212の5.3(シリカ質混合材)に規定するシリカ質混合材。

c) JIS A 6201に規定するフライアッシュI種又はフライアッシュII種。

d) 炭酸カルシウムの含有率が90 %以上,かつ,酸化アルミニウムの含有率が1.0 %以下の品質をもつ石

灰石。石灰石中の酸化アルミニウム含有率は,JIS M 8850又はJIS R 5204によって求める。石灰石中

の炭酸カルシウム含有率は,JIS M 8850又はJIS R 5204によって酸化カルシウム含有率を求め,式(5)

によって炭酸カルシウム含有率に換算する。

CaCO

3

=CaO

×

100

.

09

································································ (5)

56

.

08

5

R 5210:2009

ここに, CaCO3: 少量混合成分に用いる石灰石中の炭酸カルシウムの含有

率(%)

CaO: JIS M 8850又はJIS R 5204によって求めた石灰石中の酸化

カルシウム含有率(%)

5.4

粉砕助剤

セメントの品質に影響を及ぼさないことを確かめたものとする。

6

試験方法

6.1

密度,比表面積,凝結,安定性及び圧縮強さ

密度,比表面積,凝結,安定性及び圧縮強さの試験は,JIS R 5201による。

6.2

化学成分

化学成分の試験は,JIS R 5202又はJIS R 5204による。ただし,塩化物イオンの測定は,JIS R 5202

箇条21(塩素の定量方法)による。

6.3

水和熱

水和熱の試験は,JIS R 5203による。

7

検査

ポルトランドセメントの検査は,合理的な抜取方式によって試料を採取し,箇条4については箇条6に

よって試験を行い,合否を決定する。

8

包装

ポルトランドセメントを包装する場合は,JIS Z 1505に規定する紙袋を用いる。

9

表示

ポルトランドセメントを包装する場合は,袋の外面に次の事項を表示する。ただし,普通ポルトランド

セメントの場合は,種類を省略してもよい。

なお,出荷日は,受渡当事者間の協定によって適切な形式の表示を記入することができる。

a) 名称

b) 種類

c) 正味質量

d) 製造業者名又はその略号

10 報告

生産者は,購入者から要求があった場合には,試験成績表を提出しなければならない。試験成績表の標

準様式は,表3〜表8による。ただし,低アルカリ形のポルトランドセメントの場合は,それぞれ標準様

式において,セメントの名称を変更し,全アルカリのJIS規格値を0.60 %以下とする。

なお,これらの表は,必要に応じて合併してもよい。

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6

R 5210:2009

表3−試験成績表の標準様式

年 月度

生産者名

株式会社

普通ポルトランドセメント

品 質

密度 g/cm3

比表面積 cm2/g

安定性

圧縮強さ

水和熱

化学成分

平均値

標準偏差

最大値

(最小値)

(最小値)

最大値

水量 %

始発 min

終結 h

2 500以上

60以上

10以下

パット法

ルシャテリエ法 mm

10以下

12.5以上

22.5以上

酸化マグネシウム

42.5以上

5.0以下

最大値

三酸化硫黄

強熱減量

全アルカリ

塩化物イオン

3.5以下

5.0以下

0.75以下

0.035以下

最大値

最大値

最大値

最大値

備考

連絡先

試験成績

JIS規格値

社名・担当

所 在

電話番号

最大値

page

7

R 5210:2009

表4−試験成績表の標準様式

年 月度

生産者名

品 質

密度 g/cm3

比表面積 cm2/g

安定性

圧縮強さ

化学成分

JIS規格値

平均値

標準偏差

最大値

(最小値)

水量 %

3 300以上

始発 min

終結 h

パット法

ルシャテリエ法 mm

45以上

10以下

10以下

(最小値)

最大値

最大値

10.0以上

20.0以上

32.5以上

47.5以上

酸化マグネシウム

三酸化硫黄

強熱減量

全アルカリ

5.0以下

3.5以下

5.0以下

0.75以下

最大値

最大値

最大値

最大値

塩化物イオン

0.02以下

最大値

備考

連絡先

株式会社

早強ポルトランドセメント

試験成績

社名・担当

所 在

電話番号

page

8

R 5210:2009

表5−試験成績表の標準様式

年 月度

生産者名

品 質

密度 g/cm3

比表面積 cm2/g

安定性

圧縮強さ

化学成分

JIS規格値

平均値

標準偏差

最大値

(最小値)

水量 %

4 000以上

始発 min

終結 h

パット法

ルシャテリエ法 mm

45以上

10以下

10以下

(最小値)

最大値

最大値

20.0以上

30.0以上

40.0以上

50.0以上

酸化マグネシウム

三酸化硫黄

強熱減量

全アルカリ

5.0以下

4.5以下

5.0以下

0.75以下

最大値

最大値

最大値

最大値

塩化物イオン

0.02以下

最大値

備考

連絡先

株式会社

超早強ポルトランドセメント

試験成績

社名・担当

所 在

電話番号

page

9

R 5210:2009

表6−試験成績表の標準様式

年 月度

生産者名

品 質

密度 g/cm3

比表面積 cm2/g

安定性

圧縮強さ

水和熱

化学成分

鉱物組成

JIS規格値

平均値

標準偏差

最大値

(最小値)

水量 %

2 500以上

始発 min

終結 h

パット法

ルシャテリエ法 mm

60以上

10以下

10以下

(最小値)

最大値

最大値

7.5以上

15.0以上

32.5以上

290以下

最大値

酸化マグネシウム

三酸化硫黄

強熱減量

340以下

5.0以下

3.0以下

3.0以下

最大値

最大値

最大値

最大値

全アルカリ

塩化物イオン

けい酸三カルシウム

0.75以下

0.02以下

50以下

最大値

最大値

最大値

アルミン酸三カルシ

ウム

8以下

最大値

備考

連絡先

株式会社

中庸熱ポルトランドセメント

試験成績

社名・担当

所 在

電話番号

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10

R 5210:2009

表7−試験成績表の標準様式

年 月度

生産者名

品 質

密度 g/cm3

比表面積 cm2/g

安定性

圧縮強さ

水和熱

化学成分

鉱物組成

JIS規格値

平均値

標準偏差

最大値

(最小値)

水量 %

2 500以上

始発 min

終結 h

パット法

ルシャテリエ法 mm

60以上

10以下

10以下

(最小値)

最大値

最大値

7.5以上

22.5以上

42.5以上

250以下

最大値

酸化マグネシウム

三酸化硫黄

強熱減量

290以下

5.0以下

3.5以下

3.0以下

最大値

最大値

最大値

最大値

全アルカリ

塩化物イオン

けい酸二カルシウム

0.75以下

0.02以下

40以上

最大値

最大値

(最小値)

アルミン酸三カルシ

ウム

6以下

最大値

備考

連絡先

株式会社

低熱ポルトランドセメント

試験成績

社名・担当

所 在

電話番号

page

11

R 5210:2009

表8−試験成績表の標準様式

年 月度

品 質

密度 g/cm3

比表面積 cm2/g

安定性

圧縮強さ

化学成分

鉱物組成

株式会社

耐硫酸塩ポルトランドセメント

試験成績

JIS規格値

平均値

標準偏差

最大値

(最小値)

水量 %

2 500以上

始発 min

終結 h

パット法

ルシャテリエ法 mm

60以上

10以下

10以下

(最小値)

最大値

最大値

酸化マグネシウム

10.0以上

20.0以上

40.0以上

5.0以下

最大値

三酸化硫黄

強熱減量

全アルカリ

塩化物イオン

3.0以下

3.0以下

0.75以下

0.02以下

最大値

最大値

最大値

最大値

アルミン酸三カルシ

ウム

4以下

最大値

備考

連絡先

生産者名

社名・担当

所 在

電話番号

page

現行規格(JIS R 5210:2009)

旧規格(JIS R 5210:2003)

改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

3 種類及び

構成

ポルトランドセメントの種類は次の12種

類とし,ポルトランドセメントの構成は表

1による。

3. 種類

附属書(規

定)

ポルトランドセメントの種類は,次の6種

類とする。

普通,早強及び超早強ポルトランドセメン

トの構成として,少量混合成分の合量(質

量%)を0以上5以下と規定。

6. 製造方

普通ポルトランドセメントにおいては,JIS

一部の早強及び超早強ポルトランドセメントに

R 5211の5.2(高炉スラグ),JIS R 5212の

おいて,注水後の早い時間にセメントペースト

4.2(シリカ質混合材),JIS A 6201に規定

の軟度が低下する場合があり,少量混合成分の

するフライアッシュ又は炭酸カルシウム含

混合によって,これを改善するため。

有率95 %以上を含むセメント製造用石灰

石を,それぞれ単独又は適宜組み合わせた

ものを加えて混合粉砕するか,あらかじめ

単独又は適宜組み合わせて粉砕したものを

加えて均一に混合してもよい。その総量は,

セメントの5 %以下とする。

普通ポルトランドセメントの三酸化硫黄の

規格値を3.5 %以下と規定。

4. 品質

普通ポルトランドセメントの三酸化硫黄の

規格値を3.0 %以下と規定。

クリンカーの原料としての廃棄物・副産物の使

用量の増大に伴い,クリンカー中のアルミン酸

三カルシウム(C3A)量が増加する傾向にあり,

セメントの水和反応を適切に制御するため,水

中膨張が問題とならない範囲で,三酸化硫黄の

上限値を引き上げた。

強熱減量の規格値を3.0 %以下と規定。

少量混合成分として石灰石を最大で5.0 %混合

した場合,強熱減量は3.0 %を超える可能性があ

り,規定内容での矛盾をなくすため。

4 品質

セメントの種類を分かりやすくするために,附

属書(規定)に規定していた低アルカリ形ポル

トランドセメントを,品質要求事項を変更する

ことなく本体に規定した。

強熱減量の規格値を5.0 %以下と規定。

附属書A

(参考)

技術上重要な改正に関する新旧対照表

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改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

5 原材料

原材料としてクリンカー,せっこう,少量

混合成分及び粉砕助剤を規定。

5. 原材料

原材料として,クリンカー及びせっこうを

規定。

旧規格の6.(製造方法)が削除されたため,製

造方法で規定されていた少量混合成分及び粉砕

助剤を,原材料として明確に規定した。

5.1 クリン

カー

けい素,アルミニウム,鉄,カルシウムの

いずれかを含む原料を適切な割合で混ぜ,

その一部が溶融するまで焼成して得られた

ものとする。

5.1 クリン

カー

クリンカーは,主として石灰質原料及び粘

土質原料を適切な割合で十分に混ぜ,その

一部が溶融するまで焼成したものを用い

る。

クリンカー原料を一般的な表現にした。

5.3 少量混

合成分

原材料として,明確に4種類規定した。

旧規格の6.(製造方法)に規定されていたが,

原材料として明確化した。

5.3 少量混

合成分

JIS A 6201に規定するフライアッシュI種

又はフライアッシュII種。

6. 製造方

JIS A 6201に規定するフライアッシュ。

JIS A 6201(最新版として2008年版追補)に規

定されているI〜IV種のうち,品質の観点からI

種又はII種に限定した。

5.3 少量混

合成分

炭酸カルシウムの含有率が90 %以上,か

つ,酸化アルミニウムの含有率が1.0 %以

下の品質をもつ石灰石。

6. 製造方

炭酸カルシウム95 %以上を含むセメント

製造用石灰石。

石灰石資源を有効活用し,更にコンクリート製

造時の混和剤添加量に影響を及ぼすと考えられ

る表土(粘土分)の混入を規制するため。

規格値が明確化したことに伴い,算出式を規定

した。

ポルトランドセメントの試験は,JIS R

5201,JIS R 5202,JIS R 5203及びJIS R

5204による。

試験項目ごとに適用する規格を明確化した。

石灰石中の炭酸カルシウムの含有率及び酸

化アルミニウムの含有率の求め方を規定。

6 試験方法 6.1 密度,比表面積,凝結,安定性及び圧

縮強さの試験は,JIS R 5201による。

7. 試験

旧規格(JIS R 5210:2003)

現行規格(JIS R 5210:2009)

6.2 化学成分の試験は,JIS R 5202又はJIS

R 5204による。ただし,塩化物イオンの測

定は,JIS R 5202の箇条21(塩素の定量方

法)による。

6.3 水和熱の試験は,JIS R 5203による。

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箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

6. 製造方

改正理由

内容

ポルトランドセメントは,クリンカーに適 製造方法の多様化を阻害しない観点から削除す

量のせっこうを加え,粉砕してつくる。な

ることとし,現行規格の箇条3(種類及び構成)

お,粉砕するときに粉砕助剤を用いる場合

の構成及び箇条5(原材料)において必要とな

は,セメントの品質に悪影響を及ぼさない

る規定値を規定した。

ことを確かめなければならない。その使用

量は,セメントの1 %以下とする。また,

普通ポルトランドセメントにおいては,JIS

R 5211の5.2(高炉スラグ),JIS R 5212の

4.2(シリカ質混合材),JIS A 6201に規定

するフライアッシュ又は炭酸カルシウム含

有率95 %以上を含むセメント製造用石灰

石を,それぞれ単独又は適宜組み合わせた

ものを加えて混合粉砕するか,あらかじめ

単独又は適宜組み合わせて粉砕したものを

加えて均一に混合してもよい。その総量は,

セメントの5 %以下とする。

旧規格(JIS R 5210:2003)

現行規格(JIS R 5210:2009)